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― 回想 ―
いきなり突っかかるとか何考えてんの!?
[真相を知らぬ者達からはそう見えたらしく、見たままを伝え聞いたオクタヴィアスは驚いた様子で友に怒鳴ったことがある]
……うん、皆、見てるかもね。
[父も、クロイツも、ガートルードも、果ては友の父まで。
それも全て含めて言い、>>=11 同意の声を伝える]
もう動いてくれてるんだね、分かった。
[再編成に時間がかかるかと思ったが、ダーフィトは迅速に動いてくれたよう。
ありがたい、と小さく呟く]
うん、そっちはお願い。
……絶対に、抜かせないから。
[決意は、固い*]
― 回想 ―
……え?
[軍学校で色々とやらかした話が。あちこちに伝わった頃。
唐突に届いた声>>=13に対して上がったのは、少し惚けた声だった]
……何って、まあ、その……いろいろと?
[続いた言葉は全く要領を得ず、物言いもらしからぬものだった。*]
[同意>>=14には、ん、と短く頷く気配を返し]
ま、あの機動力はさすがだと思うわ。
ああいうのも、年の功、って言うのかね。
[当人に聞かれたら何を言われるやら、な軽口を叩く。
それもまた、彼の人への信によるものなのは言わずもがな]
……おう。
[固い決意の滲む声。>>=15
応じるのもまた、押さえる、との決意を帯びた短い声。*]
― 回想 ―
[返る声>>=16は至極曖昧な、友らしくもないものだった]
…………………
[目の前には居ないが、無言の圧力を醸し出す]
な ん で
[発する語気は強い*]
― 回想 ―
[無言の圧力が重い。
とはいえ、吹っかけた理由が理由なだけに、どーすればいいのか、と悩んだ。
悩んでいたら、語気強い問い>>=18が飛んできて]
………………。
[長めの沈黙が落ち、それから]
― 回想 ―
[先ず返ったのは長い沈黙>>=19。
それで返答が無ければもう一度、と思っていたのだが]
…………へ?
[短い言葉がひとつ>>=20、返って来る]
おもしろくなかった、って…。
[今度はこちらが要領を得ない声を返す羽目になった*]
― 回想 ―
[短い言葉に返ったのは、要領得ない声ひとつ。>>=21
まあわかんねぇよな、と思いつつ。
うー、と唸るような声を落として]
……だから、おもしろくなかったんだよ。
てゆーか、全然知らねーやつの話ばっか聞かされて。
こっちは向こうがどんなのかもわかんねーのに、べた褒め聞かされて面白いかっての。
[早口に返す声音は、無自覚、拗ねたような響きを帯びて]
だから、俺的に一番手っ取り早いやり方で、どーゆー奴か見ようと思った。
…………そんだけ!
[その選択の裏にあった感情もまた、無自覚のまま。*]
― 回想 ―
[友から唸るような声が聞こえる>>=22。
自覚無き原因はその反応に段々と不安を覚えて来て]
[拗ねるような、矢継ぎ早に紡がれる声に、怒られたように錯覚して、思わずきつく目を閉じた。
周囲に誰も居なくて良かったと思う]
ぅ、ぇ 、 え、 っと 、
[零れ落ちるのは困惑の音。
向けられた言葉を正しく理解するのに長く、時間を要して]
ごめ ……ぼく、 テッドの気も しらない で
[楽しかった感情を隠しもせず素直に出していた幼い頃。
成長してからは加減を知るようになったが、その時は何でもかんでも友に話していた。
それが友にある感情を抱かせるとは知らぬまま]
…ふぇ…… ごめ なさ ……!
[泣きそうな声を出しながら、自分を責めて謝罪を繰り返した*]
― 回想 ―
[無自覚の感情──寂しさと羨望が絡まったそれ。
自覚してからは抑える事もできるようになったものの、この頃はまだそれもできなくて。
感情の赴くままにぶつけた言葉に返ったのは、困惑帯びた声。>>=25]
…………。
[それにどう返したらいいかわからなくて、黙り込んでいたら]
……っ。
[間を開けて届いた謝罪。>>=26
それにほんの少し、気が緩んだのも束の間の事。
泣きそうな声が綴る自責と謝罪に、なんというか、色々、飛んだ]
……ぁー……。
えっ……と……。
[苛立ちは感じていたが、本気で怒っていたとか、そういう訳ではなくて。
だから、この反応は予想外というかなんというかで。
どうすれば、としばしぐるぐるした後]
……あーーーーーっ、もう!
泣きそうな声、出すなよ!
オクティが悪いんじゃなくて、俺が勝手にいじけてただけなんだから!
[結局、思うままを直球で言うしか浮かばずに。
口にしたのは、こんな言葉。*]
― 回想 ―
だ、 だ って、
自分の こと しか、 考えないで
テッドを さみし がらせちゃ って、
だか ら
[そこまで言って、一度しゃくり上げ]
───── ごめん なさい
[言葉を途切れさせないように堪えながら謝罪を再度重ねた。
勝手にいじけた>>=31と聞こえても、オクタヴィアスにとっては原因である、と言う認識が強く。
謝らなければこちらの気が済まないと言う部分もあった]
[それから相手の様子を窺いながら、おず、と声をかける]
……ツェーザル、さん、 戦ってみて、
どうだ った ───?
[気に入らない相手だったろうかと、不安そうにしながら問うた*]
― 回想 ―
あー、も、だからっ……。
[重ねられる謝罪>>=32に、また、唸り声が上がる。
泣くのが苦手な少年は、泣かれるのも苦手だった]
俺も悪いとこあんだから、気にすんなってのにっ……。
[ちゃんと言いたい事を言わないで、溜め込んでいたのはこちらだから。
友が一方的に悪いんじゃない、と伝えるにはどうすれば、としばし悩んで]
わかった、じゃ、お相子だ。
どっちかだけじゃなくて、どっちも悪かった。
だから、俺も謝る。
ごめん。
[結局言葉は飾れなくて、早口に、言いたい事を伝える。
口調はまだ素っ気ないが、先ほどまであった苛立ちの響きは失せていた]
[それから間を開けて向けられた、不安げな問い。>>=33
は、と息吐く気配が落ちる]
ん……なんていうか。
…………いいやつ、だよ、な。
[ぶつかる事自体はまだまだ多いが、彼の気質や人柄は感じ取れている。
そしてそれは、嫌いじゃない──どころか、共感できる所も多いから。
そんな思いを乗せた言葉を、ぽつ、とおとした。*]
― 回想 ―
[友の真っ直ぐな言葉>>=34>>=35は胸に心地良く響く]
──── うん。
[お相子。
その言葉はオクタヴィアスの心を掬いあげ、擦れ違った想いを纏め上げ、分かち合った]
[問いに返る答え>>=36は厭うものではなくて。
いいやつ、と言う評価に明るく笑う気配を漂わせた]
でしょ?
きっと、テッドとも友達になれると思ったんだ。
[何度も友に話をした理由の一つをぽろりと零す。
穏便に引き合わせることは出来なかったけれど、彼らが意気投合するのも時間の問題だと、そう思えた**]
― 回想 ―
[返る短い肯定>>=37に、安堵が広がる。
声を出す事はなかったが、息吐く気配が一つ、伝わった]
……って、なんだよそれ。
そーゆー事は、先に言えって……。
[ぽろりと落ちた理由>>=38に、つい、ぼやくような声が上がる。
同時に、らしいよなあ、なんて思いがふっと過ったりもしたが。
このやり取りで少しだけ見方の変わった二つ年上の彼と、後に戦友と呼びあえるだけの絆を結べるようになるのは、そう遠くない事だった。**]
オクティ、あちらさん、下流に向けて援軍出した。
こっちからも、騎兵100ばかし向かわせてる。
[前を見据えつつ、端的に状況を伝える]
向こうも決める心算か、でっかい御人が出てきたが。
……何としても、止めて見せるから。
こっちゃ、心配すんな。
[伝える口調は軽いものの。
声音に宿る緊張感は、隠しきれない。**]
分かった。
……うん、信じてる。
[兵の移動に対して短く返し、心配するなの声には信を乗せた声を返す。
でっかい御仁の意味は薄らと知れた。
その言葉で共通して思い出せるのは1人しか居ない。
伝わる緊張感はオクタヴィアスにも伝播するが、緩く深呼吸することで薄めた。
友が押し負けるなど、微塵も考えていない*]
[返される言葉>>=41に、更に言葉を返す事はない。
信の乗せられた声が紡いだ短いそれは、何よりも強い支えとして、内に響く。
捉えた姿への畏怖がないわけでは、ない。
けれど、繋がる絆の存在が、それに飲まれるのを阻んでいた。*]
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