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狼に立ち向かった、あの澄んだ青い瞳を見れば。
ーーもうアデルに、オレは必要ないんだね。
さよならアデル。幸運を祈ってるよ。
[額にキスをするように、フッとアデルを通り抜けて。オレはまた、”イェンス”へと戻るのだ。]
[フワフワ同士、ソマリには…の姿が見えるだろうか。
もし見えるならば、スッとソマリのもとへ向かい、もし見えていなければソマリの眠っているカプセルの所に寄り添って話しかけただろう。]
……ソマリ。久々の再会ってやつだな。
[ソマリの変わらない雰囲気は、決して乱暴な人狼の面影ではなく。そこにあるのは、ただ強く生きる生き物の姿。]
実はオレは、8年前に人狼に殺されてしまったんだ。
……だけど、人狼を処刑して終わりだなんて、そんなの間違っていると思っている。
[久々の再会に溢れ出る想いをグッとこらえて。]
トゥランタの優しいソマリなら、きっとまた幸せな生活が戻ってくるさ。だから、……頑張ってくれ。
[親友との別れ、旧友との再会に、…の目には雫が一粒、輝いていただろうか。]
[再会に、嬉しい(>>204)という言葉にはニッコリと微笑んで。……そして、交わした約束には頷いて。
……しかし、その沈黙の間(>>204)には、捕獲された人狼の、容易に想像できる厳しい現実が垣間見える。
それでも、頭を撫でてくれれば、笑みがこぼれ、そっとその手を実体のない両手で包み込むように握った。]
不思議だな。ソマリ兄ちゃん以外には、誰にも涙なんて見せた事なかったのにな。
[…の強気な口調の中にも、照れは隠しきれず。お互いの兄弟そのものの絆故だろうか、それは無垢なあの頃と何も変わらずに……]
それじゃ、オレは一足先にトゥランタの仲間のところへ会いに行くぜ。……ソマリ兄ちゃんは絶対来るんじゃないぞ。
[別れの言葉を告げると、その光は名残惜しそうに、ヒラリと舞い遊ぶように姿を消しただろう。*]
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