人狼物語−薔薇の下国


489 グラムワーグ・サーガ4

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【赤】 天の子 マレンマ

[響き返るまでの間を、息を詰めて待っていた。
これほど長い時間を、他に知らない。
故に、声が返された瞬間には、安堵で力が抜けるようだった。>>*55
だから消耗する様子にはすぐには気づかず]


  ……!
  ご無事でしたか。
  いえ、なにか嫌な風が通り過ぎていったので…


[溜めていた息を吐いてから、気を引き締める。]

(*0) 2017/11/12(Sun) 00:39:17

【赤】 天の子 マレンマ


  それと、宇宙船がこちらに来るようです。
  ずいぶんと、速い──


[報せる間にも、光点が大きくなっているのに気づいて、
声が少し焦った。]

(*1) 2017/11/12(Sun) 00:39:31

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ


 なに、宇宙船が? そうか。


 …────、ふ、ふふ。 なるほど?




             つまり、これは囮か。


[愛しき子の囁き声、それに時ならず楽し気な響きが返った。]

(*2) 2017/11/12(Sun) 00:51:19

【赤】 天の子 マレンマ

[思わぬ楽し気な様子に虚を衝かれる。
少し、ほんの少し…
 楽しそうに消えていったシメオンのことが思い出されて、眉を下げた。

けれども、すぐにその感傷を頭から追い出す。]


  もう、船を止めに出ています。
  師父がお戻りになるまでは、通しはしません。


[裏を返せば、早く帰ってきてほしいという無意識の要請でもある。]

(*3) 2017/11/12(Sun) 00:59:34

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ


 マレンマ、すぐに戻る。
 それまで少しの間────、頼むぞ。

[間に合わぬ、と。
 分析を置いて、天の子に託す声は僅かに厳しさを帯びる。
 既に上空にあった天使の一軍は動いている。
 彼らがいち早く、天の子の率いる軍に合流を果たすはずだ。]

(*4) 2017/11/12(Sun) 01:02:44

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ


 ああ、




              …───── 任せた。


[かのいとし子の抱いた感傷>>*3には気付くことなく、
 代わりに気を張る子へと選んだのは、厳しくも響く言の葉。
 今は甘く優しい言葉の、力なきと知るために。…ただ、]

(*5) 2017/11/12(Sun) 01:13:11

【赤】 天の子 マレンマ

[厳しい響きを初めて向けられて、短く息を吸うと同時、胸が熱くなる。
それは確かに、天の力の一端として認められたような喜びを伴い、
応えなければという責任感を生じさせるものだった。

心奮い立たせ、はい、と短く答える。]

(*6) 2017/11/12(Sun) 01:30:10

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ


 ………すまない。



               少し遅れたな。

(*7) 2017/11/12(Sun) 21:32:03

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

― 閑話/遠い日 ―

[───── 知る者は居まい。

 過日の、輝かしき大天使の地上への降臨、それよりも前。
 神の種子たる御子が地上に植えられてより後のこと。

 密やかな、ごく小さな奇跡が地上に顕現していたことを。]

(*8) 2017/11/12(Sun) 22:52:43

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

[それは何でもない風景だった。
 教会にはいつものように子供らの声が賑やかに響き、
 どこかの家からは煮炊きの煙が暖かに上がる。

 そんなどうということのない日常、
 その中に奇跡はひっそりと佇んでいた。

 目を留めた者があったかもしれない、
 けれど多くは特に気に留めることもなかっただろう。
 教会近くに聖職者らしき者がいることなど、
 珍しくもなんでもなかったはずだから。]

(*9) 2017/11/12(Sun) 22:52:57

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

[表向きはそう、地上の様子を知るために。
 危うき世界に撒かれた天の種子、希望の種。

 それが芽吹きし時に、かの地上世界は終わりを迎える。
 そうした地の様子を見守るため、…───けど。

 あの時から、気に掛かってしまっていたのだ。
 自ら幼き子の首に掛けた銀の首飾り、
 それに自ら天の文字を>>0:123刻んだ時から。

 心に面影住まわせてしまっていたのだ。
 地に置き去りし、かの幼子の面影を。]

(*10) 2017/11/12(Sun) 22:53:11

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

[表立って、天の化身が教会を訪れることも、
 ましてや幼子の顔を直接目に映すこともなかった。

 ただ、諦めたように泣かなくなり、>>2:230
 一人眠りについた幼子の心の奥、胸の奥に寄り添うように。]

(*11) 2017/11/12(Sun) 22:54:16

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

[音もなく響く、それは小さく密やかに紡がれた子守歌。
 天のいとし子にしか響かない、微かな響きで。
 優しく愛しく響き紡いで、天の化身は静かに消えた。


 そんな奇跡。どうということのない小さな奇跡だ。

 ただそれこそが。
 そんな奇跡を齎してしまうところが。
 大天使ナタリエルが、地上を祝福するに最も適する所以であり、
 また、最も適さぬとされる所以でも─── * ある。*]

(*12) 2017/11/12(Sun) 22:55:21

【赤】 天の子 マレンマ

― 記憶の奥 ―

[十二の御使いが消滅する衝撃を全て受け止めて
天の子の魂は深い意識の底にまで落ちていた。

意識の底、忘れられた記憶の漂う海で、魂は昏々と眠る。

その赤子のように丸まった意識に、記憶の泡がひとつ触れて弾けた。]

(*13) 2017/11/12(Sun) 23:44:36

【赤】 天の子 マレンマ

[遠い、遠い日の夜。
冷えた寝床にひとり潜り込み、時過ぎゆくを数えていた頃。
優しい手はもう無いのだと、
わがままを言って困らせてはいけないからと、
我慢することを覚えた後のこと。

夢うつつの中、首飾りがほんのりと温かくなったこと。
綺麗な、優しい声が子守歌歌ってくれたこと。

そんな小さな奇蹟を、当たり前のように思っていた。
幼い、幼い日の記憶。]

(*14) 2017/11/12(Sun) 23:45:09

【赤】 天の子 マレンマ

[孤児院に預けられた時から片時も離さなかった首飾りに、
幼い子供は時折話しかけていた。

言葉もろくに話せない赤子の頃から、
もう少し大きくなった頃まで。
少年となり、周囲に奇異の目で見られるようになっても、
1人でいる時は、やはりこっそりと話しかけていた。

まわりに溶け込むのが苦手だった少年の心を、
首飾りはいつも支えてくれたのだ。]

(*15) 2017/11/12(Sun) 23:46:28

【赤】 天の子 マレンマ

[昏い眠りに落ちた今もまた、
首飾りは仄かな温かさを含んで、眠りを見守っている。

無意識の手指が、そっと首飾りに触れて
刻まれた文字を指先でなぞった。*]

(*16) 2017/11/12(Sun) 23:51:13

【赤】 天の子 マレンマ

[記憶の奥で触れた泡は、もうひとつある。

微かに耳朶揺らす歌が呼び寄せたもの。
歌も歌えぬ頃に、耳にした旋律。>>65

 星や月がにこやかに微笑み、
 鳥も花も楽しげに歌っている、
 絵本のように幸せな世界の中

 銀のお船に乗って、流れ星を捕まえに
 たかい、たかいお空に飛んでいく。

そんな絵本のような情景が、歌と共に浮かぶ。]

(*17) 2017/11/13(Mon) 00:25:08

【赤】 天の子 マレンマ

[自分は、その歌が好きだったのだ。
何度でも、歌って欲しいと、もう一度聞かせてくれと、
"お兄ちゃん"の袖を握って振り回して、要求したのだ。

お星さまやお月さまのとなりに行ってみたい。
そんな夢が、確かに昔、自分の中にあった。]

(*18) 2017/11/13(Mon) 00:25:33

【赤】 天の子 マレンマ

[それは、天の裁定>>5:*28は覆らないという"常識"であり、
人が大天使を超える事など無いという確信でもあり、
ひいては、大天使そのひとが失われることへの不安を
見ぬふりして押し込めていた、己の心の鎖でもあった。]


  師父…っ!

   今…っ、 今、参ります ───!


[叫ぶように響く声には、その不安が色濃く滲んでいただろう*]

(*19) 2017/11/13(Mon) 02:37:05

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

 っ、マレンマ?

 待て。今はまずい……っ



[囁き>>*19に返した声に、らしからぬ焦燥が滲んだ。
 それは自らを案じての響きではない、そうではなく。
 これから起こること、その予想される衝撃の大きさ。
 それにいとし子が巻き込まれるを、恐れてだったが。]

(*20) 2017/11/13(Mon) 16:41:03

【赤】 天の子 マレンマ

[駆けつける、という叫びに返ってきたのは、焦り滲む制止の声だった。
なぜ……? と。
想いは混乱し、波立つ。]


 どうし─── …


[問いのかたちの響きは、途中で途切れる。]

(*21) 2017/11/13(Mon) 21:23:51

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ

 マレンマ、リヴィエル。愛しい子。
 大事はないか?

[続き呼びかける声は、今は打って変わって穏やかに。
 慈しみ深き響きで、いとし子の名を呼ぶ。
 何事もなかったかのようにして。]


 こちらへおいで。


[そうして差招く、自らの傍らへと。]

(*22) 2017/11/13(Mon) 21:47:52

【赤】 天の子 マレンマ


  師父…。

[しばらく、声が出せなかった。
立て続けの衝撃、───身体的なものではなく、
目の当たりにした数々の光景に、打ちのめされて。]


     私は、  無事で、います。


[ようやく響かせた言葉も、微かに震える。]

(*23) 2017/11/13(Mon) 22:21:00

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ


 では───…
 手伝っておくれ。 我がいとし子よ。



    わたくしは他に、手が回らぬゆえに。


[それは術式に、全てつぎ込むことを意味する。
 そうとなれば移動も防御も、全てかなわぬものとなるだろう。]

(*24) 2017/11/13(Mon) 22:34:40

【赤】 天の子 マレンマ

[柔らかなこころが震えるのとは裏腹に、
意識の面を覆う意思は、滑らかに澄んでいく。]


  必ず───。

  あなたを、お守りします。


[求められた喜びに、微かに心浮き立ちさえした。]

(*25) 2017/11/13(Mon) 22:43:37

【赤】 天の子 マレンマ


 私は、

    私を求めてくださる方のために───


[蒼い輝きを間近に見据え、
         響く声は、これまでになく柔らかく。]

(*26) 2017/11/13(Mon) 23:01:09

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ





          ────── 愛しき子よ 、
 

(*27) 2017/11/13(Mon) 23:30:44

【赤】 天軍指揮官 ナネッテ



   生きなさい。

 

(*28) 2017/11/13(Mon) 23:31:21

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