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[呟きの後に零れたのは、楽しげな笑い声。
それは、霞色に閉ざされた地にのみ微かに響く。
とはいえ、笑い声以外のものは届かない。
……何気に『紡ぎ手』、檻の内のやり取りを楽しんでいるらしい。*]
[悪趣味、という評>>+18は間違っていない。
『紡ぎ手』の唯一の眷属であり、代行者たる者が聞いたら、全力で肯定した事だろう]
……いると言えばいるが、いないと言えばいない。
[呼びかける声>>+19に返す言葉は、変わらず謎掛けめいたもの。*]
[半分>>+20、というのがどういう解釈なのかは気にしているのかいないのか。
ともあれ、鴉の娘にああ、と返した後、『紡ぎ手』は再び戦いに注視していたのだが]
………………。
[霞色の『檻』から届くやり取りは、やはり、面白いようで。
楽しげな笑い声が零れるのは、止めようがないらしい。**]
……は?
[『檻』の中から届いた問い>>+35は、『紡ぎ手』にとっては完全に想定外のもの。
故に最初に上がったのは、とても惚けた響きの声]
……ふむ。
その発想は、なかったな。
必要である、というなら、水場や衣類は供しよう。
……ああ、とはいえ、暴れるものたちに無理に供する必要はない。
すぐに無為にされては、かなわぬからな。
[真顔な上に、真面目な声音でそう言った後。
霞色の空間の一角に、小さな水場と仰々しい箱がひとつ、現れる事となる。*]
[鴉の娘の賑やかな声や仕種は、普段は変化の少ない在り方で過ごす『紡ぎ手』にとっては珍しいもの。
滅多に聞かぬ他者の願いを聞いている辺りにそれが滲んでいる……とわかる者はこの場にはいないのだが]
……私の『名』?
それを問うて、君は何を得る?
[お名前、何、と問いかける声。>>+42
それに返すのは、こんな問いかけ、ひとつ。*]
……なるほど、確かにそうだな。
[返された言葉>>+49に、く、と楽しげな笑みが漏れる]
『今の』私の名は、シメオン。
シメオン・シックザールという。
[次いで告げるのは、『
[反則じゃないか、と問う声>>+54がする。
それに、『紡ぎ手』が零すのは微かな笑い声]
私は、切欠であり、終着。
それ以外の何物でもない。
一度始まった『インフィニティ・デュエル』の行く末を定めるのは、欠片を手にしたものであり、私ではないよ。
最後に、『死神』を退けられるか否かも、欠片次第なのだから。
[笑いと共に、さらり、返すのはこんな言葉。*]
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