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…… ジーク殿 、 すまない ……
退け は したが 倒れ そ う だ ……
[名を呼ばれていたことを思い出し、ジーク殿に対して声を返す。
声はどうしても弱々しくなる。
命の源は、未だ止まっていないのだから]
[ 聞こえた声>>=0の弱々しさに、ぎり、と拳を握る ]
すぐに行く…もうしばらく、待っていてくれ、フロイライン。
は……無事に、決まってんだろ。
暁紅は、引いた……
どうなってんだ?
[できるだけ、常と変わらぬ調子を維持しようとするものの。
痛みが声を掠れされるのは、止めようがない]
[ 判っていたことであっても、レトの声が返ると>>=3安堵に張りつめた気が僅かに緩む ]
そうか…こちらはフロイラインが負傷した。…機を見て撤退する。
[ ファミーユの負傷だけを理由に撤退を告げることを、レトは不思議とは思わない筈だと確信していた ]
[ 通信に戻った返事の中に、彼は、まだ眠っていたはずの少女の声を聞いた>>=9 ]
キアラか?
こっちだ!フロイラインが負傷した。
頼む…!
[ 短く端折られた言葉は、少女に確かにその意を伝えただろう ]
はい。もう大丈夫です。
[確認>>=10へと応える声には羽ばたき音が重なって。
そちらに向かっている最中だと知れただろう]
……きこえる?
明日の、夜。
…迎えにきて、くれる?
[回線は開かれたまま。
名前も、何処にいる、とも言わず。
ただ問う声を、通信に乗せて]
知ってたか? 実はファミルって本当はファミーユって名前のおじょうさんだったんだ。
[まあこんな風に。無論ジークムントだけにこっそりと]
で、結局リーゼは返してもらえるのか?
[上空のレトに、残る懸念事項を問うてから、
すまなそうに、声の調子を弱める]
手を貸すって言ったよな、あれは―――、
……いや、たぶんだいじょうぶ。
なんとかなればなんとかする。
……ん。
どんな形になるかはわかんねぇけど、それは大丈夫。
[対峙の空で、重ねられた問い。
こちらの意志と想いは、刃と言霊持って示した]
……信じた、から。
[その交差の果てに向けられた言葉を疑う事はなく。
短く言いきる声は、静かなもの]
っても、どんな形になっても、迎えには行くけどな。
[待ってる、とは言ったが、じっとしてる事などできぬ。
あっさりと言いきる口調は常のもの]
って、なんとかなればなんとかする、ってなんだよそれ?
[ずっと離れて戦っていたから、シュテルンの状態は把握できてなどおらず。
問いかける声は、どこか惚けたもの]
ま、とりあえず今はここから引く事。
細かい事は、戻ってからにしよーぜ?
ああ、その…俺は前から知ってたんだ。
すまん。
[ 告げて小さく謝罪を紡ぐのは、ファミーユの意を尊重してのことだったとはいえ、共謀して仲間を騙していたような結果になった事に改めて気付いたからだった* ]
だーいじょうぶ、「騙されたっ!」なんて言うつもりないから。
でも、知ってて
[結局別の方向で詰め寄るのだった*]
……遅ぇよ、っとに。
……わかった、必ず、行く。
[ぽつりと。
落ちるのは、呟くような、でも、確たる意志を込めた、応え]
レト。
そろそろ行くから、準備しててね?
[送る通信は、待っていてくれると確信したもの。
通信は切らぬまま、又従姉と友人へと視線を向け]
……準備はいいけど。
お前、一体どうやって……。
[出て来るつもりなんだよ、と。
言いかけた問いは、微かに漏れ聞こえた声と、響く風の音に、途切れ]
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