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[次の言葉は謝罪から始まり]
…すいません
……宿に、行くのは…我慢するとしまして……
…みなさんになんと……言えばいいんでしょう…
[そう、男は、銀嵐の中でも引き篭もっているような人間で。宿に向かう理由が…誰かが迎えにでも来ない限り、ないのだ。
結社員なのだと名乗ることで、自主的に向かうことができそうではあるのだが―…
そもそも、急ごしらえの、しかも結社員ではないという自身が、それを名乗ってもいいものなのだろうか?と、男はそんなところで悩んでいる]
― 遡って自宅・深夜 ―
……は?
[口頭で伝えた暗号を解読してもらうと、どうやらこの家の侵入者はまだ何かをやらかしていたようで]
ええ、と。ベッドをずらして……って、それを。
僕が、やるんですか?一人で?
[相手の返答はどんなものだったろうか。銀嵐が訪れた夜に出歩くなどとは自殺行為以外のなにものでもなく……
結局、一人でベッドの重さと格闘することになった。]
[やっとのことでベッドをずらし、その足があったであろう場所に……
パッと見ただけではベッドの重さによる凹みに見えてしまうぐらいの窪みがあった。
よくよく見ると窪みにそって切れ込みが入っている]
……人の家を…なんだと、思ってるんでしょうね…
[おそらく、いやほぼ確実に…置き土産をしていったものは空き家だと思っていただろう。
包丁の柄で三度程小突くと、床材の切れ込みの部分から糸のような…細ワイヤーが顔を出した。
それが窪みの取っ手のようで。引っ張り上げればカコンと軽い音がして、穴を塞いでいた板が外れる]
……
[中から出てきたのは、何種類かのアクセサリー。どれも内側に何かを嵌めこむことができそうな窪みがある]
通信機の外装…ですか。
[この村に来て以降、教会に行くことなど殆ど無い。そんな自身が持つにはロザリオでは不自然にすぎてしまうだろう。
侵入者…本来の結社員が変装用に準備していたものなのだろうが、ありがたい。
男はその中から、3つの輪が絡みあうようなデザインの真鍮の指輪を拝借することにした]
― そして朝 ―
[結社員と名乗り出たいといった際、相手の反応はどんなものだったか。
挙動不審な事を不安材料と挙げられれば、男は二度ほど頬を叩くと――]
大丈夫ですよ。
仮面を被るのは苦手じゃないです、いつも外ではやってますから。
今回はただそれが延びただけですから。
知ってしまったのですから仕方がない。終わるまではやりきります。シスター、何卒ご教授を。
ところでシスターと呼んでしまっていいんでしょうか?
[今までとは違うはっきりと通る声で返すだろう。]
おや。
[返ってきた声>>=5に、片眉を上げる。
どうやらなにか手違いがあったようだ。
上ずる声にいささか首をかしげながら]
バディというのは相棒ということさ。
対人狼滅殺チーム・フェンリルのコードネームみたいなものだ。
[とりあえずは、焦っているらしき相手の疑問に答えよう]
[読み上げられる暗号を聞き、新しい相棒へ指示を出す]
ああ、そうだ。
ベッドの下の床に道具が隠してあるはずだ。
探してみてくれ。
[自分がつけているロザリオと同じように、身につけていてもおかしくないカモフラージュを施された通信機があるはずだ。
ノイズ混じりにぼやく声が聞こえるが、それは聞こえなかったことにして]
[そして翌朝。
相棒が告げる言葉に、女は鷹揚に頷いた]
ああ、構わない。
バディも本部からの警告は聞こえただろう?
お前が名乗り出て、そして占い師をさがせ。
占い師というのは、わかるか?
人と、人に化けた人狼を見分ける異能をもった者だ。
[ただし、とそこで言葉を一つ区切り]
かならず占い師には偽物が出てくる。
それらに騙されるな。
健闘を祈る―――
[組み立てる、組み立てろ。
でっち上げるのは苦手ではなく、むしろ得意な方ではないか。この村の外を言うならば、どれだけの嘘をついたと思う?
説得力を保たせるための武装をさせてみただけで、真実の部分はなに一つの淀みもない。
ならば突かれて痛いものは無いも同じ。
警戒を呼びかけたなら、異能を持つものも釣れるだろう。
こちらは商売を生業にしているのだ。言いくるめるなど日常的に行っている。]
[実際に何匹も仕留めたことがあるとはいえ、
人狼という言葉が他者の口から出ることにあまり慣れない。
黒衣の下に隠した鉄の塊に、無意識に触れる]
― 宿・自室208 ―
[指輪をはめた指を包むように、ぎゅと手を握る姿は祈るようにも見えただろうか。
男は沈痛な面持ちをしながらも、そのスイッチを入れるということはせず
相手からの通信があれば、それに対して答えるに留める。
相手に届くのは声のみで、それから男の精神状態に気づけるかどうかは――…]
中々堂にいった演説じゃないか。
見直したよ、バディ。
[談話室を出て行った相棒へと、労うように声を飛ばす]
本当に人狼が潜んでいるならば、きっと辛い日々が続くだろう。
だが一人で無理はするなよ。そのために私がいるのだから。
[結社員が二人で行動するのは、互いを支え合うためなのだから*]
僕にもしも、なにかあったなら、僕の指輪を探してください。
壊されないように、夜に…なる度、隠します…貴方の通信機があれば、きっと探し出せるはずですので。
……それ以外では、ずっと…身につけてます。
そうしたら。きっと、あなたの、証明の…助けに……
[そこまで言って不安になったのか]
なればいいんですけど。
[と、最後の最後で締まらない一言]
善処しよう。
[嘘は言えない。
対人狼において、必ず生きて帰る保証はないのだ。
だから、今の自分に言える最大の言葉を返す。
相棒がこの村に何を思って、何を託しているのかはわからないが、
自分とて村が滅ぶ姿など見たくないのだから]
………馬鹿野郎。
余計な気を遣わんでいい。
私のことよりも、お前自身のことを考えやがれっ!
[最悪を想定し、自分のことを案じる相棒に飛ばすのは、
がるるっと噛み付かんばかりの声]
私が早々遅れを取るわけないだろう。
……だが、まあ。ありがとうとだけ言っておくよ。
…………ええ、と
[通信機から漏れ出るのは、さっきまでとはうってかわって気まずそうな声色で]
…あの、僕…ええと
僕が去った後で、あのっ、おかしな事ってありましたか?
[逃げ出すように退出してしまったのだ、話を聞こうにも、戻るきっかけがつかめない。
その場に残ったであろう音の主から、大体の情報を聞き出そうと]
[少しだけ言いよどむように言葉を濁して]
……あの部屋にいたものには特にこれといって、
おかしな所はなかった…んだが。
[今、目の前にいる金色の髪の医者を見ながら]
お前とゲルトって、仲悪かったか?
――ええと、なんか変だなと思いまして…
[と、先の言葉>>=29につなげようとして、相手から返ってきたものにぱちくりと目を見開く]
ゲルトさん…ですか?
仲が悪いも…何も、会った事自体がそんなに……ないのですけど…
[いないところで悪し様に言われていたのだろうか?と首をかしげるが、先にヤコブにも「気持ち悪い」といわれたところだ。
不思議に思う部分なのだろうかと考える]
…すいません。
ええと、僕の話を、聞いたら…気持ち悪いとか、忌避感を…覚えそうなものですけど。
[まさか、話自体を否定されているとは思わずに。
相手に向かって言葉を続ける]
……パメラさんが、宿の近くで……その、亡くなっていた、というのは…皆さんの話から、わかったのですが…
…あの人達の中で、何人が……本当に獣のしわざだと、思っているんでしょうか…
………僕は、一人で、宿まで、来たわけですけど……
…本当に、獣の仕業だと、思ってるなら……なんで、僕に、何も…聞かなかったんでしょう?
……遠吠えだとか、それらしい影とか、そもそも無事だったのか…といった反応がでそうな気もします。
僕だったから…だとか
急な話を、持ってきたからか…とも思ったんですが、気になってしまって。
[あの時の周りを見た時に、人狼ではなく獣の仕業だろうという話は聞いたものの
それにしては反応に違和感を感じたのだった]
[演技していたと言われれば、苦笑をこぼし]
まあ、確かに演技…してましたしね
[と、答えるか。
実際その場にいたならば、どういう表情をしたのかはわからないが]
[一通り聞くと、ふむ…と頷いて]
確かにそれは一理あるな。
あの時獣の仕業だと言っていたのは誰だったかな。
……気に留めておこう。
[談話室にいた面々を思えば、正直気が重くなる話だ。
だが自分の感傷とは別だとばかりに、女は思考を巡らせる。
あの中にいた誰かの中に、
パメラを手にかけた人狼がいる可能性は高いのかもしれないと]
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