情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
あぁグレーテ?
そっか、トリーさんさっきまで千賛休にいたんだね。
じゃあ今ちょうどMH商店だな…っ!
教えてくれてありがとう。後でお茶しに行くよ。
ディークやロスリンもきっとそこでサボってるんだろ?
ダルメシアンにもよろしくね。
アリーセ…、さっき作ってもらった花を今から渡すぞぉーー!
>>=5
はい。
ええ、ラートリーさんなら今、お菓子を買って戻られましたよ〜。
すっごく美味しいお菓子なので楽しみにしててくださいね。
ディークさんとロスリンさんですか?
ふふ、あれ以来、ここの奥の部屋が休憩所になっちゃったみたいで。
でも皆さんとおしゃべりできて楽しいです。
では後でお待ちしてます〜。
[この時、彼女は確かに
――そのことを、カナンに伝えなかったことが、
告白に頬を赤らめるローゼンハイム>>17
という結果を生み出したのかもしれない]
[ いつものように、店内の仕事を終えた後、
奥の仕事場を片付けている。
ふっと、そよぐ風のような気配に振り返った。 ]
ああ、あなた。
[ 棚の上には緑の髭のような葉の鉢。ふるふると震える葉を宥めるように歩み寄り、そっと触れた。 ]
……そうなの。やっと咲くのね。
それで、もう
その後は、はなせなくなる……のね?
[ 葉だけしか見えなかった鉢をよくよく見れば、小さな小さな花芽がひそやかに膨らんでいる。 ]
カナンさん、グレートヒェンちゃん、
ずっと、あんな妹がいたらいいって、兄さんみたいだって思ってた。
少しの間だけだったけど、話せてうれしかった。
でも、この《声》じゃなくても、
いつでも話せる、
二人がどうしてるか、
元気なのかは、自分で確かめに行けばいいのよね。
[ 緑の葉の真中から伸びるつぼみが徐々に綻び、白い花が静かに咲いていく。 ]
ああ、もう……
遠く……
二人が幸せでありますように。
あなたたちの大好きな人が、いつも幸せでありますように。
みんなが。
きれいなお花を見る時に感じる幸せな気持ちが、
贈られる誰か、皆に届きますように……――
アリーセさん……。
さっき、トールさんからお花をいただきました。
作ってくれたのアリーセさんですよね。
ありがとうございます。
アリーセさんのお花を見てるとほっこりするのは、
アリーセさんの愛がこもってるからなんだと思います。
アリーセさんも、アリーセさんのお花も。
大好きです。
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新