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『……当代』
[伏した真白の獣は、小さな小さな声で呼びかけてくる]
ん? どした?
『……人の子が彼の領域に触れる事は……』
ま、今まではなかった。
だから、確かにどーなるかわからんが……。
[不安げに綴られる声に、静かな声で答えを返し、それから]
それでも、さ。
……信じてみろよ?
先代は、人の可能性はいつも信じていた。
先代の意を忘れんと言うなら、そこまで貫けよ。
『…………』
[静かに告げる言葉に真白の獣は小さく尾を揺らす。
無垢すぎる神徒の中には、未だ昇華し切れぬものがあると知るからそれ以上の言葉を重ねる事はなく]
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