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あぁ、ありったけの一撃を食らわせてくるぜ。
「対天使音律」についても了解だ。
それを主体にするんじゃなく、補助的な使い方の方が良いのかもしれないな。
[通信機を通して届くアドバイスに、戦い方の指針を修正して行く]
[マチスが思索する、その時の真摯な顔はとても好きだ。
こうして離れていても、ありありと思い浮かべることができた。]
ああ、行ってこい。
[自分は、その場には立てない。だが、それを悔しく思うことはない。立場の違う者同士、それでも、繋がっていられる。]
忙しくなる前に、もうひとつ、報告しておく。
あのマレンマ・フリーデル/リヴィエルが、天使を指揮していた。
大掛かりな呪文を駆使して攻撃してきたよ。
例のミントのとか。
すっかり天使に魂を奪われたような ── そうでもないような。
引っかかるところはあるが…
そうだ、コンラートそこにいる? それとも本部か?
おれを運んですぐに飛んでいったから、まだ礼も言えてないんだ。
[マレンマからの連想で、その”兄”コンラートについて訊ねる。
とっくにマチスのところについていてもいいはずだから、いるものと思っていた。]
[前線に出ることが少ないマチスにとって、ダーフィトの提案や戦った上での情報は貴重だ。
時に諌め、気付かせてくれることもある。
同じ場所にいられなくても、こうして繋がっていることはありがたいことであった]
マレンマ……あぁ、繭から出てきた時、アイツに光の翼がついていたのを見た。
そうか、さっき戦っていたのはアイツとだったんだな。
コンラートとはまだ合流出来ていない。
トラオムングの格納庫で落ち合うことにはなってるんだが…。
俺の方はそろそろトラオムングに着く。
[コンラートが先についているか、まだ到着していないかは不明な頃合。
どこで合流する予定かを伝えれば、本部にはいないことは知れるだろう]
そうか、わかった。ありがとう。
コンラートも一緒にトラオムング乗るんだな。
よーそろー
[「そのまま進め」を意味する船乗りの挨拶で締めくくった。*]
あぁ。
ダーフィトも、移動するなら気を付けてな。
[これまでも良く聞いた、船乗りの挨拶を耳にしながらマチスも声を返した*]
マチス、整備と着任の手回し、ありがとうな。
カルカリアス号、進発する。
義勇兵が加わって、少し、手数が増えた。
おまえやコンラートの知り合いもいるみたいだ。
おまえの味方は、たくさんいるぞ。
カルカリアス号は明確に戦艦だからな、
今回はなるべく上昇して、高高度で、おまえの援護と陽動にあたるつもりだが、
他にさせたいことがあるなら言ってくれ。
整備は間に合ったようだな。
義勇兵…?
俺やコンラートの知り合いって。
[味方がたくさんいる、と言うのはありがたい。
が、義勇兵に心当たりが無く疑問の声を零す]
光の船を急襲する、って作戦は使えなくなりそうだ。
あの船をぶち抜くってナタリエルに宣言して来た。
[ナタリエルと言うのが何者かを問われるなら、天使らを率いる六翼の天使であることを伝える。
その言葉から天使の親玉と言葉を交わしたということが分かるだろう]
急襲は出来ないが、作戦は変えない。
光の船をぶち抜いて、連中を追い返す。
援護と陽動、頼むぜ。
何か思いついたら都度連絡する。
よく生きてるな、おまえ。
[天使らの統括者に会って話をしたという報告に、絶句した。
護身オートマタを連れ歩いているわけでもない、魔法も使えないマチスが、どうやって大天使の前から戻ってこられたのかと。]
[一方で、六翼の天使、という説明は、別の感情をも呼び覚ます。
一瞬だけ垣間見た、あれは ── 亡き母の面影。 本当に?]
[マチスが作戦の話を続けているのに気づき、意識を向け直す。]
防備を固めてくるかな。
否、人間の抵抗を蟷螂の斧くらいにしか思っていない連中だ。
格別の策は講じないかもしれない。
逆に、動きがあれば、それは天の側も人間が何を為せるか、本能的に恐れて警戒してるってことだ。
どっちにしろ、悪い話じゃない。
ところで、我々は、もうそろそろあれのことを"天使"ではなく、
天魔とでも呼び直すべきじゃないか?
どう思う?
[特に返答を必要としていない軽さで投げておく。*]
俺もそう思う。
多分、脅威とは見られなかったんだろう。
名乗った上で見逃されたことは、少し不思議だったが。
[絶句するダーフィトに苦笑を返す。
あの時ナタリエルが何を考えていたかはさっぱり分からなかった]
策は講じずとも物量があるからな、あちらは。
守りよりは打って出てくるだろう。
そうだな……あちらに変化があったってことは、俺達は結果を出せてるってことになる。
[悪い話じゃない、と言う話題には同意の声を紡ぐ]
……ダーフィト。
クレメンスさんが「まだ目はある」って言い残していったらしいんだ。
最初は、追い返すことが出来る目がある、ってことかと思ったんだが…。
クレメンスさんがそんな単純なことを考えるかな、って、そう思ってさ。
もう一つ ──── 俺らが
どう思う?
[天使に変化があれば、と言ったことから思い出して、クレメンスが残した言葉も伝えておく]
”天使”を”天魔”に?
[軽く向けられた言葉に小さく笑う]
随分とやられたもんな。
でもあいつらは天の使いに間違いはないらしい。
天にいるのは神だって言ってた。
[どっちでも良いんじゃないか、と言った雰囲気で返した*]
[マチスの口からクレメンスの名が出て、遺言を伝える。]
認めさせる、か。
天使たちを追い返すことができたならば、おまえが手にするのは、消極的な認可だ。
それ以上のものを認めさせるには、相手を倒すことなく、心を開かせることが必要だろう。
[難しいことを言う、と混乱したいろを滲ませた。*]
あぁ、そう言うことだな。
でもタイマンでの会話では心を開かせることが出来なかった、と思う。
向こうが力で来るなら、力で認めさせるしかないかもな。
[詰まりは消極的な認可となるのだろうが、それ以外に方法が無い。
あの時の会話がもし相手に響いているなら、あるいは*]
[よーそろー、と届く声。
「そのまま進め」を意味する言葉]
───── ッ 、
[いつもの声のようで。
けれどどこか誇らしげな、送り出すような、そんな声]
− 《シャドウ・パレス》/ 3年前 −
マチス、見ろ。
[マストの上にいる青緑の鳥を示す。]
あれはこの国では幸運の鳥と呼ばれていてな。
ただし、自分で見つけただけじゃダメで、
誰かに教えて見せてやると、両方に幸運が訪れるという。
なんでおまえかって?
いいじゃないか。
( おまえは、自分の知識を独り占めにしない。
おまえは惜しみなく与える者。
そんなおまえに会えて、嬉しいんだ。**)
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