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あっぶねーあっぶねー…
しっかし、あの人迷ったって言いかけてたよね?…ちょっと天然入ってそうだにー。
てーかきくならあっちの人に聞けよー…
[そう言いつつもう一人、私より先にいた客を見る]
私なら…うん、無理だね。さっきのお嬢様よりよっぽどやばそうなオーラぷんぷんするもん…
なんかきな臭すぎる…ちょっち掲示板覗いて見よっかな。どんな人がいるのか気になるし、みてこよー
「あ、コーヒーごちそうさまでーす」
うひぃ!
…ってなんだ、あの人じゃないや…
[改めてよく見ればさっきの人とは真逆、むしろ私よりだろう]
あーおはようございます…じゃなかったこんばんはー
えっと、私に何か?
[そう言った目の前の少女をよく観察してみる]
(憧れるって…農業やっててその肌って磨いたらどうなるのよさ)
[確かに手を見てみれば傷や泥がわずかに見えないこともない。だがそこを差し引いても肌は手入れしてるとは思えないほど綺麗で、訛りも彼女の雰囲気にマッチしていた]
いえいえー!こちらこそよろしくー!
あなたも噂を聞いてきたの?
あはは…実はこの前ライブをやったんだけどそれのレスポンスがね…
あ、私はローレル。友達はローリーとかローちゃんとかよぶんだ。あなたも好きに呼んで!
じゃあよろしくね!リュカちゃん!
なんだか騒がしいなぁ…
[リュカと名乗る少女と別れた後、私は本来の目的である掲示板を覗きに来ていた]
何かあったのかな?
[掲示板のすぐ隣にある集会所が騒がしい。かなりの人物が集まったのだろうか]
こういうのに私が言ってもなぁ…
[だが私は興味を持ってしまった。何かネタになるかもしれないと]
…ここでビビっちゃうからいつまでも売れないのかな…
[私の足は前には出てくれなかった]
掲示板は明日見ればいいよね
[踵を返し宿にもどっていく。私の顔は乾いた笑いを浮かべていた]
「ん…やっぱりもういない…かな…」
[先程>>150チャラ男みたいな声のかけられ方をした事を思い出して私は戻ってきた]
「寝つきが悪いからって…」
[なぜこんなところまで戻ってきてしまったのだろう。そう考えると自分が情緒不安定じゃないのかと不安になってくる]
「誰だったんだろうな…声は女の人だったけど」
「んに?」
[こんな夜遅くに出歩いている人がいた]
「って私も人のこと言えないなー…どうしたんだろ?」
[私はなんとなくその人を眺めていた]
「あれ、こっち向いた」
[夜明けにはまだ早く、都心ほど明るくはないこの村では相手の顔はよく見えない。
だが軍服を着ているらしいという事だけはわかる]
「ありー?またやんごとねえ感じの人かに?」
(ここには私みたいな一般人はおらんのか!)
[心の中でツッコミを入れる…そうしている間も軍服さん(取り敢えずこう呼ぶ)はこっちを見ていた]
(うひゃー、近づいてきた!)
[何かやってしまったのだろうか…そう考え心当たりを探す]
(あれだよ!エンブレムだよ!)
[探すまでもなく思い立った]
(と、とりあえず…)
な、なんだー。よかったー
[私は安堵のため息を漏らす]
いやー、なんかここにいる人たちみんなピリピリしてるっていうか誰もかれもやんごとなさそうなんですよー
てっきりあなたも…ね?
あ!私はローレル。ローリーでもローちゃんでも好きに呼んで!
んに…
[朝、目をさますとそこは宿屋ではなく集会所のすぐ近くにあるベンチだった]
ふぎ…
[背伸びをすると小気味いい音が背中から響く。朝が来たと実感させるのにはいい感覚だ]
にに…?
[そこでふと隣をみる。そこには昨日少し会話して眠ってしまったアイリさんがいた]
ふにしし…可愛い寝顔
[私はもう少し眺めていることにした]
ふに…満足!
[アイリさんの思ったよりも可愛らしい寝顔を見て満足した私は当てもなく歩き出す]
取り敢えず宿に戻る…?
[少し考えたが答えは否。それは私の主義に反する]
さーて!今日も見物見物!
うへー!おっきーなー!
[私は一晩寝れば大抵の事は忘れる、というか引きずらない。
自分でも都合のいい性格をしていると思う]
誰が住んでんだろー?
おーい!だーれーかーいーまーすーかー!
んにー?誰もいないのかなー?
[見るからに大きなお屋敷。集会所のすぐ近くなのに誰もいない…?]
んにー…残念だなぁ…
[私はまた辺りをぶらつき始めた]
ふに…
[目を覚ませば空は薄暗く、時計を見れば既に深夜を示す時刻]
うにー…中途半端に寝るものじゃなかった。
[私はまだ少し重い瞼を擦りながら夜の村を歩き出した]
ー村・西南方面ー
ふに…
[私はとあるバーのようなところに来ていた。この村の正門が南東の方にあるし、集会所や宿もそこらへんにあるから何かあれば駆けつけられる範囲だ]
マスター、コーラ頂戴。
[こういう時、女性ならファジーネーブルやらカシスオレンジやらと言うカクテルを飲むほうが様になるのだろうけど生憎私は未成年だ。いくら辺境の地とはいえ法律はまもらなければまずい。風営法とかは知らない]
それにー、私にお酒なんか出さないよねーマスター。
[静かに首肯するマスター。出会ってまだ数十分の関係だが私は店の雰囲気共々とても気に入っていた]
んくっ…ぷはっ…貸し切りって言うのも悪くないね…あ、マスター的には厳しいのかな?
[私がそう聞いてもマスターは体ごと横を向いたままだった。けどその唇は少し笑っているようにも思えた]
ふなー…
[何処かの妖精みたいな声をあげながらコーラを飲み干す。そろそろ人肌恋しくなってくる時間だ]
でもなー…動くのめんどい…マスター、オレンジジュース
[私は一人静かに飲み続ける…今日はここで夜を明かすことになるだろう]
ふに…?
[どうやら眠ってしまったようだった]
ふにー…ごめんねマスター
[私がそう言うとマスターは優しそうに首を振る。そして私の横側を見る。そちらを見ると]
(…今回は私が寝顔を見られちゃったかー)
[まだ醒めきらない頭を使いながら少し離れた席の人の を観察する。体格は男性、長い髪、頭に巻いているのは包帯だろうか。何よりも気になったのはその目である]
(あちゃー…あれはイっちゃってる目だよね。ここ2〜3日で見慣れた一般ピーポーが超えちゃいけないラインを突破してる目だよ)
[まあこんな村に噂を信じて来るような人だ。そっちの方がメジャーで、私の方がマイナーなんだろう]
(まあ、気にすることもないかな)
マスター、オレンジジュース。あと何か食べたいから適当に作ってー
[お詫びにもう数杯、飲んで行くとしよう]
(うげ…話しかけられちゃった>>324)
[わたしは内気な方に分類されると思う。と言うか典型的な内弁慶なのだろう]
(こう一気に話しかけられるのって苦手だなぁ)
[彼の目を見る。昔出会ったテレビ局のプロデューサーみたいな目では無い。けど、何か探しているような目である]
はっじめまして!能見です!えっとー、ごめんなさい!私も少し前にこの村に来たばかりでほとんど何も知らないんですぅ
[こういう情報収集したがってる相手の対応方法。お姉ちゃんから聞いておいてよかったかも]
ディーターさんって何してる人なんですか?もしかして、ビジュアル系バンドとか組んじゃってる感じですか!?
[私は嘘に目ざとい。というよりか演技に目ざといのである。結果として彼の言った>>355言葉には怪しいものがあった]
はい!私はこう見えて色々手を出してるんですよー!
例えば…自分への投資とかですかねー
[嘘ではない範囲で軽くふっかける。これにどういったリアクションをするのか…]
[ーーー寒気、空気が変わったのを私は感じた。]
(なにかが…始まる!)
マスター!ご馳走様!お釣りはいらないから!
[私は急いでバーを出て、寒気のする村の南東ーー集会所へ向かった]
[集会所につくとそこにあったのは幾つかの端末(見た目はiPhoneに似ているが細部は違う)と張り紙があった]
(これは…ダメだ。メールは送れない。ツイッターも…ダメ、LINEも…同じ)
[どうやらこのWi-Fiは特殊な物のようだ…]
ああもう、どうなってるのこれ!
[私は悪寒を感じるーーマズイところに踏み込んでしまったーー私みたいな普通の人間が踏み込んでいい場所じゃなかったかも]
(でも、もう後には引けないーー!)
[あたりを見回せばさっきまでバーにいたデューク、つい先日出会ったやんごとなさそうなお嬢様、ヤバイ雰囲気を持つ白髪の女性、それ以外にも様々な人がいた]
やっべー…みんなマジだよ…
[わたしは小声でそう呟いた]
(これは…やるしかねーってこと…だね)
[私が好きな小説の一文を思い出す]
(一番恥ずかしいことは、何も決められず動けないでいることだ!)
(…今の私はめちゃくちゃ恥ずかしいかな)
[夢を叶えたいと息巻いてこの村に来たのにいざこうなると震える足…それを一つ叩く]
…負けない。絶対に!
ってウヒィ!
[決意を固めた瞬間に声をかけられ>>398いきなりビビってしまった]
え、ええ。まあ…
(昨日のヤバそうな人だ…)
そういうあなたも…ですよね
[と白髪の女性と話していると背後から聞き覚えのある声が聞こえた]
(やべー…まだきまずいけど…いつまでもこうってわけにはいかないよね…ばれなきゃいいんだばれなきゃ)
[意を決して振り向く]
シルキーさんですね!私は能見ローレルって言います!これからよろしくです!
へ、ふえ?…ふえええ?
(おでこにキス!?なぜに!?)
[彼女の美しい唇が私の額に触れると私は困惑してしまった]
ふに…は、はい…
[私の顔は恥ずかしさで真っ赤になっているだろう]
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