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……兄。
この森、どうなってるんですか?
[一体を仕留めた所で、向けるのは浮かんだ疑問]
神性と魔性が混在している……いや、通常の空間でない以上、何があっても不思議はありませんが。
……あー……これな。
恐らくだが、南の姫巫女の力の残滓だわ。
[太陽に近しい焔の力など、他に思い当たる節はなく]
……ここでの騒動の時に、封じの一環として残してったかなんかした力が変容した……って辺りじゃねぇかな。
……兄。
気のせいであってほしかったんですけど、奥の方に、大きいのがいるみたいですよ。
[ぽつ、と落とすのは、それ以外に言いようがない発見報告]
……いちおー、突っ込んどくが、お前が言うな、それ?
[調査隊の面々に向けられる上位の癒しの術。
それが齎す負担はわかっている。
故に、とばしたのはこんな突っ込み]
俺はいーんだよ、ここにいる限りは力はいくらでも供給できるから。
……お前はそこまではできねぇんだから、あんまり無茶すんな。
滅私奉公でお前が死んでも誰も喜ばねーぞ?
[呆れ切った口調で言いつつ、半ば強引に力を送る。
魂の盟約者という繋がり故に叶う、神力の直接付与。
裏技中の裏技、ともいう]
次で終わりなんだから、無理すんじゃねえよ。
それはわかって……っと。
[わかっていますよ、と返すより先に送られてきた力。
それは、押し隠していた疲労をふわりと焼き尽くし、活力を与えるもの]
……ちゃんと、わかっていますから。
そこは、大丈夫ですよ、
[力を受け止め、癒しを得るとは、と一つ息を吐いて、途切れた言葉を続ける。
なんだかんだで過保護なんだから、という言葉は、音に変えずに飲み込んだ]
………………。
それは、知りませんよ。
[ある意味自業自得でしょう、と。
そんな響きを帯びた声音ですぱっと切り捨てた]
……んだよそれ、ひっでぇなぁ……。
んでも、ま。
お疲れさん、ヒース。
………………ありがとな。
[支えてくれて、と。
告げる事のない言葉は、声音に乗って届くもの]
……それは、こちらこそ、ですよ。
ありがとう、
[言われずともその意の伝わる感謝に返すのは、思いを込めた言の葉、ひとつ]
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