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白い白い狼はお菓子の家には近付けない。
ただただただただそこにいて。
帰って来るのを待っている。
懐かしむ様に待っている。
[子狼は、久々にたくさん来た客にはしゃいで楽しそうにしている。
・・・白い狼がお菓子の家に近づけないことには気付けないまま。]
へへっ。こんな楽しい時間が来るなんて、全然予想してなかったよ。面白いね。
[嬉しそうな笑い声と共に仲間へと呼びかけた。**]
[楽しそうな声が聴こえて辺りを見回す。
幻聴かと思ったが、しっかり聴こえていた。
はて、どうしてこんな声が聴こえるのだろう。
いや、聴こえて当たり前なのだ。
理由は判らないけれど、自分にはこの声は聴こえて
当然だと何故か納得した]
外の雪は全部マシュマロだ。
扉はチョコレートだし、窓も舐めて見ると良い。
案外甘いかも知れないぞ。
[誰とも判らぬが、はしゃぐ声が懐かしく。
優しく声を掛けて……誰だろうと首を傾げた]
[優しくかけられる声>>*2に誰だろうと一瞬思うものの、すぐ答える。]
僕は宿屋の周りしか見てないけど、そうなんですか。
さっきはお腹が減っていたから、扉とか壁とか、窓も食べてみたいなって思ったけど、欠けたらまずいから止めました。
[正直に本当のことを話したあと、てへへと照れ笑いを返した。
自分がこの声を使えることも、返事があることも当然と思っていたから、そのこと自体には全く疑問は持たなかった。]
でも宿屋をお菓子の家にするなんて、オズワルドさんも随分思い切った改築をしたなあと思っています。そのお陰で今日はお客さんいっぱいきたし、この調子なら風花の村も大丈夫ですね!
[言い切ったあと、はて何が大丈夫なのか?と首を傾げた。それでも、そう考えた理由は全然分からなかった。]
[白藍の獣に触れたときから、聲が聞こえていた。]
[けれど、獣でもなく、聲を聞いたこともない少女には、
囁き方が、わからなかった。]
うん、美味しい。
これだけ何もかもお菓子だらけなら少しくらい齧っても分からないと思うけど。
こうやっておやつを食べながら笑いあうのはいいよね。
すごく楽しいし、ほっとする。
[『声』が聞こえるのは自然な事だった。
けれど普通に話すのはとても疲れもするから、こちらの『声』はとても好きだと思う。]
でも、お菓子の家って夏になったら溶けないのかなあ。
[心配を囁く声も楽しげ。]
そっか、良かった。
[こちらの声では、ヤコブが楽しげなのが伝わってくるから、心からホッとした様子で返事した。]
僕も楽しいと思っている。
ヤコブが楽しそうだからもっと楽しい。
[弾む声で答えたあと、心配には真面目に考えた内容を告げた。]
壁はクッキーだから大丈夫だろうけど、問題は扉のチョコだな。夏の間はチョコだけ交換すればいい?
その前にお前達が食べ尽さないといいな。
[聞こえる楽しそうな声を邪魔したくないが、
一応念押ししてみた]
丸々太ったらお前達が暖炉にくべられるぞ?
[まるで御伽噺。
暖炉で焼かれた魔女のよう。
………でもここには魔女なんていない、はず]
蟻か・・・それは大問題だ。
[ヤコブが口にした新たな難問>>*7に、はっと目を見開くものの。]
そうだな。まあ、夏になる前にオズワルドさんも戻ってくるだろうから、きっといいアイディアを提案してくれるよ、きっと。
[すっかりオズワルドが宿屋の改築を手がけた前提で話を進めている。]
[自分達がお菓子の家を食べつくさないか心配しているヴァルター>>*8に、楽観的な口調で答える。]
大丈夫ですよ、いくら僕でも宿屋一軒食べるほどの食欲ありません。
[だから暖炉にくべられることもないのだと、楽しそうに笑った。]
そうか。
人狼のヨアヒムは器用なんだな。
[先程から楽しげな声の主がヨアヒムだと
何故か抜け落ちたまま失礼な事を呟いていた]
へっ?!
[仲間の呟き>>*12を聞いて、反射的に驚いた声をあげる。]
僕は確かに人狼だけど、器用じゃないよ?
どういうこと?
何でって、さっきヨアヒムは狼から変化したじゃないか。
[驚く声>>*14に何かおかしいと首を傾げて。
考えて考えて]
お前は器用じゃない方のヨアヒムか。
[酷い特定の方法だった]
[マシュマロに足跡すら付けずに幻の狼はお菓子の家の
周囲をくるくる回る。
回るうちに綿飴が霧のように視界を塞いで、ぐるると
喉を鳴らした。
それでも近付く事も遠ざかる事もせず。
誰かの気配を感じると僅かに鼻先を向けた]
器用じゃないヨアヒムって。
[もしかして酷い言われよう?と気付いて、ショックを受けた声を出すものの。自分以上に動揺している声>>*13に、大丈夫と話しかける。]
平気だよ。お前が僕の声を間違わないことはちゃんと分かっているから。お前も自分を信じるんだ。
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