人狼物語−薔薇の下国


312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇

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【赤】 共和国大使 カナン

[「おっさん」 「矢傷」 「手遅れ」 「だった」
もはや取り返しのつかない過去形でもたらされる知らせ。]


  何故!


[予感がなかったとはいわない。
血の匂い。「限界でな」と笑った顔に過った疲労のいろ。別れ際に投げかけられた祝福の言葉。

それでも、抑えがたく感情は波立つ。]

(*2) 2015/03/18(Wed) 20:38:49

【赤】 共和国大使 カナン

[クロードが、面会に来たクレメンスを殺すことは考え難い。
クレメンスもまた、死をもって決起を諌めるような気質ではない。

シメオンが告げたように、傷を押して道を示しに向かい、そうして自ら見定めた死の眠りについたのだろう。
覚悟の死であったと予測はできる。
だが──、]

 
  早すぎる…


[慟哭が吹き荒れた。]

(*3) 2015/03/18(Wed) 20:40:09

【赤】 共和国大使 カナン

[ややたって、カナンは家令の指示を告げ、飛行船を沖の小島へ向けるよう伝える。
少し嗄れた声。]


 おまえが看取ってくれたんだな。
 それがせめてもの──慰めだ。

 ありがとう、 そして、

  …やっぱり、 ありがとう、 シメオン。


 気をつけて 早く 帰ってきてくれ。
 
    おまえの抱擁が、 欲しい。
 

(*4) 2015/03/18(Wed) 20:41:41

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

[波立つカナンの感情が伝わり、必死に抑えていたシメオンの感情が共鳴を起こす。
感情は雫となり零れ落ち、嗚咽が慟哭へと入り交じる。
それが収まり始めたのは、カナンの嗄れた声が聞こえた頃だった]

(*5) 2015/03/18(Wed) 22:17:37

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

……ああ。

俺も、最期に傍にいることが出来て、良かったよ。


俺がちゃんと帰れるように、みち、示しといてくれよ。
俺を受け止めてくれ。

[再会の場所は異なれど、約を違わずに居てくれと。
そんな願いも含めて声を伝える]

(*6) 2015/03/18(Wed) 22:17:47

【赤】 共和国大使 カナン

 
 あまり、興味本位で行くと、シルキーが厭がるかもしれない。
 ナーバスにならざるをえない状況であるし。

 だから、今回は我慢してくれ。

 
 おれの身なら心配しなくていいよ。
 報告はこまめにする。
 

(*7) 2015/03/18(Wed) 23:37:46

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

構わねぇよ。
この一件が無事終われば、いつだって機会があるだろ?


心配するなって方が無理な話だが、信頼はしてる。
囚われの姫を救って来い。
朗報を待ってる。

(*8) 2015/03/18(Wed) 23:48:36

【赤】 共和国大使 カナン

 
 ドルマール神殿の中に通された。

 総檜の丁重に造り込まれた建造物だ。
 木の香りが心地いい。
 

(*9) 2015/03/19(Thu) 00:37:20

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

へぇ、檜か。
心落ち着かせる香り漂う神殿。

聞くだけで静謐な雰囲気を感じるよ。

(*10) 2015/03/19(Thu) 01:56:52

【赤】 共和国大使 カナン

− 間奏曲 −

[これはまだ、二人が生国セドナを離れて程ない頃、
始めて”声”を通じあわせた日の物語──

夏だった。

湖にボートを出して、カナンとシメオンは涼をとっていた。
シメオンの注意を引こうと、カナンはわざとボートを揺らす。]

(*11) 2015/03/19(Thu) 20:48:45

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

[北国生まれの二人にとって、マチュザレムでの生活は時に気温に当てられてしまう日があった。
そんな時は何らかの方法を講じて涼をとる。
その日はボートで湖に繰り出し、涼やかな空気に身を晒していた]

涼しいなぁ…。

[湖面に手を伸ばして浸したりと、あれやこれや試してみたりもする]

(*12) 2015/03/19(Thu) 22:32:36

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

[そんな中で、不意にボートが揺れた]

うわぁっ!?

[波も無い湖。
他のボートとぶつかったかとも思ったが、ぶつかる音は聞こえていない。
視線を巡らせば、カナンが自分達の乗るボートを揺らす姿が見えた]

カナン、止めろって!

(*13) 2015/03/19(Thu) 22:32:53

【赤】 共和国大使 カナン

− 間奏曲 −

 ただでは止めん!
 だって、おまえ、「どうして湖の上は涼しいのか」とか、そういうこと考えてそう。

 もっと元気に遊ぼうぜ?
 

[ケラケラと笑いながら揺れるボートの上で立ち上がり──、そのまま後ろ向きに湖へドボン。]

(*14) 2015/03/19(Thu) 22:43:40

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

[思考を言い当てるカナンに、ぐぬ、となりながら]

この世の事象には須らく理由がある。
それを考えて何がわ───

(*15) 2015/03/19(Thu) 22:54:02

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

わぁ!! カナン!!

[反論したところでカナンが湖へと水飛沫を上げながら落ちていく。
不用意に立ったがために落ちたと思い込み、慌てた声を上げた]

おい、カナン!!

[船縁に身を預け、カナンが落ちた場所へと手を伸ばす]

(*16) 2015/03/19(Thu) 22:54:10

【赤】 共和国大使 カナン

― 間奏曲 ―

[泳げないわけではなかった。
だが、見えない流れがあるのか、湖に落ちたカナンは底へ底へと引きずられる。

胸が潰れそうになって、肺の空気がコポリと溢れた。
泡は砕けて散って逃げてゆく。

覗き込むシメオンの顔が歪んで見えた。


 繋がりそうで 届かない 運命の糸は 半ば ]

(*17) 2015/03/19(Thu) 23:23:25

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

[落ちたカナンが浮いて来ない。
伸ばした手を掴んでこない。
泳げるはずなのに、金色は湖底へと沈んで行く]

───んなろっ!!

[悪態をついて、シメオンは大きく息を吸い込んだ。
少しでも動きやすいように上着をボートに脱ぎ捨て、頭から湖へと飛び込む]

(*18) 2015/03/19(Thu) 23:43:53

【赤】 共和国大使補佐 シメオン



『───カナン!!』

[沈み行く金色に手を伸ばしながら、声なき声を張り上げた]

(*19) 2015/03/19(Thu) 23:44:06

【赤】 共和国大使 カナン

― 間奏曲 ―


[声が、弾ける。

            呼ばれた。 


  『 シメオン───!!』


            応えた。


絆が、紡がれた。]

(*20) 2015/03/20(Fri) 00:01:49

【赤】 共和国大使 カナン

[投げかけた”声”がしっかりと響いていることがわかる。
読心術ではなく、骨伝導でもなく、不思議と──話せるのだ。]


 ひとりじゃない…  なら、   死んでたまるか。


[伸ばした指先にシメオンの手が、想いが絡む。
ふ、と身体が軽くなった。]

(*21) 2015/03/20(Fri) 00:03:00

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

[声が響いた]



[耳にではなく、心に]

(*22) 2015/03/20(Fri) 00:17:35

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

[空気無き水の中、振動で伝わる音ではない声。
あり得ない事象。
あり得た事実。
この事象に理由をつけるならば、それは”絆”と呼ばれるのだろう]

死なせて、たまるか。

[絡んだ指を、手を、想いを。
しっかりと握り締める。
心なしか軽くなったカナンの身体を自分の身へ引き寄せ、抱えるようにしながら湖面へと浮上した]

(*23) 2015/03/20(Fri) 00:17:46

【赤】 共和国大使補佐 シメオン


ぷはっ!

[顔だけを湖上へと出し、呼吸を確保する。
ゆらり漂っていたボートを捕まえて、その船縁にカナンの手を掛けさせた]

カナン……ッ

[切羽詰った声で呼びかける]

(*24) 2015/03/20(Fri) 00:18:01

【赤】 共和国大使 カナン

― 間奏曲 ―

[シメオンの腕が身体を支え、水を掻く。
重い束縛が剥がれてゆくようだった。

ほどなく頭が水面に出る。
シメオンの手で引き寄せられたボートの縁につかまって日差しの温かさを背に受けた。]


 はははは…! あはははは! 

  ありがとう、シメオン、 やったな! 嬉しい。


[溺れかけたばかりだというのに、弾けるように笑う。
生きている、そして、生きてゆく上でとても大切なものを得た実感が身体を駆け巡っていた。]

(*25) 2015/03/20(Fri) 00:29:13

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

[至近距離で笑い声が上がった。
溺れかけたカナンのもの]

お、っまえ、 どんだけ心配したと……!

[笑う声に呆気に取られた後、激しかけた声が上がる]

(*26) 2015/03/20(Fri) 00:46:04

【赤】 共和国大使補佐 シメオン


………ふ、 あはははははははは!

[けれどそれも、直ぐにつられるような笑い声に取って代わった]

まさか、繋がれるなんて。
俺も嬉しいよ。

[湖面に浮きながらカナンの身体を抱き締める。
繋ぎ止めた絆は、唯一無二のかけがえのないもの。
失わずに良かったと、心底思った]

(*27) 2015/03/20(Fri) 00:46:13

【赤】 共和国大使 カナン

― 間奏曲 ―

[日差しとは異なるシメオンの肌の温もりが伝わる。
笑いに転じた声が水面をキラキラと波立たせた。

ひとしきりじゃれあってから、
よいせ、と手を貸し合ってボートに上がり、脱いだ服を絞って水を切る。]


 おれは生まれた時に、予言されたそうだ。

 「この子はすぐ近くと 果てしなく遠くに かけがえのない宝を見出すだろう」って。


 なんとでも解釈できそうな予言だけど──
 こうして血よりも強い絆を得たんだから、信じてもいいな。
 

(*28) 2015/03/20(Fri) 00:56:06

【赤】 共和国大使 カナン

 
 改めてよろしく、 マイスイート。


[菓子づくりの腕にかけて、シメオンのことをそんな呼ぶのだった。*]  

(*29) 2015/03/20(Fri) 00:56:28

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

― 間奏曲 ―

予言?

[お互いの力を合わせボートによじ登り、服の水を絞っている時に語られたカナンの運命。
宝、と示されると赤い瞳を何度も瞬かせた]

(*30) 2015/03/20(Fri) 01:12:04

【赤】 共和国大使補佐 シメオン

すぐ近く、が俺ってこと?
へへ、そっか。
それなら、もう一つもいつか見つかるだろうな。

ここに予言の証明者が居るんだから。

[何だか誇らしく思えてきて、ついつい偉そうな物言いになる。
自分を示す単語には、それ女性に対して使うんじゃ、なんてことも思ったが、大切な人と言う意味では使い方は間違っていない、のだろう]

ああ、よろしくな。

[ずっと添うであろう、己の太陽ひかりに笑み返した*]

(*31) 2015/03/20(Fri) 01:12:19

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