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アル、こっちも終わったぞ……。
[木陰で休息しつつ、通信具を起動させる]
こちら側に滲み出ていた『虚無』の欠片は無事に浄化完了。
現在、水霊の領域にある安全地帯で休息中だ。
[伝える口調は淡々と。声音の疲れは誤魔化せていない]
『……ノトカー』
なんだ。
『いえ、状況的に已む無しとは思いますが。
……無茶、しましたね?』
…………。
[問いかけてくる声が低い。物凄く低い。
あ、ヤバい、これはヤバい、と。
過ったのはそんな思考]
……仕方ないだろ。
『虚無』相手は、ウチの……ラヴェンデル家の務めだ。
『それはわかっていますけどね。
……一人で浮かれて演習に同行した挙句命削った、とか。
……後で、タチアナさんに怒られる方の身にもなってください』
いや、別に浮かれて遊びんでた訳じゃねぇぞ!?
というか、なんで毎度そっちまで怒られるんだよ……?
『……………………』
『るぅぅぁ……』
[素で突っ込んだら沈黙と、呆れたような虹竜の鳴き声が返された]
……なんだよ。
『……いえ。
取りあえずは、ゆっくり休んでくださいね。
……ぼくもさすがに疲れたので、ちゃんと休みますから』
……あー……わかった。
そっちも無理するな、シエルの事もあるし。
『ええ……それじゃ、また後で』
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