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あっ……。
ヤコブが。
魔軍の槍に胸を貫かれて……。
危ないんだ。
[シェットラントの声に、はっと思念が漏れていたことに気づく。
なるべく正確に伝わるように、と努めて冷静に状況を説明した]
……っの、馬鹿……
[シュテルンの報告>>=3に舌打ちする。
傍を離れたのは失敗だったか。そんな思いも胸を過ぎるが]
誰が無茶だ!帰って来い、
じゃないと殺すぞ、 筋肉頭!!!
[微かな声に、理不尽なほどの罵声が飛んだ]
は …… …
[罵声。
理不尽なまでのそれを言っている、顔が見たいと思った。
きっと、今まで見たことがないような顔をしてる。]
わる い 。 あやまる …
おまえ、 鉄面 皮 じゃ ねえよ 。
[笑いの波動が、いちど声を揺らした。]
当たり前だ!
…〜〜、 しっかりしろ。
頑丈さだけが取り柄だろうが!!?
[再び怒鳴り返した。声が柔らかにすぎるから。
死を予感させる恐怖に、手先が冷える]
あ ……
[友の声と、シェットラントの声。
ふたつの声が耳の奥で混ざり合ってうねりになる。]
…っうく っ。
[遠ざかっていた痛みが蘇って、思わず声が跳ね上がる。]
……だれが、頑丈さだけが取り柄だって?
[痛みを超えて、強いて低い声を出す。]
―――この先だって無茶続きだぞ?
まだ全力出すときじゃねーよ。
[友へ、冗句のように軽い言葉を投げる。]
そんなもの、お前しかいないだろうが?大馬鹿野郎!
[低い声>>=10に即座に叩き返した。
会話が意思を繋いでいるなら。まだ、望みはあるから]
馬鹿馬鹿言うな馬鹿。
[言葉のわりに、声は嬉しそうだ。]
ティニーも、ほんと無茶するな。
おまえがいねーと、 … 困る。
[微かな痛み、自分のものでない熱さを感じた気がして、真摯に呼びかける。]
このざまのどこが馬鹿じゃないというんだ、阿呆。
…黙れ。殺すぞ?
[思いきり冷たい目で睨み下ろしながらの声である。
言いながらも、手は彼を助けんとして動くのだが]
これ以上殺すなよ。
[は、と声を立てずに笑う。
胸に触れたシェットラントの手が温かい。
思念は少し前よりしっかりしていた。
体は、まだ予断を許さないけれども。]
そう言って、死にかけて帰ってきたら恨むぞー。
[自分のことをおもいっきり棚に上げて、友に言葉を投げた。]
…待ってる。
無茶させて悪かったな。
[言葉が途切れたあと、ぽつりと謝った。]
[友にまでばかといわれて、笑う。
やっぱり、楽しそうに。]
ああ。じゃあ待ってる。
戻んなかったら、貸し1な。
[まったく意味のない、友と戯れる言葉]
礼なんていわねーからな。
[聞こえてきた声に、一拍置いて投げ返す。
だが、犬猿を装った声は、一秒たりとも続かなかった。]
ああ、だめだ。
昔、なんであんなに言えたんだろうな。
おまえ、あんなにやな奴だったのにさー。
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