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……あれ。
[その光景に気づいたのは、風と波が静まってからの事。
目の前の、見慣れた光景とは違う何かが薄らぼんやり見えた気がして]
なに、コレ。
もしかして、幻影さんとか見えてたり?
[呟いて、意識を集中させれば、その光景はよりはっきりと見えるようになった。
明らかに、船上とは違う──どこか奇妙な、浜辺の光景]
[おぼろげに広がるかのような光景、意識すればそれは浜辺のように見え、
見覚えのあるようなないようなそんな不思議な感覚を覚える場所。
幻覚というにはやけにはっきりと、逆に現実というにはどこかはっきりとしない]
…むぅ…?
…………。
[なんか見えた。
声も聞こえた。>>+4
あれ、あの人誰だっけー、ってちょっと思ったのだが、それはさておき]
えーと。
……そこのひとー、聞こえてたら返事してー。
[とりあえず、見えているのが自分の幻覚なのかを確かめるべく、ぼそ、と声をかけてみた]
……あ、届いた。
ってか、こっちからそっち、見えてないの?
[こて、と首を傾げて問いを重ね]
って、とりあえず落ち着いて落ち着いて。
俺は、『つむじ風の白狼児』ゲルト・ラフィッカ。
[取り乱す様子>>+6に、まずは自分の名前を告げて]
んでねぇ、こっちからはそっちの様子が見えてはいるんだけど。
俺がいるの、船の上なんだよね……なんかむよくわかんないけど、一方的に見聞きだけできるっぽい?
で、そちらのおにーさん、お名前なんてーの?
でもって、どこのひと?
[思いっきり混乱している様子>>+7に、だいじょーぶかこのひと、とかちょっとだけ思いつつ、落ち着くのを待って。
ようやく、問いへの答えを得て、ひとつ、瞬いた。
まあ、向こうからは見えないわけだが]
……シンシャの開拓船団……って事は、お仲間さんかぁ。
ああ、俺、その船団に出向してるユウレン水軍ね。
[一応、そこは付け加えておいて]
嵐で海に落ちたら、いつの間にかそこにいた、って……。
落ちた弾みにどっかに入り込んだか引き込まれたか、って感じだねぇ。
[とりあえず憶測を延べつつ、こて、と首を傾ぐ。
見えている場所は全く知らぬ風景だけれど。
そこから感じる力は何だか、馴染み深いような、そんな気がしていた]
[どうやら、こちらの事は伝わったらいし様子>>+9に、ほっと一息。
例によって家名を名乗っていないから、艦長と気づかれないのも無理はないと言えるかもだが、気にした様子はない]
……うん、どーも海ん中っぽいね。
異空間……ってか、結界みたいな感じ?
俺も精霊師じゃないから、はっきりとはわかんないけど。
[見える風景>>+10に推測を返した後。
どうすりゃいいんだろう、という言葉>>+11に、むー、と短く唸った]
……こっちからは、なんにもできない状態だからなぁ。
とりあえず、入れた、って事は、出れる、って事だと思うし。
無理ない程度に、周囲探索してみるしかないんじゃないかなあ。
こっちでも、精霊師連中と相談して、探知とかしてみるけど。
[とはいえ、船団の立て直しが先だから、ちょっと手間取りそうだよね、というのは。
思っていても、口にはしなかった]
[浮かぶ光景の先、最初に見たときには気付かなかったが、人の姿が見えた]
おお、お主、クレステッドか?
[自分の知る人物に見えた為、そう声をかけてから]
そこはどこだ?
なぜそんなところにいる?
なぜ私たちにそこが見える?
[再開の喜びをわかちあうよりも、むしろクレステッドの方が知りたいだろうことを矢継ぎ早に聞いていた。
以前よりも言葉は流暢になっていたが、与える印象はそう変わらなかったことだろう]
[向こうから返る言葉の中には、その場所に至るまでの敬意等やゲルトと話していた内容についても聴くことができただろう]
そうか、試しに私も海に飛び込んでみるか?
それともあの嵐の海に戻ってみるか?
[そのどちらも二人の賛同は得られなかったかもしれない]
ひとまず、このままで、私から今できそうなことはなさそうだ。
こういうのに詳しいものを探してみるのがいいかもしれないな。
[向こうからは見えていないだろうが笑顔で]
食べるのに困らなければひとまずはなんとかなるはずだ。
食料を確保しておくといい。
寂しくなったら声をかけるといい。
[自分では現状どうにもならないことがわかった後の判断は早かった]
−回想−
むぅ、私のことを猫扱いするな。
[一年前と変わらない呼ばれ方に、不服の声を上げながらも、
祖国でかけられるのとは少し違ったニュアンスがあるのだということは理解できていた。
それでも一年前、初めてであった時には過剰なスキンシップとその呼び方もあって一度殴り飛ばそうとしたのは良い思い出だった]
─ 回想 ─
……あれ、知り合い?
[クレステッドに呼びかけるアイリの声>>*7に惚けた声を上げて]
……いや、いくらなんでもそれはなし、だから。
[飛び込んでみる、という提案>>*8は、こちらも即行却下した]
うん、なんでそうなってるかはわかんないけど、海の中に作られた隔絶領域なのは多分間違いないねー。
[わかるのはそれだけだから、見えないけれど頷きと共にクレステッド>>+16こう返し]
……捜さなきゃならないー、って……まあ、それは落ち着いてからでいいか。
こっちもちょっとばたばたしてるから、時間かかるかもしんないけど。
とにかく、気を付けてねー。
[そんな言葉を投げかけて。
その後のアイリとのやり取りには、ちょっとだけなまぬっくい気配を滲ませつつも、突っ込みは入れなかった。**]
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