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ヤコブ、シェットラントさんも大丈夫ですか?
俺は、ローズマリーさんと一緒に今カレンに突入してる。
それから遅くなったけど……ただいま。
[あれから思念は飛ばしていなかったが、
ふと生存報告すらしていないことに気づいて]
それとヤコブ。無茶はするなよ。
もう、お前一人だけの身体じゃないんだからな。
[目を話しているうちに何かがあれば自分の責任だ。
念を押すようにそう言った]
無茶してねーし!
[直後の念押しにはぶうたれた声を出す。]
わかった。わかったって。
俺がどんだけ命もらったか、
どんだけの人の上にいるのかは、よーく分かったから。
無茶はしねえよ。
[声は軽い。しかしそこにある実感は重い。]
けどさ。
無茶はしねーけど、無理は通すぜ?
[付け加えたのは、不穏な台詞だった。]
俺たちが相手にしてんのは、無理も無茶もしねえでどうにかなるような、やわな相手じゃねえ。
そうだろ?
無駄にはしねえ。
けどさ。いざって時には、止めるなよ?
……で、カレンに突入してるって?マリーと一緒?
おまえもさあ。俺のこと言うけど、大概無茶しいだよな。
まあいいや。すぐに俺も行く。
怪我すんなよ。
言ったろう?お前が死ぬと何かと面倒なんだ。
[だから助けたんだとばかりの、素っ気無い響き>>3:=24
冷たい響きを乗せて見遣った、唇が微かな弧を描いた]
嫌なやつで悪かったな、単細胞。
そんなのお前が一々突っかかって来たからだ。
いいか。力を貸してやると言っただろう。
だがこれ以上無様な姿を晒したら、次は見捨ててやる。
だから……、
うん。わかってればいいんだ。
まあ、今回のことは俺も止めなかったんだし……。
[僅かに反省の色を見せる。
だが実際のところ、ヤコブの取った行動は正しい面もあるとの考えに揺らぎはない]
無茶じゃなくて無理か……。
うん、そうだね。
それほどに魔王の力は強大だ。
[続く言葉に頷いて]
ん、止めるのは任せて。
とある人に、いい方法を伝授してもらったんで。
[そう楽しげな口調で告げる]
ヤコブ。
[カレンへの帰路、ヤコブへ向け声を投げた]
準備を終えた。カレンへと戻る。
あと…客人を一人、連れて帰る。
[ほんの僅か、中途半端な間を置いて]
話を、してみて欲しい。
[これもまた、ひとつの”鍵”なのかも知れない。
そんな思いを心に沈めて、頼みの形で来訪者の意を告げた]
お。久しぶり。早かったな。
客? 俺に?
誰だ?
[遠く離れた相手から声が届く
準備完了との知らせに声は弾んだが、客と言われれば疑問符が並んだ。]
ん…。
話するのはかまわねーよ。
おまえがわざわざ言うんだから、大事なんだろ、それ。
[相変わらず心の声は雄弁だ。
ちらと思ったことまで全部"声"に出た。]
ヤコブ、
[彼女を案内するより前に、呼び掛ける]
今から連れていく客は、
テオドールの手先…かつてのソマリアラン兄さんの恋人だ。
[何故そのような者を連れてきたのか。
その理由を声に響かせる]
先日俺が戦った精霊魔法の遣い手は、
ソマリアラン兄さんの多分……友人だった。
その死を心から悲しんでいた。
俺に向かって、俺が死んだら悲しむ誰かのために投降しろと、
その為に他人を殺せと呼びかけて来た。
今日の客…イングリッド・ミランは、かつて騎士団にいた。
だが騎士団は彼女の兄を助けられず、裏切られたと彼女は感じた。
ソマリアラン兄さんに見捨てられたと感じたらしい。
その為にアラン兄さんの元を離れて魔の元へ走った…、と。
彼らの話の全て頷けるわけじゃない。
けれど彼らの悲しみは本物だと…俺は思う。
お前、覚えているか?
3年前にアラン兄さんが語って聞かせてくれた伝承>>0:307を。
気付いているか?
あの男の語った台詞>>0:537との違いと類似に。
お前の持つ”鍵”は確かに鍵だろう。
ただもしかしたら、もうひとつの鍵はここにあるかも知れない。
それを探ってみるのも悪くないと、そう思った。
[甘いのかも知れない。
ふと過ぎった想いは、苦笑と共に裡に沈める。
多分、自分が見たかったのだ……聞きたいと思った。
ヤコブが何を思い、何を口にするのかを]
───。武器は取り上げてある。
何かしたら斬り捨てるから、心配はするな。
[ただ、音にしたのは常の素っ気無い内容だ。
そうして、事前の説明は終えたとばかりに口を閉ざした]
テオドールの手先?
アランの、恋人!?
[手先、という部分で声が高くなり、恋人というところでさらに跳ねる。
なんだよそれという疑問は、続いた言葉を前に呑みこんだ。]
………。
[話を聞いてしばらく、沈黙が落ちる。
言われた言葉を理解し、噛み砕く間。]
……わかった。
会って話せば、なんかわかるかもしれねーってことだな。
[噛み砕いた結果が、それだった。]
おれたちの知らないことが、なんかある。
そいつを見つけ出さなきゃ、めでたしめでたしにはならねえってことだろ?
なら話してみるさ。
―――いや、心配はしてねーよ。
おまえ、その辺は抜け目ねえからな。
[締めくくる言葉には、さらりと笑った。]
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