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肉も酒も叙任式の後の懇親会では出すこととしよう。
だが、ぬしは出てこぬかもしれぬか。
ならばよかろう。
ここでも楽しめるようにしてやろうほどに。
[魔空間に酒食が並ぶ。えあーで。
大丈夫だ。酒気分は本物だ。]
馳走ありがたい。
わしがそっちに出たら…なんて詮無いことは言うまい。
乾杯じゃ♪
[ ペチャペチャペチャ。
肉球でグラス持つのは(以下略]
我が王にまで切りつけるなんて。
ああ、うちの子素直で可愛い……!
[間に割って入った瞬間の想いだって、魔空間には駄々洩れているんである。]
ですが我が王と言えど、この子の心には触れさせませんよ。
この子の体も、心も、私だけのものです。
[蛇も竜も、執着心は強いものだ。
竜が宝玉抱くように、闇がとぐろを巻いた。]
ぬしも、それでよいな? 狼王よ。
[呼びかけるのは、魔空間でくつろいでいる元天使の同居人に向けてだ。]
あの二人で遊びたいなら、ぬしもうまく立ち回るがよい。
人界であまり目立てばぬしとて狩られもする。
つがいの肉体が失われては、あの雛が不憫よ。
なに。ぬしが退屈せぬよう、あれらが心尽くしてくれよう。
存分に愉しめよ。
くっく、ぐるる…
ぬしも悪よのぉ。
[ いっぺん、言ってみたかったらしい。]
ヒヨコを追跡する手間がはぶけたぜぃ
天使に憑いてアガリというのもつまらぬものだと思っていたところだ、
新たに強いヤツを食らって力を蓄えるニューゲームも愉しみよ。
[ いつかは、この魔王にも挑んでやろうかの、などとご機嫌で考えていた。*]
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