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じゃあラルスチョイスの焼き菓子。
[土産>>30と言われて返したのはそんな言葉。
平時のティータイムで毎回各地の茶請けを用意して食していることはローランドも知っていることだろう。
本気とも冗談ともつかない言葉が声としてローランドへと届けられた*]
焼き菓子?
うーん、そっか。お菓子かあ。
魚なら釣れそうなんだけどなあ。
お茶に焼き魚はないよねえ。
[お土産リクエストには、これまたとぼけたようなこたえが返る。
なお、荷物に釣り竿は当然ながら入っていない。]
ま、何かあったら探してみるよ。
楽しみにしてて。
[といっても当てなど別段ないのだが。
ティータイムに毎度幸せそうな顔でお茶請けを食べている彼のことを知っている。だからと、軽く微笑む調子で請け合った。*]
焼き魚なら夕食かなー。
まぁでも、何でも良いよ。
ラルスが選んだものに外れはないから。
楽しみにしてる。
[菓子であれ、本であれ、人であれ。
商人として鍛えられた彼の目利きを疑う余地などありはしなかった*]
ラルス、マルールからの使者が来て、土産にタラの塩漬けを置いてったよ。
夕食、本当に焼き魚になるかもね。
[砦へと近付いた頃だろうか、ローランドへそんなことを伝える。
対面内容ではなく土産の話になる辺り、さっきの話題を引き摺っていた]
マルールの使者の名前は、ラーシュ・ユリハルシラ。
マルール軍司令官、タイガ・メイズリーク・ユリハルシラの弟だ。
レトって名前も持ってる。
王国司令官からの伝言は、ざっくり言うと『第一王子は大人しくしてろ』ってとこかな。
[非常にざっくり過ぎる言葉を伝える。
一言一句正しく教えろと言うなら、伝えられた言葉>>0:299をそのまま伝えた]
それから、『マルールの大義は、王妃と子供が心安く王宮で暮らせるようにすること』。
その責務を果たすのが全てであり、ブリュノーの件が解決後、こちらと事を構える心算は無い、だってさ。
この辺りはこっちと同じらしい。
[必要であれば、どんな返答をしたかも伝えて]
王妃殿親子が心安く王宮で暮らせるようにってなら、王子がその保証をすれば良いだけにも思うけど。
自分の子供に王位を、とも考えてるなら、難しいだろうな。
[そもそも王宮のことについてはこちらが口を出すことではない。
それを行ってしまえば、恐らく過干渉だと言われるだろう]
別れ際に、真ん中の草原辺りで会おう、って言っていた。
あちらはそこに出てくる可能性が高い。
北の山道は、もしかしたら使われないかもしれないな。
[とはいえ、あちらには
進軍先はご指名のあった中央平原にしようと思うけど、どうだろ?
砦が使えそうならそこを経由して、になるかな。
[後程改めて軍議をする必要はあるが、先ずはローランドに意見を求めた*]
うん、使者が?
そいつはまた、手回しの早い指揮官殿だ。
タラの塩漬けかあ…。
それじゃ、メレディスさんところの野菜と蒸したら美味しいかもね。
[似たような調子の応えが返る。
どうにもこの辺りは昔から変わらない性分だった。
もっともこうでなければ、商人なんて寄り道もしちゃいない。]
なるほどね?
それじゃ、第一王子を立てて王妃と第二王子も一緒に暮らせばいいんじゃないかなあ…。まあ、そうもいかないから「こう」なっているんだろうけど。
[ざっくりとした説明を聞いて出てきた結論は、友と変わりのないものだ。>>=6]
王位継承となれば、利権も絡む。
それぞれの臣下も黙ってはいないだろうしね。
王がティルカン寄りになるか、マルール寄りになるか。
それに人生関わるって人間も多いだろうさ。
[特に商売を行う者ならば。
音に微かに辛辣な笑みの色が乗った。]
ふうん……?
しかしマルール軍の方は、なんというか…
一本気というか、真っ直ぐなのかも知れないね。
使者を送り込んで大義を伝え、更には戦場まで匂わせるとは。
マルール軍司令官はタイガ・メイズリーク・ユリハルシラ。
なんだったか…、そうそう。華冑公婿だ。
つまり彼がマルール王国の面子というやつだね。
妥当なところなんじゃない?
……ははあ。草原で会おう、ね。
ということは、悪戯に街を荒らすこともなさそうか。
いや、ロンジー辺りを補給拠点にされても面倒だなと思っていてね。
先んじて封鎖しておくべきかは考えていたのだけど。
[さらりと告げて、思考を置く間。]
とはいえ、そこまでの長期戦を想定はしていなそう、か。
ならばそこまでの警戒は不要、それよりもマドゥーラのおかみさんが気にしていたように、川からの水運をより警戒しておくべきかも知れないな。
OK、ではそこも含めて確認しておく。
進軍先はそれでいいと僕も思うよ。
どのみち平原に罠を仕掛ける暇は互いにないし。
騎兵を自由に動かせるのはありがたいね。
[と、最後に微笑む調子で付け加えたのは騎士の顔。
友の判断に是を置いて、言葉を切った。]
一枚岩になるのは難しいってのは分かってるけど……ままならないものだよな。
[共存の道を選べなかったのは何故だろう。
そんなことを思う]
マルール軍司令官がマルールの面子ってのはその通りだろうね。
彼は……なんていうんだろうな。
噂を聞く限りは、公明正大で大局の更にその先を見据えているような印象を受けるね。
今回使者を送ってきたのも、戦う前に解決出来るならそうしたいから、だったんじゃないかな。
言葉は挑発的だったけどさ。
そこまで考えてたんだ?
流石はラルス。
でも必要なさそうだな。
巡回兵の話ではマルールの使者は船を馬に繋いで遡上してきたらしい。
うちは船の運用をあまり考えてなかったけど、警戒しておいた方が良さそうだね。
[その辺りは流石海運国家と言ったところか。
こちらでは発想のしにくい案だと思っていた]
じゃあ平原に出る方向で話を進めることにするよ。
砦と川の確認はよろしく。
[友から是>>=11を得たことで、軍議の方針が決まったのだった*]
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