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― 自警団本部と集会所の中間付近(村はずれ) ―
「わしの嫁さん候補たちは、どれくらい集まっておるかのー。
可愛い子もカッコいいタイプも色々そろっておるといいのー」
40代とは思えない口調は歴代アーヴァインさんの特徴です。
るんたったーるんたったー♪とスキップしながら集会所へ向かうアーヴァインさんでしたが、周りになにもない山道に入ったところで、カチッという音が足元から聞こえました。
「うん? なんか踏んだかの?」
首を傾げて足を上げたアーヴァインさん。
直後、ちゅどーーーーーーん!という爆発に吹き飛ばされました。
アーヴァインさんの踏んだ地雷の爆発が、周りに敷き詰められた他の地雷たちを誘爆させ、辺りはまるで火の海です。
「な、何が起きたんじゃー……」
大爆発の中心にいたのに、真っ黒こげになってはいるけれど、息のある驚異の生命力。
ぴくぴく痙攣しつつ、なおも這って集会所へ向かおうとしたアーヴァインさんでしたが、そこをさらに上空からミサイルを15(20x1)発落とされては、さすがに集会所へたどり着く事はできません。
それでも、ケルベロス医院の別館最上階特別室に運び込まれたアーヴァインさんは、「入院なんぞつまらーん! わしの嫁さん候補たちを連れてこーーーーい!!」と騒ぐだけの元気があるのですが。
そんな経緯で、アーヴァインさんが緊急入院した事と、そこへ強制的に毎日1〜2人ずつ見舞いに連れていかれる旨の連絡が、集会所へも届きました。
村と集会所の中間地点あたりでド派手な爆発が起きたのは、もしかしたら窓から見えたかもしれません。
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