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― 幼き日 ―
[幼い頃は野山を走り回るような子供ではなかった。
当時から村長を務めていた父の手前、『いいこ』で居ることを望まれ、コンスタンツェやオットーのように悪戯をするなんてことは以ての外。
家の手伝いをして、遊びに出るにしても村の中だけ、誰かの下。
そんな環境に居たため、コンスタンツェ達のことは羨ましくも思っていた。
一度彼らの後をついて行こうとして、両親に引き戻されたこともある。
彼らが歳近いアルビンに懐く中、フランツはそれよりも年上、両親やそれ以上歳を重ねた者達と接することの方が多く。
結果、彼らとはどこか壁が出来、ディルドレのような年長者と言葉を交わすことが多くなった]
[それでも文句は一つも言わなかった。
言えなかった]
[自分は、『いいこ』でなければいけなかったから*]
― 数日前 ―
[父の様子がおかしいと感じたのは、例の旅人が来てからのこと。
村を歩く旅人が視界に入ると、無意識に目で追っているようだった]
………父さん?
[声をかければハッとした表情で意識を戻し、何でもない、と告げてくる。
その様子にフランツは首を捻るが、父は、気にするな、とだけ言って視線を逸らしていた]
[視線を逸らした父に代わり、フランツは旅人へと視線を向ける。
帽子を被っているため分かり難いが、整った顔立ちをしていると思う。
中性的、とでも言うのだろうか。
世の中にはこんな人物も居るのかと、そんな感想を抱いたものだ]
美人と言えば、美人だよな。
[旅人であることも手伝い、目立つ存在だと思う。
美形、美人、男女どちらでも当て嵌まる言葉。
その中で女性に形容することが多い「美人」を口にしたのは、ほぼ無意識*]
/*
これやっとかんと、と思い出して父の反応。
ところでニコラスが男装の麗人の場合、俺は男装の麗人ニコラスと2度目の強縁故となるわけだがwwww
どんな確率だw
― 庭園 ―
[返ってきたのは人当たりの良い笑み>>133。
コンスタンツェの時のような反応じゃないことに密かに安堵した]
あぁ……父は別の組の方に。
例外は無く、村長であっても監視下に在るべきと考えたようで。
勿論、俺も。
[帽子を目深に被り直す様子に、微かに首を傾ぐ。
言葉こそ丁寧だが、仕草が拒絶されているようで。
そんな風に感じ取ったがために、軽く顎を引いて唇を引き結んだ。
表情には苦笑のような困惑のような、綯い交ぜになった色]
ニコラスさん…でしたっけ?
これからしばらくよろしくお願いしますね。
[周りの話で聞いた名前を思い出しながら、相手に確認を取る*]
[いくじなし。
周りから見ればそう思われているのだろうか。
コンスタンツェが残していった言葉>>138に声を押し殺す時間が少し長引いた。
彼女が望むように直ぐに解放出来たらどんなに良いか。
けれど、父が考えることも理解出来るから、それに否は唱えられなくて。
結局、取り止めることは出来ないのだから、彼女にしてみればその通りに感じるのだろう]
[上手く伝えられないがために擦れ違う想い。
怒らせたいわけじゃないのに、上手く行かない。
そんな日々に溜息をついたのは、もう何度目のことだったか*]
― 庭園 ―
[ニコラスとの会話はどこか表面的なものとなったか。
深い付き合いでもないが故に在る壁が簡単に消えるはずも無く。
何か聞こうと口を開いたところで、名を呼ぶ声>>144が耳に入った]
アルビンさん。
どうも。
[そちらへと視線を向け、軽く会釈する。
神父として戻って来た彼を未だに名で呼ぶのは、そちらで呼び慣れているから。
彼が神父であることは受け入れているものの、今更神父様と呼ぶのもなんだかしっくりこなくて。
結局、以前のままで呼ぶことにしたのだ*]
― 庭園 ―
はは……うちだけ除外するわけにはいかないでしょう。
[もう何度目だろうか、この話題>>152は。
ここに来る前にも驚かれもしたのだから、もはや数え切れないかもしれない。
父は己すら例外に置かないことで皆を強引に納得させた部分もあった。
それが褒められたことなのかは、良く分からないが]
それだけ村のことを想っていると、思ってやってください。
[治める者とは、時に個よりも多を重んじなければならない。
それは常々聞かされていたことでもあったから、フランツ自身は父の考えに反対することは無く。
大人しく監視の場へとやってきたのだ]
アルビンさん、そいつも連れてきたんですか?
[示すのは、アルビンが抱えている黒猫。
撫でようと手を伸ばすが、さて、反応はどうだったろう*]
― 庭園 ―
ありがとうございます。
[数は少なくとも、理解者が居るのはありがたいもの。
声が柔らかい>>155のもあって、無意識、ホッと胸を撫で下ろしていた]
あぁ、それもそうですね。
お腹を空かせて彷徨わせるわけにもいかないし。
[黒猫を連れた理由>>156を聞き、納得の意思を示す。
伸ばした手は黒猫の耳の後ろを擽り、頭を撫でて離れた]
苦手な人はどうだったかな…。
居るようなら、極力近付けないようにするしか。
[懸念も致し方ない。
皆が皆、猫が平気とは限らないのだから*]
― 庭園 ―
へぇ、自分でも。
ただの家猫じゃなかったんだな。
[アルビン>>161の言葉に、後半は喉を鳴らす黒猫に向けつつ、指先で黒猫の頭を軽く突いて]
あぁ、そこもありましたね。
大人しくしてるんだぞ?
[アルビンに同意を向けながら、黒猫に再び声を向けた]
と、そろそろ中へどうです?
泊まる部屋は自由に選んで良いそうですよ。
[このまま立ち話を続けるのも、と思い、アルビンとニコラスへ交互に視線を向けながら、中へ入らないかと勧める。
外へ出てきた当初の目的はまた次の機会にすることにし、フランツもまた屋敷へと戻る心算だ*]
― 庭園 ―
なるほど、元々野良だったんですね。
[黒猫と同居することになった経緯>>168を聞けば、手をかけずとも生きていけることに納得する。
フランツの言葉に返事をするような鳴き声が聞こえれば、思わず笑みが零れた]
気前が良いからこそ、場所も提供してくれたのだとは思うのですが…。
えぇ、まぁ。
[アルビンが言わんとすること>>169は何となく察しがつく。
気前が良いのも事実だが、危機感が無さそうと言うのはフランツも思ったことがある。
言葉は濁したものの、こちらも同じことを思っていると言うのは恐らく伝わるだろう]
[ニコラスがどうするかを聞いてから、フランツは屋敷へと戻るべく玄関へと向かう。
扉に最初に手をかけることになるが、開いた後は後続に先を譲り、最後に中へと入った]
客間は二階です。
使用中の部屋はプレートがかかってるはずなので、一目で分かるかと。
[客間についてを告げた後、先に部屋へと向かう者とは別れ、フランツは台所を目指す**]
― 少し前/庭園 ―
ありがとうございます。
[最初の一言>>176に僅かに引っ掛かりはあったものの、賛辞を向けられれば悪い気はしない。
旅人に言われれば父のことを誇らしく思え、謝辞が口を突いて出た。
穏やかな声に拒絶の色もやや薄らいだように思う]
俺はフランツ。
フランツ・アルトナーです。
[訊ね返されて、相手が自分を知っているのも知らずに名乗った]
― 現在/台所 ―
[その後ニコラスも屋敷へと入り>>178、アルビンとは別れて。
フランツは飲み物を何かもらおうと台所へ。
ニコラスがついて来るようなら拒みはしない]
他にも飲む人居るかな…。
[ひとまずお湯を沸かし、ティーセットをいくつか。
茶葉を蒸らして多めに紅茶を抽出すると、ティーポットへと移してトレイに乗せた。
それを手に広間へと移動する]
― 広間 ―
[広間にはどのくらいの人数が集まっていたか。
人がいるようならテーブルの隅にトレイを置いて声をかける]
紅茶飲む人、居ます?
[声が返るようなら自分の分を入れる前に希望者に提供して。
それが終わった後に自分の紅茶を淹れていくつかあるソファーの片隅に落ち着いた]
― 広間 ―
[ディルドレが酒を飲んでいたらしいことはグラスの並びで知れた。
けれど、紅茶を受け取る彼女>>187に酔った様子は見受けられない。
最初に酒を望んだジェフロイはどうだろう、と視線を流す。
様子が知れれば意識は直ぐに紅茶へと向いた]
ディルドレさん、その服着てきたんですね。
[玄関で会った時は動揺が強くて意識が回らなかったが、改めてディルドレの姿を見れば雑貨屋に居る時の服装ではなく。
幾度かは見たことのある服装を示し声をかけた。
彼女がこの服を着る理由については、聞いたことがあったかどうか]
― 広間 ―
[アルビンが広間にやってきたのに気付いたのは、常は見ない険が消えてからのこと>>195]
アルビンさんも如何です?
茶請けは…すみません、なにぶん、得意ではないもので。
[そこまでは用意出来なかったと、紡ぐのは謝罪。
料理なんて普段はしないため、作れても簡単なものぐらいで。
菓子などは逆立ちしたって出来やしなかった]
― 広間 ―
はは…お手間かけます。
[アルビンの菓子の腕>>198は疑うべくも無い。
引き受けてくれる様子に感謝を抱きながら、淹れた紅茶を差し出す。
コンスタンツェ>>201にも差し出したが、視線は合わなかった。
それが不自然とは思わなかったけれど、苦い想いを抱くのも致し方ないこと。
紅茶を受けてくれただけ良かったと思うことにした]
― 広間 ―
オットー、紅茶要る?
[人を避けるようにして腰を落ち着けるオットー>>203にも声はかける。
無理に話そうと言う心算はなく、単に必要かどうかだけの確認。
こうして集まったのだから、と考えたはずなのに、いざその時となるとなかなか話題が浮かばない]
― 広間 ―
そっか、分かった。
[理由つきで遠慮が返れば>>208頷いて見せる。
気を使われた、とは気付けないが、想像していたよりも柔らかい言葉で返ってきたことに、フランツは自然と笑みを浮かべていた。
流石に紅茶の要る要らないだけで一喜一憂するほど、感情の起伏は激しくない…はず**]
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最近いやに眠い…。
理由は何となく分かっては居るんだけど、どうにか出来るものじゃないのがw
さぁ明日から開始だぞ、頑張ろう。
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まだ起きてて良かった…のかな。
折角楽しげな縁故もらったのだけど、体調崩したなら仕方ない。
参加の意思を示してくれてありがとう。
どこかでまた会えると良いな。
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で、目下の問題は…。
明日開始だから、明日の更新前まではこのままで、直前に人数変更するしかない、かな。
参加あぶれた人は居るんだが…今からだとちょっと連絡が難しい、かも。
とりあえず打診だけしておいて、飛び入りもあるか待っておく…か?
個人的には8人だとGJ出ると1日延びる可能性があるので、現時点で〆てしまうのも手だと思っていr
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あ、ちょっと待て。
明日の予定考えると8時前しか変更する時間無いな。
とりあえずその時間までは枠空けるとして…。
打診したところで多分難しそう、か。
ぐぬ。
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