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2人目、紅輝の騎竜師 ディーク が参加しました。
紅輝の騎竜師 ディークは、瘴狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 霧の海/上空 ―
やーっぱ、どっからどう突ついても怪しいよな、この霧。
[騎竜師の声に、彼を背に乗せた陽光の竜は、キュイ、と同意を示すように鳴いた]
だよなー。太陽が見えないんじゃお前も調子出ないだろうけど、もうちょっと頑張ってくれな、ヤクモ。
『キュキュ!』
[ふさふさした鬣を撫でられると、任せて、という声をあげて、ヤクモはばさりと羽ばたいて高度を上げた。飛翔する騎竜にもこの霧の海域から脱出する事は出来ない。まっすぐ飛んでいる筈なのに、いつのまにか元の場所に戻ってきてしまうのだ。これはもうなんらかの超常の力が働いているとしか考えられない事態だった]
ん…なんだ?
[どこまでも続くかのように見える霧の海、その狭間に、見慣れぬ影を見つけて、ディークはヤクモに合図を送る]
『キュー…』
[何かを感じたのか、陽竜はふるりと身を震わせて、躊躇う素振りを見せた]
…あー、まあ怪しいし、危ないかも、だけど、逃げ出すわけにはいかねーから、さ。
[ぽふ、と首筋を叩いた騎竜師に、キュイ!と、声を返したヤクモは意を決して正体不明の影…今は船影と判別できるようになったそれに向かって降下する]
結構、でかい船だな。それに古い……てか、あれって…
[それは、古いというよりは、ほぼ難破船としか思えぬぼろぼろの船だった。乗組員の姿も見えぬのに、音も無く進むその船の朽ちかけたマストには、青白い光の珠が、幾つも纏わり付き揺れている]
『キュキュー』
わかってる、調べるのは一度戻って報告してからだな。しっかし、ここで幽霊船かよ?なんかこう、ありがちすぎて笑えねえ…
[溜め息混じりにぼやきながら、紅輝の騎竜師は陽竜と共にとりあえず船団へ帰投しようと反転した。船団を率いるシンシャ王国第一王子カナン・ユウゲツに、「幽霊船」が現れたことの報告と、事態の打開のために、調査隊を幽霊船に送るべきだという進言を伝えるために**]
― 霧の海 ―
[ 陽光の輝きを纏った竜は、霧の中を慎重に降下して開拓船団の旗艦「八幡」の甲板へと舞い降りた ]
ディーク・カムナ。ただいま、帰投しました。
[ 待ち兼ねるカナンの前に立つや>>6、敬礼もそこそこに、発見した「幽霊船」についてを報告する ]
どう見ても、あの船は、この異変と関係あるとしか思えません。
ある程度の危険はあるかもしれませんが、事態の打開のためには調査隊を送るしかないと思います。
私とヤクモ、他に腕に覚えのある者と精霊師を合わせて10人程で、とりあえずの調査には足りるかと。
[ 自分がその調査隊の先頭に立つ事は、既定の事実として、許可を願う。眠り病のため、動ける乗組員の減っている中、それはぎりぎりの人数、と、ディークは考えていた* ]
― 霧の海/『八幡』甲板 ―
了解しました。
[ 調査隊派遣に、同意したカナンから改めて命を受け>>15ディークはぴしりと敬礼で応じる。最後に付け加えられた無茶はするな、という言葉には、僅かに苦笑が過った ]
...無理はしません。
[ 無茶をしない、ではなく、無理はしない、という約は、これもまた彼の基準ではぎりぎりのところ。
それでも命を投げ出すということは、共に生きると誓ったひとが、傍に在る今のディークには有り得ない...とは、カナンは知らぬことかもしれない]
とりあえず、調査隊が編成できるまでは「蛟」で待機します。
ヤクモも休ませなければいけませんし。
[ 陽光の竜は、名の通り、太陽の光を好む。それ故、霧に包まれた海域は、ヤクモにとっては負担のかかる場所だと判っていたから、適度な休息は必須だった ]
帰りがけに、シュタイフェ・ブリーゼにも寄って報告していきますから。
[ 通信による連絡も可能だろうが、ユウレンの代表であるゲルトには、直接状況を報せた方がいいだろうとの判断で、そう告げた。
カナンに異論がなければ、そのまま再びヤクモと共に空へと舞い上がる* ]
/*
わーい、ルーディだー。
そしてカナン様がやっぱり出て来る気なの把握wwディークが進言した時に言い出したら、そこで悶着になるとこだったよねww(言うとは思ったw)
― 霧の海 ―
『キュイ♪』
[ カナンの決意は露知らず、向けられたじと目には>>18微妙に目を逸らした騎竜師に反して、労いの言葉と共に撫でられた陽竜は嬉しげに鼻先を擦り寄せる ]
では、失礼します。
[ 舞い上がり向かうのはシュタイフェ・ブリーゼ...『蛟』で待っているガートルード>>24に無事な姿を見せる事が出来るのは、まだ少し後になりそうだ ]
...まーた、心配かけちまうけどなあ。
[ ぼそり、落とした呟きに、キュイ、と陽竜が応じる ]
わーってるよ、だからこそ無事に戻れるように力を尽くす。俺がルーディを泣かせるわけにはいかないんだからな。
[ それが、ディークが彼女に想いを告げてから胸に抱く誓い。...とはいえ、すぐに性格が変わるわけでもない辺り、カナンの慧眼といえるだろうか* ]
― 霧の海/シュタイフェ・ブリーゼ ―
ゲルト!
[ すでに慣れた様子で、甲板の上に降り立ったヤクモの背から降りると、ディークは、艦長であり、この航路開拓事業では、ユウレンの代表でもある白狼児の姿を見つけると>>12声をかけた ]
やっぱり、怪しいのが出ました。調査隊を派遣することになったんで、そっちからも誰か寄越してもらえますか?
[ 航海の最初より物言いが大分直截になったのは、相手の人柄の影響と、心理的な距離が縮んだせいの両方だろう。
続いて、発見した幽霊船についても、出来るだけのことを伝えておく ]
あんまりにも怪し過ぎて怪しい、て、感じでもあるんだけど。
[ 苦笑と共に告げたのは、カナンには言わなかった直感からの言葉。
言えば自分も調査隊に加わると、言い出しかねないと懸念して、口にしなかったのだが、言わずとも、すでに手遅れ気味>>20とは、まだ気付いてはいなかった* ]
リォウリーが?そうか...それならお願いします。
正直、妖関係となると、うちの連中は不慣れだし。
[ シンシャは半妖のゲルトを見ただけで驚いた者がほとんどのお国柄だ、ゲルトが加わってくれれば正直心強かった ]
また殴り合いになるのは、俺的には勘弁して欲しいんですけどー
[ 殴り合って分かり合えれば楽>>41というゲルトの言葉には同意しかねると苦笑を返す。
しかし、実際に殴り合いとなったなら、先頭切って突っ込んでいくのは、当人無自覚の確定事項であった ]
― 霧の海/シュタイフェ・ブリーゼ ―
俺は一度『蛟』に戻ります。人数まとまったら『八幡』に集合してから出かけるってことにしようと思うんで、用意出来たら『八幡』に向かってください。
[ 舵は効かないが、手漕ぎの小舟は操ることができる。ばらばらに出発するのも危険だからと、そう伝えて、ディークは再びヤクモの背に戻った ]
それじゃ、また後で!
『キューイ!』
[ 騎竜師と陽光の竜の、挨拶の声が重なって、空へと舞い上がった** ]
/*
フェルだー(したぱた)←誰
挟んでごめんねー、しかし、展開的に幽霊船乗り込みまでは持っていかねばなのだよ><
― 霧の海/『蛟』 ―
ただいまーっと!
[ シュタイフェ・ブリーゼを離れて後、言葉通りに本来の乗艦『蛟』へと、陽竜と騎竜師は舞い降りる ]
やーっぱ、おかしなのが出たぜ。
[ 案じつつ待っていただろう艦長ガートルードに、まずは部下としての報告を(だいぶ砕けているがこれは『蛟』流だ)渡す ]
怪しすぎるけど、このままじゃ埒あかねえし、改めて調査隊組んで行ってくる。
― 霧の海/『蛟』 ―
ゲルトも一緒に行ってくれるみたいだから心強いぜ。
[ わざわざ笑顔で付け加えたのは、部下としてではなく、ガートルードを、少しでも安心させるため* ]
― 霧の海/『蛟』 ―
え...?
[ 報告とその追加に、返って来たきた答えに>>59思わず笑顔が固まったのはやむ無しか ]
いやでも『蛟』の指揮どうすん...
[ 反駁しかけた言葉は、副艦長で問題無いと言われればその通りなので、空しく宙に消えた ]
あー...
『キュイキュイ♪』
こら、喜ぶな、ヤクモ!
[ 止める言葉を探そうとするディークに反して、ガートルードに懐きまくっているヤクモは嬉しげに、すりすりと擦り寄っている ]
......わかった。一緒に行こう。
[ けれど結局、止めることはせずに、ディークは頷いた。どちらにしても異常事態の中、一緒に居る方が、いざという時護れるだけ安心かもしれないと、思い直したからだ、恐らくガートルードの方も、似たような心境なのだろうけれど ]
無茶はしないでくれよ?ルーディ。
[ それでも思わず小声で付け加えた言葉に、それどっかで聞いたよ?と言いたげに、ヤクモが『キュイ?』と首を傾げた** ]
― 霧の海/幽霊船 ―
結局、カナン様も来ちまうし...
[ やがて、集った調査隊は、ほぼ各艦の艦長や副艦長クラスを集めたといった形になった。それはそれで問題ないのだが、安全を保って欲しかった相手が悉く着いて来ているという状況は微妙と言えば微妙だ ]
まあ、この状況じゃ仕方ねえか。
[ 小舟で乗り込もうとする調査隊に先駆けて、ディークはヤクモと共に「幽霊船」の上空に到達している、小舟が接舷するのに合わせて甲板へと降下する手筈だった ]
しっかし、クレスが志願したってのは意外だったよなあ...
[ 幽霊船とか一番嫌いそうなのに、と、呟きつつ、鬼火のような青い火の玉が揺れる様を見下ろして... ]
...なんだ?
[ その火の玉の一つが、ふわりと浮き上がって近付いてくるのに気付いて目を瞠った ]
なん...?!
[ 火の玉は、瞬時に青白い光となって、騎竜師を包む ]
『キューイ!!』
[ 異変を感じた陽竜の声が、霧の海に高く響き渡った** ]
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