人狼物語−薔薇の下国


168 グラムワーグ・サーガ

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【赤】 鷹の眼 イングリッド

[大きなものはない。
…つまり、そうでない怪我はしたのだろう。

ソマリアードを相手にすれば、それは必然。
むしろ軽傷であるなら喜ぶべきことだった。]

 怪我は、小さなものでも放置すると危ないですから。
 …少し落ち着いたら、手当させてくださいね。

[ひとまず大丈夫であることがわかれば、ほっと安堵に胸を撫で下ろすのだった。]

(*5) 2014/03/31(Mon) 01:34:04

【赤】 魔王 テオドール

 ああ。
 痛くない手当を頼む。
 
[ 少し子供っぽいことを言って。 ]

(*6) 2014/03/31(Mon) 01:42:41

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[くすり、思わず笑みが零れる。>>*6
あぁ、うっかり伝わってしまったらどうしよう?]

 えぇ、もちろん!と言いたいところですが…
 …できる限り、善処いたします。

 痛くないように…ふふふ…

[……ダメだった。堪え切れずに笑ってしまう。
こんな時だというのに。

かの恐ろしい魔王様の言葉とは思えまい!
可愛いとさえ感じてしまう、その返しに少し癒された。]

(*7) 2014/03/31(Mon) 01:56:17

【赤】 魔王 テオドール

 ……。
 ……笑うな。

[ 気配だけでぎろり、と睨む。
 魔物を竦ませる視線だが、イングリッドに通じたかどうか。 ]

(*8) 2014/03/31(Mon) 02:08:27

【赤】 魔王 テオドール

 ……時間がない。
 手当をするなら、さっさと済ませてくれ。

[ イングリッドを天幕へ呼びつけて、
 最初の一言がそれ。
 なお、傷は左上腕部のものが酷く、あとは手足にかすり傷、そして首にも。 ]**

(*9) 2014/03/31(Mon) 02:44:35

【赤】 魔王 テオドール

― 魔王の天幕 ―

[ イングリッドに怪我の手当てをさせている間に、
 テオドールはソファでうつらうつらしていた。
 無理もない。ほとんど休息をとらぬまま戦場へ出て、
 そのまま指揮のみならず戦闘までも行ったのだ。 ]

[ かふ、と少し息苦しげなイビキをかいて。
 イングリッドが不用意に近づいた瞬間に、
 寝ぼけて抱き寄せた。 ]

(*10) 2014/03/31(Mon) 11:13:51

【赤】 魔王 テオドール

リッド。
……あと五分だけ。
騎士団のお偉方は、どうせ遅刻してくるんだから。



[ 無精髭でごわごわの頬を擦り寄せて、
 女の香りを吸い込んで。 ]

(*11) 2014/03/31(Mon) 11:17:35

【赤】 魔王 テオドール

[ ……しかし、
 やわらかな時間は、テオドールの突然の咳によって破られた。 ]

 ……ッ! ……ッ、ッ!

[ イングリッドを押し退けるようにして身を折る。
 長く激しい咳がやっと止まり、テオドールは口許を拭い、
 中の色を隠すように握りしめた。 ]

 ……なんでもない。下がれ。

[ 急速に覚醒する意識で、退出を促しかけて。 ]

(*12) 2014/03/31(Mon) 11:21:25

【赤】 魔王 テオドール

 ……いや、待て。

[ 止めた。 ]

 ……俺は何か言ったか?

[ 冷静な思考が現状を理解する。
 かなり際どいことを口走ったことを自覚する。 ]

 ……。

[ 眉間を揉み、テオドールは嘆息した。 ]

(*13) 2014/03/31(Mon) 11:24:37

【赤】 魔王 テオドール

[ 秘密を知った者への対処はふたつだ。
 口を塞ぐか。仲間に引き入れるか。

 だが、今さら明かすなら、
 今まで巻き込まぬようにしていた努力はどうなると言うのだ。 ]

[ 時間を稼ぐように、あるいは指針を探るように、
 テオドールはイングリッドの顔を見た。 ]

 ……俺は、お前が分からん。
 今の俺は、もはやお前の父親とも呼べるような年齢だ。
 この俺の何に対して、お前はそんなに尽くしてくれているのだ?

(*14) 2014/03/31(Mon) 11:34:42

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[笑うな、と鋭い視線が飛んできた気もしたが>>*8、今のイングリッドにはそれすら微笑ましく感じられる。]

 …はい。申し訳ありません。

[こうして何ということもない会話ができるというだけで嬉しい。
本気で腹を立てていたなら、こんな返事は来なかっただろう。
魔物さえ恐れる視線ではあるが、そこに拒絶は感じられない。
…だから、怖くはなかった。]

(*15) 2014/03/31(Mon) 23:38:31

【赤】 鷹の眼 イングリッド

―魔王の帰還―

[テオドールが野営地に戻ったと聞き、急ぎ天幕へ向かえば>>*9、]

 テオドール様、左腕が…!
 …大きな傷は無い、と言ったではありませんか?!
 
[話が違うわ…とぶつぶつ呟きながら、それでも手早く軟膏を塗り、包帯を巻く。]

(*16) 2014/04/01(Tue) 00:50:11

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[ソファにもたれかかっていたテオドールは、ゆっくり意識を手放しかけていて>>*10
それに気付き、ちらりと見上げたちょうどその時、聞こえたのはどこか苦しげな音。

こんな体勢では息もし辛かろうとそっと腕を伸ばせば、そのまま引き寄せられ、]

 ………?!!


[そっと耳元で囁かれ>>*11、言葉を失う。

――リッド。…リッド。
もしかして…?だがそんな名で呼ばれたことは一度としてない。
名前の良く似た他人の愛称なのだろうか。

…それでも。貴方がそれを望むのなら。
寄せられる頬に、優しくその髪を梳いて、遠慮がちにも彼を抱きしめ返して。

あぁ、この時間が少しでも長く続きますようにと――]

(*17) 2014/04/01(Tue) 00:52:03

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[しかしそれは唐突に終わりを告げる。
テオドールの激しい咳。突き放される身体。]

 テオドール様…っ?!
 もしかしてまだ、お怪我が…

[それでも腕を伸ばそうとすれば、下がれとはっきり命じられてしまう。>>*12
心配ではあるが、留まることはできないか…そうと思えば言った傍から反対の命が。>>*13]


………。

(*18) 2014/04/01(Tue) 00:53:51

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[『――何か言ったか』

言った。たしかに言った。
よくよく思い出してみれば、騎士団のお偉方とも。]

[どうしたものかと沈黙していれば、テオドールはこちらを見つめながらゆっくりと言葉を紡ぎ始める>>*14]

 …私は。

 私は、………

      …………

(*19) 2014/04/01(Tue) 00:55:30

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[彼の過去を、イングリッドは知らない。
実は既に5回出会っていることなど、知るはずもない。

騎士の一人として、彼に刃を向けた過去も、
心から愛し合い、互いを求めあった過去も、
…或いは、ろくに会話もせず、すれ違っただけの過去も。

――あったのかもしれない。なかったのかもしれない。

だが運命による偶然か、テオドールの意図した必然か。
どちらにしろ今、ここにいるイングリッドは、テオドールを信じ、支える女だった。]

(*20) 2014/04/01(Tue) 00:58:00

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[あの時、あのタイミングで出会わなければ、騎士団に戻る未来もあっただろう。

こうして従った未来であったとしても、
出会った時期が少しでも前後していたなら、これほどまでの感情は抱かなかったのかもしれない。


…女心と秋の空とは、よく言ったものである。
少し機がずれるだけで、言葉が違うだけで、
その反応は千にも万にも変化する。

未来予知をするかのように見えるテオドールでさえ掴みかねる現象。
…というのはきっと、そんなところに由来するのだろう。]

(*21) 2014/04/01(Tue) 00:58:46

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[――しかしそんなイングリッドも、最初は自分のためだった。

心の支えであったカスパルを失い、
愛したはずのソマリアランも失い、
ただ独り、何を目的とするでもなく、彷徨っていた。


ソマリアランに大口を叩いて出てきたものの、
自分には何もできなかった。何もなかった。

中途半端な武の腕前は、誰にも必要とされなかった。
唯一できること、こそこそと情報を集め、売り飛ばしては食い繋ぐ。

誰に頼ることもできず、心は空っぽのまま、満たされない。]

(*22) 2014/04/01(Tue) 00:59:44

【赤】 鷹の眼 イングリッド

[そんな時に出会ったのが、テオドールだった。
少し強引な勧誘。
それまでにない出来事で大層驚いたけれど、それでも嬉しかった。

自分を必要としてくれる人がいた。
空っぽの心が、少し満たされた気がした。


――嗚呼、それは、今にして思えば、]

(*23) 2014/04/01(Tue) 01:00:53

【赤】 鷹の眼 イングリッド


 私は……
 最初、貴方を、兄やアランの代わりに、しようと、


[――気付いてしまった。こんな時に。
必要とされたことが嬉しかったのではない。

いなくなった傍らの人。それを彼で埋めようとした。


テオドールは自分を必要としてくれて、
そこに情というものは一切存在しないように見えたけれど、
必要以上に懐き、纏わりつくイングリッドを邪険に扱うこともしなかった。


…だから。徐々に錯覚していった。
この人は、自分の護るべき大切な人だと。

そうでなければならないと。]

(*24) 2014/04/01(Tue) 01:02:08

【赤】 鷹の眼 イングリッド

 …でも、
 でも、今は違うんです。


[そう、今はもう、違う。

――『知っている』から。

魔王の仮面の下に隠した苦悩を。
彼の人らしい温もりを。]

(*25) 2014/04/01(Tue) 01:02:48

【赤】 鷹の眼 イングリッド

 …ごめんなさい。
 聞いてしまいました。貴方の寝言を。

 貴方が、リッドと呼ぶ声を。
 騎士団のお偉方は、どうせ遅刻して来ると…

[僅かに躊躇って、]

 あと、 …『夢』も。

[起きた時の様子から、記憶は残っているだろうと踏んで。
…きっと、これで伝わるだろう。]

(*26) 2014/04/01(Tue) 01:03:36

【赤】 鷹の眼 イングリッド

 テオドール様。
 貴方は、私の父とも言える程の歳かもしれません。
 …それでも、そんなことは関係がないのです。

 貴方の心に触れて、私は『知って』しまいました。

 貴方の傍にいたい、孤独を癒したいと想うことは、
 貴方を愛したいと願うことは、赦されないことでしょうか…?
 

[溢れる想いに対して、紡いだ言葉は少なかったから、通じたかどうかはわからない。

…いつか語る日も来るかもしれない。
それでも、今はこれが、イングリッドの精一杯。]**

(*27) 2014/04/01(Tue) 01:05:46

【赤】 魔王 テオドール

 ……。

[ テオドールは無言のまま、汚れていない方の手で、
 顔を覆った。
 イングリッドの言葉を聞いていた。 ]

 ……お前が、俺にカスパルの影を重ねていることは感じていた。

[ ソマリアランもとは思わなかったが。
 というか、あの放蕩者よりどう見ても俺の方が男前じゃないか、
 ……と思ったが黙っておく。
 最強剣士の名も、初めて惚れた女の心も、ソマリアランがいまだに持っていると思うと、
 この歳になっても、さすがに堪える。 ]

 今は違う……?
 そうか。

[ ため息をつき、顔を覆った手をずらして、
 言葉を押し込めるように口元を覆う。 ]

(*28) 2014/04/01(Tue) 01:19:13

【赤】 魔王 テオドール

[ 情報を取り扱う意味を知っている女だ。
 ならば、こぼしてはいけない情報が何かの分別もあろう。 ]

 ……お前にだけ、語れる所までは話そう。
 だが、まとめる時間が必要だ。
 少し待ってくれ。

[ ……しかし、この後に及んでも、テオドールはまだ迷った。
 手当を終えた体に、黒衣とマントを手早く身につけて立ちあがった。 ] 

 少し、外の空気を吸ってくる。

[ そして>>211へ……。 ]

(*29) 2014/04/01(Tue) 01:21:12

【赤】 魔王 テオドール

― 夜襲前 ―

[ これまで押さえて来た物を放つように激昂したテオドール>>323は、
 天幕の外まで漏れそうな声でそう叫ぶと、ふいに力を抜いてソファに身を預けた。 ]

 ……過去へ戻るのは。
 この時間軸で7度目になる。

[ それは6度も失敗したと言う告白に他ならない。
 自嘲じみた笑みが浮かんだ。 ]

 戻れるのは決まって……今からで言うと3年前になるか、その春嵐の日。
 それが……1周目の俺の生まれた日だ。

 ……だが、やり直せるのもたぶんこれで最後だろう。
 俺の体はもう持たない。
 ベリアンに、俺を屍鬼化するように言ってあるゆえ、
 それが間に合えば、これからも何度でもやり直す事は可能かもしれぬが。

(*30) 2014/04/01(Tue) 02:55:23

【赤】 魔王 テオドール

[ ……ひとつ、ため息をついた。 ]

 いや、お前が聞きたいのはこんなことではないだろうな。

(*31) 2014/04/01(Tue) 02:56:08

【赤】 魔王 テオドール

 ……1周目には、俺はお前には出会わなかった。
 2周目。15歳の時、俺は騎士団に居て、お前は年上の悲しげな眼をした女性だった。
 ある日、ふっと居なくなってしまって、探すうちにカスパルやアランとの因縁を聞いた。
 俺ならば両方助けるのにと。
 そう思ったその時の俺は、まだ青かったのだろう。

 3周目。俺はお前が居なくなってしまう前にと急いでプロポーズをした。
 20歳だった。
 断られた。
 何度も口説きに口説いて、最後は泣き落した。

 結婚式では、騎士団の皆が祝福してくれた。
 お前がアランにシャンパンをぶっかけたのは、実に痛快だったな。
 息子も出来た。トーマスと名付けた。

[ テオドールの普段は昏い目が、今だけ懐かしそうに揺れる。
 楽しげに大事な思い出を語る。 ]

(*32) 2014/04/01(Tue) 02:57:10

【赤】 魔王 テオドール

[ しかし、その続きには少し間が空いた。 ]

 5周目、俺は騎士団に居なかった。

 魔物をまとめ、人間と戦わせようとしていた。
 ことごとく失敗した。何もかもうまくいかなかった。
 魔物は騎士団に敗走させられ、俺は怒った魔物どもに追われ、どこにも行き場がないままに、
 アニーズの町はずれに蹲っていた。

 ……そこで、この周ではまた行方不明になっていたお前を見つけた。
 その時の俺は38歳だった。
 年上になった俺に、お前は優しかった。
 俺とお前は再び夫婦になった。

(*33) 2014/04/01(Tue) 02:58:29

【赤】 魔王 テオドール

 お前との思い出は以上だ。
 ……まだ聞きたいならばいくらでも話せるが、
 それは結局、別の選択肢を生きた別のイングリッドだ。今のお前とは違う。

[ 4周目と6周目を飛ばし、テオドールはそんな風に締めくくった。 ]

 ……これを聞いて、
 お前はどうしたいと思う。
 俺は、こんな思い出を持って居てもなお、
 部下としてお前を扱える魔王だ。

[ イングリッドを見つめた。 ]
 
 失望したなら出て行け。
 今なら追わぬ。**

(*34) 2014/04/01(Tue) 03:01:56

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