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はーい、ってか頼まれたって捨てる気無いしー。
[唇を尖らせる様はますます子供っぽさを感じさせる。
一応180cmを超える長身なのだが。]
それにしても頼まれた、かー…俺にも何か頼むつもりなのかな?
[思い出すのはウェルシュの言葉>>16。
俺は神様に必要とされている?なんで?考えても思い当たる事は無い。
稀にだが環境から悪事に手を染めざるをえなかった人間の良心に訴えかけ改心させた事はある―大半は真っ当な生活に満足出来ず再び堕ちるか組織の追っ手や敵討ちを望む人間により殺されて終わるのだが―からそれでだろうか?]
*/シェイの決定次第で俺の運命が変わる予感。
シェットラントに色々吹き込みたい。収容施設見学はまだですか?/*
*/それにしても人間庇護派が少ない件について。
いや、フェリクスが言う事じゃないか。ジークムントとどっちかと言うと近い考えだし。介入はするけど人間全体に関しては「自由から目を背けている事にさえ気付かないバカな奴ら」って考えだから。
[PL視点分岐のため自キャラの呼び方も変えて見た。]/*
[ゲルトが去って、また1人になって、ぼーっとしてた時に感じた強い気配>>95。
一瞬且つ距離があるため本来なら分からないだろう―それが天使の物なら。
だが、それはそこら中に満ちている清浄な気配ではなく、かと言って先ほどまで居た堕天使の残り香でも無く、もっと悪意に満ちた―尚且つ、見知った気配。
だから、それに気付き驚いた。]
これって―シメオンの?
どうしてこんなところで―
[その問いの答えは、本人か彼と接触した者からしか聞けないのだろうけど。
自分を助けに来たとも思えないしなんでここに来たのかと、少しだけ悩んだ。]
―ま、いっか。どーせ今の俺には関係無いし。
[―直ぐにやめてしまったけれど。]
[ぼーっとしてるととりとめも無い事を考えるのは人も妖精も魔物もきっと変わらないのだろう。]
人間について、か―
[―収容所には以外といろんな天使が来る。時々は人間界での生活ぶりとかを聞きに来る天使もいた。だから天使達の間で人間に対する意見が割れている事も知っていた。
殲滅・救済・不干渉、大雑把に分けて3つあるそのどれに協力する気も無いが、もし自分が回心とやらをして、そうしてどれかの意見に付かなければならなくなったら―そんな事を考えて見る。]
[―結論はすぐに出た。自分の性根が芯から変わってしまうのでなければきっと―]
一応救済派、って事になるのかなー。大抵の人間って自分が縛られてる事にも気付かなかったり気付いても目を背けるようなバカな奴らだし。
ま、だからって手取り足取り導く気なんてないけど。自分から望んで神様に従うのなら兎も角天使に言われたから従うなんて無意味だしさ。
[人の自立を促し人の手に負えない分だけを片付ける消極的救済。
―それがウェルシュやゲルトと似た意見だと言う事を彼は知る由も無い。]
―ま、妖精が天使になれるとも思えないけどねー。
[自分には天使達のような立派な羽なんてどこにも無いのだから。
空を飛ぶ力はあるけれど羽が有るか無いかすら自分自身も把握し切れていないのだ。もし有るのだとしたらそれこそ水よりも透明で絹よりも薄い、触れてもそこに有ると分からぬような代物だろう。
普通自分の事なら分からないかと聞かれた事もあるがそもそも物心付いた時から親の存在も同族も無く、自分が本当に妖精なのか、あるいは悪魔か何かなのかすら分からないのだからしょうがない。
だからこそ彼は自由を好んだ―導きを与えられなかったから。
だからこそ彼は子供だった―親に育てられなかったから。
だからこそ彼はどこまでも無責任だった―地位や法の必要性を知る事無く育ったから。
だからこそ彼は―]
あーあ、外に出たいなー…。
[どこまでも孤独だった―]
*/ちょっと語ってみた。
どこまで行っても自称妖精でしかない、シメオンやゾフィヤのような目に見える羽も持たない、天使でも悪魔でも無い(とフェリクス自身は思っている。シェイだって一応羽自体は見えるし触れられるし。むしろ「俺は自由を司る妖精」と言うのが唯一のアイデンティティでありそれに固執している)唯の魔物、だから孤独な存在。/*
/*ここから中記号修正。
簡易メモの○ってどうやって色変えるんだろ…。
横の星から発言抽出出来る事すら初めて知ったよ。*/
[とりとめの無い思考は続く。]
―そう言えば『アレ』はなんだったんだろ…。
[―ここに連れて来られたばかりの時遭遇した奇妙なモノ。
上半身だけで4本腕で虫のような羽の生えた儚げなモノ。
何時の間にか檻の向こうに浮いていて何を聞いても一言も答えなくて、気付いたら消えていた不可思議なモノ。
天使かどうか聞いたら微かに清浄な気配を漂わせたから多分そうなのだろうとしか分からないモノ。]
……あのお人形さんみたいな奴。
[―意志なんて物をまるで感じさせない、何よりも自由意思を尊ぶ彼にとって、最も不愉快なモノ。
それが最も古き天使の1人である『神の声』だと言う事など、当然知る由も無く、ただ嫌な事を思い出したと言わんばかりにシーツに顔を埋めた。**]
/*屋内含めどこにでも現れるなんてメモにあったから遇った事有る事にしてみたけど…。
意志の無い天使と自由意志を尊ぶ妖精(自称)、相性が最悪過ぎました。だから『者』じゃなくて『モノ』扱い。
尚書いてないけど薄くともちゃんと見える羽がある事への嫉妬も混ざってる様子。*/
自称妖精 フェリクスは、そのまま仮初の眠りの中へ。**
[シーツとお友達になっていたら不意に聞き覚えの無い声>>130が聞こえた。そっちを見れば妙に表情の無い天使の姿。]
俺?フェリクスだけど…罪を犯したつもりなんて無いんだけどなー。
俺はただ、生まれた時から道を決められてて他の道なんて考えもしないか、気付いているのに「そんな事許されるはずが無い」なんてくだらない理由で無視するようなバカな人間達に自分で道を決める事を教えてるだけだよ?
なのに俺の所為で堕落したとか不幸になったとか言われてもなー、そんな事人間を堕落させるためにあらゆる手を使って意志を捻じ曲げたりとかする本物の悪魔に言って欲しいんだけど。
[悪魔の如く口車に長けている事自体は否定しないが内容自体はどこまでも本音、彼が人の信用を得る事に長けているのはそうした理由もあるのかもしれない。
さて、シグルドは彼の言葉をどう取るのだろうか。]
[―あくまでも可能性ではあるが。
―もしシグルドが彼にも例の問い>>11を投げかけたのなら、彼は少し考えた後こう答えるだろう。
「それって人間界で、だよね?なら幾つかあるよ。
一つは人里離れた場所、そんなところじゃその辺の野草や木の実、時には小動物や魚を取って食べる。
二つ目と三つ目は街中、働く場所さえ満足に与えられないような状態なら乞食になって親切な人に恵んでもらうか―他の人間から奪うか。
ま、俺は幸い二つ目と三つ目を実行するほど追いつめられたりはした事無いけど…そう言う人間も多いんだよねー、特に三つ目は「そのような罪を神がお許しになられるはずが無い」とかなんとか言って餓死を選ぶような奴も俺が「家族にも死ねって言うんだ?」って聞いただけであっさり選んだりとかするし。
で、どうしてそんな事聞くの?」
と、平然と。]
[ふと向かいの牢に視線をやればそこには白い少女の姿。
お兄様と呼んで来るが血の繋がりは恐らく無いし捕虜歴ではむしろ向こうの方が上である。
しかし彼はお兄様呼びを嫌がるどころか喜んでいたりする。]
ユーリエ?今日は一体何の話がいい?
[―少なくとも例えシグルドがこの場に残って居ようが無視して彼女を優先する程度には。]
それじゃあ今日はある国の貴族様が真実の愛を見つけ出した時のお話にしよっか。
えーと、あれは50年ほど前だったかな…。
[普通の天使からすればいかに悪魔が人を惑わし禁断の愛の果てに自滅させたかの自慢話でしか無いだろう。だが、彼にとっては楽しい思い出話であり、ユーリエを楽しませられるお話でしかない。
―幼くして閉じ込められて、それが当然だったからこそ自由が無い事に何も疑問を持たない少女に自由を教えたいと、そう思うのは彼にとって自然な事だった。だから彼は毎回話の終りにこう問うのだ。]
―そっか。
[何時も通りのやり取り。
何時も通り何も変えられなかったやりとり。
彼女の事情は初めて出会った時に聞いている。
「親が悪い魔物だったから」
唯それだけで何もしていないだろう彼女が許される事も無くずっと囚われの身である事が嫌だった。
理不尽だと、神様がそれを望んでいるのなら神様は間違っていると、そう思った事はどれだけ時間が経っても忘れられやしない。
だから助けたいと、そう思っているのにその手が届かない事が、ただ哀しくて―
もし解放される時が来ても、彼女が一緒でなければ断ろうと、そう考え始めたのは何時だったろうか。]
―ごめん、もう寝る。
[無理に笑う顔を見て居たく無くて背を向けてシーツに包まるのも何時も通り。
何時もと違ったのは視界の片隅に入った空の食器。
それを見た瞬間、ふいにオクタヴィアの言葉>>68を思い出した。
そう言えば1人でも遊べる物を持って来てくれるとか言ってたっけ―そうぼんやりと考えてふと思いついた。]
そっか…ならお兄ちゃんが頼んであげるからね。
[一緒にトランプをする光景を思い浮かべるだけで、淀んだ心がちょっとだけ浄化された気がした。]
―ユーリエが声を掛ける少し前、収容施設―
[シグルドの反応>>164>>165>>166に少し驚く。てっきり奪う事や人を唆した事について嫌悪でも向けられると思っていたのに。これも救世主だからなんだろうかと思いながら少しだけ訂正する。]
別に俺だけじゃないよ?神に縋る事すら出来ないような―アンタが救済すべき「哀れな弱者」ってやつなら大抵そうやって日々を生きてるんだから。
[もう一言くらい言ってやろうかと思ったが、丁度その時ユーリエの声がして>>145そんな考えはそれこそ天より高く放り投げられた。
そしてシグルドの存在を忘れたままいつもとちょっと違うやり取りをしてそのまま偽りの眠りについたのだった。]
/*さあ、いよいよ開始だ。
ラ神がどんな役職を持ってくるのか楽しみだなぁ…。
ユーリエ・シメオン・オクタヴィアの誰か(優先度は書いた順)が貴族の奴隷だったら笑うけど。*/
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