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2人目、銀の娘 ユーリエ が参加しました。
銀の娘 ユーリエは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
― 西五区 ―
「……それじゃあ、ボクは行く。
余計な手出しはしなくていい、ただ、あるがままを見て、記憶しておけ」
[淡々とした口調でそう告げると、銀灰色の六翼を持つ少年はその翼を羽ばたかせた]
……仰せのままに、あるじさま。
[それに、雪色の髪と淡い紅の瞳の少女は抑揚の少ない口調で言って、素直に頷く。
その返事に、少年はん、と頷き、氷を思わせる瞳を眼下に広がる銀色の煌きへと向けた。
銀色に光るそれは、無数の『種』。
人をヒトならざるモノへと変える力。
ある者は忌み嫌い、ある者は追い求めるそれは、今は無垢なまま、ふわふわとそこに漂っていた]
「……不完全なモノなど、イラナイ。
必要なのは、完璧な『命』」
[ぽつり、と少年が零した言葉に、少女は不思議そうに首を傾げる]
「……気にするな。
お前は、お前の務めのために在れ……『銀の娘』ユーリエ」
[首を傾げる少女に短く告げると、少年は銀の煌きが舞う場所から視線を逸らし、踵を返した。
銀灰色の六翼がばさり、と大気を打ち──少年はふわり、とその場から舞い上がる。舞い上がった少年はそのまま空へと溶けるように消え失せた]
…………。
[ひとり、残った少女はそ、と手を空へ差し伸べる。
華奢な手の上に、銀灰色の羽が一片、舞い落ちた]
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それにしても、このチップを使うのも久しぶりですねぇ。
今回は明るい表情はほとんど使えませんけれどw
基本半目縛り、うっかりしないようにしませんと……w
/*
あなたは妖魔を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。
確認確認。
……今にして思えば、夜兎でもよかったかしら。
― 西五区・舞踏場近辺 ―
[他より高い、ビルの屋上。
その縁に腰かけ、ふわふわと揺らめく銀色の煌きを見つめていた少女が、ふ、と顔を上げた]
……はい。
仰せのままに、あるじさま。
[唇が開き、小さな声が短く紡ぐ。
銀の娘は、手の中の銀灰色の羽を見て。
それから、その背に開いた銀の翼をひとつ、羽ばたかせた。**]
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