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そうみたい、なんです。
[ローレルの言葉に、歯切れ悪く答える。
それは、マリエッタだって、学生時代に片思いのひとつやふたつ、したことはあったけれど、美大に入って以降は俗に言う「絵画が恋人」状態だった。
こんな気持ちは久しぶりで、自分でも戸惑っていて]
伝わる、でしょうか。
怖いんです。
私の気持ちを、アーなんとかさんと結婚したくないからだ、って思われるのが。
怖くて、とても言えそうにありません。
私って、臆病だったんですねえ。
[ローレルが、この気持ちを綺麗だと思ってくれていることは知らない。
けれど、結局自分が傷つくのが怖いマリエッタは、自分のことを醜いと思った]
大丈夫。
本当に好きになった時は、言葉が自然と溢れるものだって。
……こっそり読んだ、本に書いてあっただけですけど。
[マリエッタが醜いなんて思っているとは知らず、むしろ同様に自身へ醜さを感じていた。
こんな自分が何を言っても意味がないかもしれないけれど、少しでも力になれればと頭をフル回転する。]
マリエッタが好きになった人は、そんなことを考える人なんでしょうか?
自分とその人を信じてあげてください。
あふれる……。
私も、そのうち黙っていられなくなっちゃうんでしょうか。
[思いが募って、いっぱいになって。そうしたら、あふれて出てきてしまうのかもしれない]
そんな人じゃ、ない、です。
信じてないわけじゃなくて……きっと、自分に自信がないんでしょうね。
[苦笑してそう言って、でも、と言葉を続けた]
でも、ローレルに聞いてもらえて、少しすっきりしました。
聞いてもらえて、よかったです。
ありがとうございます。
ええ、きっと。
その時の想いは、疑われたりしない程に純粋なものだと思うから。
大丈夫、大丈夫。
[大丈夫は魔法の言葉だ。
唱えるだけで少し気分を落ち着かせてくれる。
マリエッタの不安が少しでも消えてしまいますように。
願いを込めて言葉にした。]
それなら良かった。
私に出来ることは少ないけれど、いつでも頼ってください。
マリエッタの力になれることが、すごく嬉しいから。
[ありがとうなんて言われたことがなくて、それだけで気持ちが暖かくなる。
微笑みを乗せた声で告げて、彼女の未来を祈った。]
……やっぱり、ローレルは人を納得させるのが上手です。
[いつか言ったその言葉を口にして、参ったというようにマリエッタは笑みを浮かべる]
ありがとうございます。
ローレルにそう言ってもらえると、なんだか安心しちゃいますね。
[照れながらそう言って、もう一度お礼を言うと]
ローレルに出来ることは、全然少なくなんかないですよ。
まだ、なにができるかも、よくわかっていないだけです。
だから、これから探しましょう?
[ね?と微笑んだ]
それはマリエッタが優しいからですよ。
でも、と……友だち、を安心させられたなら嬉しいな。
[友だちなんて言葉がくすぐったくて、小さくはにかむ。
あったかな料理と大切な友だち。
こんなに幸せでいいのだろうか。]
はい。これから、ですよね。
だからマリエッタも、これから。
[四文字の呪文を唱えて、そっと微笑み返した**]
優しい?ですかねえ。
[なんだか好き勝手なこと言ってるだけのような気がするが]
ローレルが私のことをそんな風に思ってくれるのは、きっと友達だからですよ。
[友達じゃなかったら単なるお騒がせ人間だと思う]
……そうですね、私もきっと、これから。
えへへ、一緒にがんばりましょう。
[だって自分たちは友達だから。
その言葉は、伝えなくてもきっと通じると、微笑んだ]
向こうに誰もいないのに、ローレルが一人でお見舞いに連行、なんてことになったら、気が気じゃありませんからねえ。
[ぽつり、呟く]
でも、これでとりあえずは。
どちらになるかは分かりませんが、少なくともローレルがお見舞いに行くことになった時、向こうに私かシュテルンさんがいるはずですから。
マリエッタ……?
[揺蕩う意識の中、大切な友人が遠くへ行ってしまう夢を見た。]
だ、め……。
[予感めいた何か、けれど重い身体は動いてくれなくて**]
ローレルの言うとおりでした。
[ローレルが体調を崩しているとは知らぬまま、呟く]
怖くて仕方がないのに、あふれちゃいましたよ。
ローレル。
私、素敵な恋人ができました。
ローレルが励ましてくれたから、ちゃんと自分の気持ち、伝えられましたよ。
[心の中で、そっと大切な友達に向かって語りかける]
私、今夜のアーなんとかさんのお見舞いに、指名されてしまったんです。
でも、私は大丈夫ですから。
[今はもう、強がりでなくそう言える]
病院に行ってしまったら、多分この声は、もう届きませんよね。
[病院がどこにあるのかは知らないが、この建物外に出てしまってはもう距離的に無理だろうとそう予想して]
寂しくなっちゃいますけど……。
ローレルがお見舞いに指名されても大丈夫なように、向こうで先に待ってますからね?
だから、お見舞いに指名されちゃっても、心配しなくて大丈夫です。
[安心させるようにそう言った。
オズワルドは大事な恋人だが、それとは全く別のベクトルで、ローレルのことも大切で]
向こうで会えた時には、そうですねえ。
今度は、ローレルのコイバナも聞けたら、嬉しいです。
[ふふっと笑った**]
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