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たった一回だろ
[笑った顔は見えぬまま、溜息とともに吐き出して。
その一度は、とても楽しかった、大事な大事な思い出。
その一回だけで、充分だ。]
……俺たちが逃げ切れるよう、手伝ってくれ
どんな方法を使っても
[この時、“俺たち”というのは海賊のことだった。
“俺たち”が指すのが変わることは、今はまだ知らない。
そう頼めば
先程より、泣き声が大きくなった。……気がした。]
[ ため息に、ぺちり、と頭を叩く。
げんこつじゃないだけ、マシだろう?
逃げ切れるように手伝ってくれ、と。
そう言われ。答えようとして。
……どうしてか。
泣きじゃくっていた小さなゲオルグを思い出した。
「ごめん、」と小さな命に謝る姿を。
一瞬、言葉に詰まる。
はく、と息が零れた。]
──……、いいわよ。
[ 一拍置いた、是の答え。
そう、望むなら。
大嫌いな海賊であろうと、無事に逃がすため、尽力しよう。
その願いの対象が変わる未来。
ナネッテは是と答えられるのだろうか。
そのときになれば、分かること。 ]
[深刻なエラー、本当に?
浮かんだ疑惑が言葉となる事はなかった。
それを口にしてしまえば、開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまうような気がして。]
て、手助けしてくれるってなら。
頼むっす。
[それに、あの2人には踏み行ってはいけない。]
同胞の助けをしねえわけねえだろ>>*44
[そう返事をしながら歩いていく。
殺せると思って襲い掛かったのに、相手は殺さないと決めていた強力者。
出鼻を挫かれ、興醒めで。
これから始めなければならないのは物探し。
そんなことは好きじゃない。
俺は暴れている方が好きなのに。
このまま興醒めしたまま、延々とつまらない作業をして終わるのか。
そう考えると、酷くやる気を失って。
せっかく甘い物を食べずにここに来たのに。
せっかく暴れられる機会なのに。
それでは勿体ないではないか。]
……なあ、俺
食ってきてもいいか?
[せっかくの機会を逃すのは惜しくて、そう2人に尋ねてみるが、返事はどうだろうか。
どちらかがやると言うのなら、渋々ながら引き下がろう。*]
[ あの二人、というのが誰なのか。>>*44
自分とゲオルグなのかとは、察したけれど。
疑うならば疑えばいい。
そういう足場の脆いう確かなカンケイであることは自覚していたもので。
そんなことを考えていれば、
食ってきてもいいか?>>*46
という聲に、凍り付いた筈の胸奥。
刺すような、引き攣れた痛みが、つきり、走った気がした。
── ERROR……ERROR……
ゲオルグが、誰かを襲う という、意味合い。
さて、反対の声は上がっただろうか。
誰が犠牲になるのか、なんて。
狭い船ならば、分かること。きっと船の身内の筈で。
否の声をあげない自分は、もうとっくに ───……
── ERROR……ERROR…… ]**
ラグナロク探しが先、だが。
[現状が厳しいので、
先ほどまでとは違い静かな声が返る。
しかしため息を漏らしたあと]
……ただ。
W降り掛かる火の粉は
払わねばなるまいWよなあ?
[つまりは、止めない。
獲物が欲しければ狩れば良い、けれど]
……そんなに美味しいのか?
秘蔵の蜂蜜より?
[ほんの少し興味はある。
しかしまだ、覚醒して間もない娘は
それを口にしたことがないから
ラグナロク探しを優先できる。
………まだ]*
美味くなんてねえっすよ。
食事を楽しめる余裕がない限りね。
[自分にとっては喰えそうなものがそこにあったから、喰える時に喰っておかなきゃ程度のもの。
その点冷めてるのだ。
ガルーが人を求める理由なんて自身でも分からないし、興味もない。
大切なのは、食いつなげるか否か。ただそれだけ。]
好きにすればいいさ。
……そうか。
食わず嫌いは、いけないな。
食事を楽しめる余裕があるなら美味しい。
ハーランも、そう言う事だしな。
……ああでも、
金馬の仲間以外にしておくが良い。
私も、そのうちに。
[ちらりとよぎった過去の思い出は、
赤色の本能に塗り替えられる]**
食ってみれば、案外いけるかもしれませんよ?
[記憶を赤く塗り替えられる船長>>*に、くつり、笑みを返す。
金馬以外の仲間から、という言葉は聞こえないフリ。]
食ってみたいならやりますか?
俺は――まあ、何とかします
[これほど人がいないのだ。恐らく1人を襲うので限界だろう。
もし生まれたばかりの同胞が、血の味を覚えたいというならば譲ろう。
養父に教えて貰ったプログラムが過ぎったが、本能が疼いている男は大したことではなかろうと片隅に追いやる。
まだ、食っても逃げられると思っていた。*]
……本当に大丈夫か、ゲオルグ。
[相手の声>>*52に、戸惑いと同時に
期待を含んだ声が返るだろう。
ごくり、と生唾を飲み込んだような気配も
若しかしたら伝わってしまうかもしれない。
その脳裏に。
自分と同じように揺れる髪先が思い浮かんだ。
それを無言のまま打ち消して]
なら、私が。
………何故だろうな。
頭と、指先と、歯が疼くんだ。
腰もざわざわして、止まらない。
だから……。
[理性が、融ける。
理性が、解けていく。
優先権を得たならば、
これからきっと
獲物探しの始まりだ]*
今、いく!そっちに行く!
[第二エリア、ゲオルグが伝えたホテルへと
走りながら向かおうとしていた]
一緒に食べるんだな?
ならそうしよう!
もう、もうもうもうもう!!!
エレンがいた、あの裏切り者、
ガートルード将軍だって!!!
殺して仕舞えば良かった!
ああ、もう、もう………!!!
[本当になぜ、殺さなかった?
優しい思い出が邪魔をした?
それともラグナロク探しをしなくてはと?
わからな、い。
ただ、今は]
そっちに、行く……!!
[そうして、殺そう。美味しい獲物を]*
……そうだ、すまない。
エレンに会ってそのままホテルに向かい
走ってしまっていたな。
このまま私が後を追われていたら
折角の狩の機会を無駄にする。
だから私は、別の場所に向かう。
……そちらは任せた。
[先程より、少しばかり冷静になった
そんな聲]
ガートルード……副艦長ですね。
………海賊に誘拐されたという経緯を
伺っていますが、
………グルトップ号だったのですか?
[ 暫く黙して聞いていたものの。
知っている名が出れば、反応を示した。
そして同時に、殺してしまえばよかった、という聲を聞き。
あの人は、"殺していいのだ"と、思う。
けれど、聞けば、因縁のある関係のようだ。だから。
彼女に手を出さずにいよう、そう心に決めて。 ]**
へえ、エレンがいたんですか
[聞こえた名前には淡白な反応>>*55。
彼女のことは裏切り者というより、育て損ねた餌程度の認識故に。
彼女の胸中がどのようなものだかわからないから、会ってみなければわからないけれど。
もし、まだこちらに気があるなら。
今度こそそれを育ててから壊したいと。
そんな仄暗い楽しみを描いていれば、冷静な声が聞こえて>>*56]
……なるほど? それでは狩らせて貰いますよ
……間に合うようならこちらへ来れば、どこかしらは食えるんじゃないですかね
[そう言ってみるが、来られるかどうかは怪しいところである。*]
いいなあ……。
[心底羨ましいし、
絶対迷子になってるなんて言ってやらない。
そもそもここはどこだろう?]*
うっ、でも………。
[良いか?
世の中にはW絶対Wという言葉は
絶対に信じてはならないのだ。即ち]
ここ、どこだ……?
なんかたくさんドアがある!
あっ、一部では私たちは
テオドールお兄ちゃん
エディお兄ちゃんとの三兄妹だから!
……食べたいがそれよりここはどこだ……。
[途方にくれた声を投げつつ、
茶番設定を伝えるのだった]*
脱走したりしないぞ?!
え、ええっと、うーん?
あっ、なんか機会がたくさんあるな?
クレーンゲーム?
なんか賑やかだな……。
[どうやら第二エリアのゲームセンター付近に
いるようだ]
わかった、待ってる……。
[今だけは殊勝な声を出しておこう]*
………次に狩の機会があったなら。
次こそ私が。
[こそり、呟いた。
だってノーラも食べてる。
自分が食べれないのは、ズルイ!]
ゴクリ・・・・・・
[三大欲求は如何ともし難い。そう言うだろう?
ガルーであっても、ハイエナしかり。
けれども、遠いな。]
[ ナネッテは沈黙する。
聲の震えを察知されないように。]
武器庫を壊したことは言わない。
必要がないと、そう思ったから。 ]**
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