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──── 案ずるな。
今、そちらへ行く。
[震えるようなコエに、遠い距離をものともしない、直ぐに到着せんと言わんばかりのコエをロー・シェンへと向ける]
…ロシェ。
私は君を援くために在る。
無理を、と言うのが双子のことを言っているならば気に病むな。
私は……私達は、戻らないものではなく、まだ手の中にあるものを想うしかない。
……そう、教えられた。
[親友の姿を持つ者に]
悔いるのは、嘆くのは後でも出来る。
私は今、手の届く者を援けたい。
君を援けたい。
シラーについても案ずることはない。
ローグの民達が協力すると約束してくれた。
奪還が成り、民達も活力を戻しつつある。
信頼する部下達がシラーを護ってくれる。
後顧に憂いは無い。
故に私は、君の下へ行く。
[ロー・シェンに、馬鹿だ、と言われてどこか安堵してしまう自分も、あれでそれなのだが。>>*32]
ああ、 おまえが魔王を倒すのを 特等席で、
[待ってる──と、決して諦めていないコエで、伝えた。]
今...?
[ 一刻も早く、とは思っていたが、ヨセフのコエは、まるで、即座に戻るかのように聞こえ、男は瞬く ]
そうですか、ローグと会えたんですね。彼等が協力を約してくれたなら、それは絶対です。
安心して下さい。
[ 続く言葉には安堵を零し ]
はい、待っています、ヨセフ...気をつけて。
[ 最後に、そう返して ]
この剣が、俺の元へ届くまでに犠牲となった気高い命の全て...無駄にはしません。
[ コエによって告げるのは、ヨセフが喪った者達への敬意と、誓い ]
もう、いいんだな?
[待ってろ、と言われた先のコエではまだ、ロー・シェンは無理をしているように感じられた。>>*32
だが、今、届いたコエは、吹っ切れたような──いや、しっかりと天命を受け止めた英雄の、揺るぎないものになっていた。>>*43
アイリの死から立ち直るための支えがあったのだろう、思い浮かぶのはヨセフの顔だ。]
すぐに、よく見えるところに出る。
[動けないような身体ではないと、知らせるべくコエをおくった。
もっとも、幽閉されていたとしても、脱獄してやるつもりだが。]
見つけてくれ。
動けるんだな?
[ すぐに、と、聞こえた言葉に、隠す事無く安堵の息を零す ]
ああ、俺も、すぐ行く!
[ 衝撃波が頭上を過り、その言は即座に実行されることになる ]
[力強いロー・シェンのコエが届いた。
魔王の玉座の真上だ、と。 ああ、近い。]
グリフォンだな。
殿下も間に合ったとは、ありがたい。
シラー解放、おめでとう。
これで魔軍の補給路はほぼ断てたな。
[二人へと投げ返す状況判断は今も的確なものだ。]
上へ向う。
見せ場には、間に合うさ。 構わず全力でいけ。
[すぐに戦いを開始するのだろう二人へ、エールを送る。]
ロー・シェン、 殿下。
こんな時だが、あの後、エルフの双子の動向は確認しているか。
魔王にまとわりついても逆鱗に触れないらしいって証言を得た。
飛び出してきても油断するなよ。
[ どうやら、ディークは双子の正体を自力で掴んだらしい ]
...ローレルとローズマリーは、俺が斬った。
俺の暗殺を、魔王に命じられてたらしい。
[ 正確には、苦しめろ、と、命じられていたのだろうが、男にとっては同じことだ。
伝え辛かった事を伝える機会を得て、幾らかほっとする ]
[ロー・シェンとディーク、双方のコエを聞き、男は心の内で笑む。
輝くような彼らの絆を眩しげに見詰めるように]
あぁ、ありがとう。
補給を止めたためか、今のところ魔軍への増援はない。
[二人へ届くようにコエを返した後、男の身は浮遊城へと転がった]
[自分が斬ったと答えるロー・シェンのコエに、男は心の内で瞑目する。
まだ振りきれたわけではないが、この場で心乱さぬくらいには落ち着いて聞くことが出来ていた]
[エルフの双子はすでに害を為すことはないと、二人から知らされる。]
そうか…
ロー・シェンの手にかかったなら、苦しまなかったろう。
[魔王の子飼だった双子。
ユーリエを殺させたのもその線か──と思索し、すぐに否定した。
魔王は、自分の手で造ったもの、改造したものにしか関心を抱かないタチだ。]
[ロー・シェンを暗殺しようとした双子に同情することはできないけれど、]
この石から花が咲く日が来たら──また遊んでやる。
それまで、ふたりで仲良くしてろ。
[届かぬ追悼をコエに乗せた。]
...ヨセフ、ディーク...
[ 二人がどうしているかは、今は見えない。けれど、きっと、それぞれに、戦い続けているだろうと思う ]
ちょっとばかり、無茶をします。
[ だから、コエだけを、贈る。笑みを乗せて ]
ああ、 今、笑ってるだろう、おまえ。
[見えなくてもわかる。
だから、俺も笑って送り出そう。]
おまえにしか、できない。 任せたぞ。
─── こど も ?
[はた、と瞬くような気配。
死なせてしまったと思っている男は直ぐにその可能性には至れない。
呆けるようなコエがディークへと届く]
男の子だ、 あんたの息子だろう。
生きている。 ただ──、
[Z が暗示したとおりだ。手を出すのが躊躇われる状態である。]
来られるか。
[戦いはどうなっている、と気配を探りながら。]
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