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…………。
『どーしたの?』
あー……いや。
やっぱり、難しいなあ、って。
『まあ、ぼくらとかれらじゃ、きみらとの関わり方は違うからねぇ』
[ぽつり、と零した弱音に、『鏡の精霊』はきゃらきゃらと楽し気に笑う]
『でもまあ、あれだよ、アル』
『今きみが味わってるのは、きみと盟約したばかりの頃のぼくの気持ちと思いたまえ』
ぇ……そうなの?
[とぼけた声で問えば、精霊は楽し気にふふーん♪ と笑うだけで。
それきり、何も言わなかった]
『……あそこまで話しちゃってよかったのー?』
隠しててもいい事ないでしょ。
『いや、そうだけどさー。
アルもヒッツェシュライアー家の次代なんだから、もうちょっと腹芸と言うのをだね』
はいはい、そういうのは今はいいから。
大体……。
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