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ああ。
彼女はおまえのことなど知らないと言っているぞ。
自分のものだというのは、おまえの思い込みだったらしいな。
[愉悦のままに言葉を投げて]
[そういえば、さきほどの態度は強い拒絶だったなと思い出し、ひそやかな笑みを漏らした。
彼も忙しそうだと気配を読んで、こちらも口を閉ざす。
またあとで、結果は知らせてやりたい。
その時の反応が、実に楽しみだ。]
おい。
どうした?
[問いに返るのは、沈黙のみ。
言葉は虚空へ吸い込まれていくよう。]
………。
[なにかが欠けたような感覚に、小さく鼻を鳴らした。]
[1人は鎖から外れ、、
一人は深い眠りの中にある。
それをしかと知ることはなかったが]
……ふん。
不甲斐ない連中だ。
[ぼそりと吐き捨てた。]
俺を求めるか、貴様は。
[姿も知らぬ、ただ存在感だけを放つ相手に呼びかける。]
いいだろう。
俺もおまえを求める。
おまえの力をな。
[ひそやかなる宣。]
[同質の、あるいは相反する力の気配を辿れば、
一か所に集まっているものが6つ。自分の側に2つ。
そしてもう1つ、離れた場所にあるものは]
こちらを片付けてから、取りに行けばいい。
なに。ほとんどを手に入れてしまいさえすれば、
あのような欠片を叩き潰すなど造作もない。
[待っているものは待たせておけばいい。
まずは大きな力へ向かう。]
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