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さ、行こう。うーちゃん
[向かうはシュテラお姉さんのところ。表のアイリおねーさんが近くにいるのだ。すぐに見つかられるだろう]
ようやく……ようやく耳をかじれるね
[赤い世界に溶け込んだシュテラお姉さんの灰色の小さな耳にそっと牙を立てる。
願わくば、このお姉さんも仲間になってくれますように]
[一かじりすれば、口に広がるのは甘美な味わい。
これが自分が求めていた味なのか。
歓喜に全身が震え、もう一かじりしようとしたところで突然目の前のシュテラお姉さんが消えた]
……な〜んだ。お仲間じゃなかったのね
[きっと船倉とやらに送られたのだろう。
ふとポケットにあるスマホに着信が来ている。それを見ると>>#0>>#1]
[これでゲームは終わったのだ。
そう思うと、この赤い世界に引き込まれた時から感じていた空腹感がなくなっていくのを感じる]
……もっと食べたかったのになぁ……
ね、うーちゃん?
[だんだんと動かなくなるうーちゃんを抱えて、赤の少女はそう言ってとぼとぼと表の自分のところに戻っていった]**
>>*0リテイク
さ、行こう。うーちゃん
[向かうはシュテラお姉さんのところ。表のアイリおねーさんが近くにいるのだ。すぐに見つかられるだろう]
ようやく……ようやく耳をかじれるね
[赤い世界に溶け込んだシュテラお姉さんの灰色の小さな耳にそっと牙を立てる。
願わくば、このお姉さんも仲間になってくれますように]
[一かじりすれば、口に広がるのは甘美な味わい。
これが自分が求めていた味なのか。
歓喜に全身が震え、もう一かじりしようとしたところで突然目の前の赤に染まったシュテラお姉さんに色が付き始めた]
……な〜んだ。お仲間じゃないと思ったけどお仲間だったのね
[狼と敵対しているのかと思ったが実は実は少女と同じように自覚がなかっただけらしい。
ふとポケットにあるスマホに着信が来ている。それを見ると>>#0>>#1]
[選択は、間違えて居ない。
赤い世界でスマホを眺めて首を傾げた。
今日も再び触れることが叶わないダーフィトに、まぁ縁が無かったんだろうとあっさり諦めて踵を返した。
今日はドロシーの番らしい。
折角の役目だし、独り占めしてしまわなくて良かったとちょっとだけほっとしたのも事実で]
…ドロシーは誰を選んだんだろうね?
[もう一度独りになるのが怖くて、一緒について来て貰ったノトカーに問う…けれど、振り返った其処にノトカーの姿は、無い。
そこで届いた新着通知を確認し、今日はノトカーが選ばれた事を知る。
指先から力が抜けたようにスマホをその場に落として、ドロシーを探して駆け出した。
ゲームが終わった事には、まだ気付いていない]
>>4:*14>>4:*15
なっ…う、うるせ!赤くなんてなってねーよ!
[ドロシーの言葉は全く説得力の無い顔で否定して、アイリが顔を除きこもうとすればそれは態度で頑なに拒否をする。
そんな一幕の後、アイリから聞かされた役目は至極分かりやすいもので、つまりは自分達の正体を隠していればいいのだという。]
なるほどな、そういうことなら任せとけ!オレ達の事は誰にも言わねーからさ。
[ビッと親指を立てて見せるが、その姿はもしかしたらイマイチ頼りないように見えた…かもしれない。]
(仲間…か。いいもんだな。)
[次は誰にしようか。赤の世界で話し合うアイリとドロシー。この末席に自分も加えて貰った事に、胸に暖かいものが込み上げてくる。
きっと、この二人なら快く答えてくれるのかもしれないけれど、やっぱり少しだけ不安だったから…]
…なあ、アイリのねーちゃん。ドロシーの嬢ちゃん。
― 襲撃前 ―
[>>*4何やら深刻そうな顔をするから、何を言い出すかと思えば、>>5可笑しな事を問うノトカ―に、思わず、ドロシーと目を合せて……吹き出した。
真面目に尋ねているのに申し訳ないと思いながらも、止らなくて、腹を抱えてけらけらと]
ふふっ、可笑しな事を言う子だねぇ。
君が、そう思ってくれるならそうだし、違うなら君にとっては違うんだろきっと。
君が僕らを如何思うかは、君が決める事さ、……違うかい?
まぁ、君が何と応えようと、僕は勝手に友達だと思って居るけどね。
……それとも、友達以外の関係をご所望かい?
[彼の不安を笑い過ぎた息苦しさに涙が滲む程に盛大に笑い飛ばして、やっと顔を見せた彼をまじまじと覗き込む悪戯っぽい笑み。
何処か試すような響きで訊ねた言葉を、彼は如何受け取るだろうか?*]
>>*5
[ドロシーと目を合わせて、おもむろに吹き出してしまったアイリ。
何かおかしな事を言ってしまったのだろうか。図々しい事を言ったのを笑われたのだろうかと少し不安になる。
だけど、アイリの言葉を聞けば胸に安堵が広がって行って・・・]
・・・そっか。さんきゅ。
んや、アイリが友達だって、そう思ってくれているなら、「今は」それで十分さ。
[ひとしきり笑われた後、からかう様なアイリの問いかけには、お返しとばかりに小さじ一杯の含みを持たせて返答する。
望んでいた反応とは違ったかもしれないが、それが今の本音だった。
ドロシーはなんと答えたのだろうか。友達だと答えてくれたのならば、同じようにお礼を言って、嫌がられなければ頭をクシャリと撫でてやったかもしれない。
違うと言われたら、「そっか・・・いきなり図々しい事言って、ごめんな。」なんて精一杯の作り笑いを浮かべながら謝っただろう。]
>>*1>>*2>>*3
[どうやら、今回の襲撃はドロシーが行う事になったようだ。
一人になるのが嫌だからとアイリに請われ、自分は二人でお留守番。
・・・だけど、なんとなくわかっていた。近々、自分はここに居られなくなるという事を。]
(・・・ごめんな。最後まで見届ける事が出来なくて。
ごめんな。一緒に居てやる事すら出来なくて。)
[こちらに背を向けて、ドロシーの事を気にするアイリ。
彼女に心の中で謝って、せめてここに居られるうちは一緒にいてあげようと、安心させるようにアイリの手を取るため一歩踏み出して――]
あ・・・っ
[突如、身体が浮遊感に包まれる。目の前の景色が歪み、アイリの遠のく。
まさか、こんな早く時間になるとは思わなかった。]
――・・・アイリ!ありがとう!オレ、二人と会えて・・・!――
[せめて一言だけでもお礼が言いたくて、叫んだ言葉は果たして彼女に届いたのか。
それを確かめる前に、意識が途切れ――]
[それから間もなく、参加者全員にノトカーが船倉に送られた事、そしてゲームが終了した事を知らせる通知が届いた。]**
[ゲームの終わりを知らぬ侭、孤独を怖れ駆け出した廊下]
―――――っ、ぅわ!!??
[曲がり角を曲がった所で、誰かにぶつかった。
もうドロシーしか居ない筈なのに、けれどドロシーでは無い。
強かに顔を打つような高さに少女が居る筈はない。
傾いた身体を抱き留められる真っ赤な景色に溶け込んだ侭の、腕。
抱き寄せられて香るコロンの香りは、酷く落ち着く、良く知った――…]
『廊下を走り回るのは、感心しないね、
[仕方ない子だ、そう呆れ交じりに笑う、穏やかな声。
ローゼンさん、呼び返した名は声にはならず、無我夢中で縋る様に抱き締めた]
『何をそんなに泣いているんだい。
迷子になった時の魔法の呪文は、昔も今も変わらないと、あの時ちゃんと教えてあげただろう?
…思い出せないなら、”ドロシー”に聞いてご覧?と。』
[”ドロシー”と、此処には居ない少女の名を呼びながら、悪戯っぽく笑う彼の視線は、足元に。
めをぱちくりさせて、足元を見る。此処に来た時の侭の衣装の自分と
…同時に、もう一人の自分も一緒に]
[お気に入りの魔法使いの出てくるあの絵本。
あの頃から、憧れていた『魔法使い』はただ一人きりだけれど]
……踵を三回鳴らすやつ?
幾つの頃の話さ、それ。僕もう子供じゃあないよ。
やだよ、おうちになんて帰らないんだから。
酷いな、折角ローゼンさんに逢いに来たのに…。
[拗ねたように唇を尖らせて、甘えて縋る手を解けば、彼がクローゼットに用意していた髪の色に似たワンピースの裾をふわり広げて一回転して、お披露目を]
クリスマスらしくおめかししたんだから、今夜は一緒に過ごしてくれたっていいでしょ?
ねぇ、僕の魔法使い様。僕のお願い、叶えてよ。
[上目がちに彼の顔を覗き込む、子供の頃から変わらないおねだりのし方に、二度目の、仕方ない子だ、を零しながらも優しく笑うその腕に抱き付いて]
[……彼の腕を引いて、けれどふと、動きを止める。
もう一人の、それは元の世界の自分を指した心算だった。
けれど頭に浮かんだのは、幼い少女の横顔だった。
寂しさを心の底に隠して笑う、昔の自分のような。
幼い日の自分はローゼンさんに出逢えて、
「寂しい」と手を伸ばす事を教えて貰った。
けれど、彼女は、未だ、きっと……]
……ローゼンさんは僕を迎えに行ってね!
絶対!絶対だからね!!
[縋った腕を自ら解いて、駆け出した。
赤い世界に独りぼっちの少女を探すために]
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