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[なだらかな曲面描く盾は、実に効率的に銃弾の軌道を逸らした。
ソマリへと向かう弾をいくつも空へ弾き、地を穿たせる。
殺させはしない。
気迫だけで現実へと干渉していた。
生きていて欲しい。死なないでいてほしい。
一念を抱き、不可視の護り手となって傍らを駆ける。]
―東寮・自室―
うん。
…妹の色んな姿を見たいって思うのは…その、兄として当然だろ?
[首を傾げるフレデリカに小さく笑う。彼女の心中は分からず、ただその子供のような振る舞いに、優しく頭を撫でた。
末っ子だったため自分を「兄」と呼称するのにいくらかくすぐったさを感じつつ、ドロップを嬉しそうに頬張る様子を見つめた>>+183]
……。
[フレデリカに、何があったのだろうと逡巡する。
ベリアンと共に自分の死を見つめてくれた時の様子を思い返し…あの時は昔と変わっていないように見えたから、きっとここにくるまでに何かがあったのかもしれない。
心が、子供に戻ってしまうような何かが。]
……君は、頑張り屋だったものな。
あの頃から…。
[士官学校時代を思い出し、もう一度優しく金髪を撫でた]
― ねこうさ喫茶厨房 ―
[>>+188 ぼけっとしていると、エビフライのみならず、
怒涛の勢いでオーダーが入る]
……お久しぶりです。って、多かないですか。
何からやろう……。揚げ物は後回しかなあ。
[ビーフシチューとクリームシチューを作るべく、
もりもりと玉ねぎや人参、芋の皮を剥き、ざくざくと切ってゆく]
[そうしているうちに、近づく気配にはっとなった。>>+262
顔を上げれば、そこには会いたくて、でも会いたくなかった人物の姿]
…ヴィン、セント、せんぱい…?
……披露宴の準備。
あの二人、ついに結婚するんですねえ。
え、俺らもですか?結婚してだいぶ経ってますが、いいのかな。
でもうーん、ケーキは欲しい。
[大鍋を二つ火にかけ、両方にバターと玉ねぎを投入する。
弱火で炒め、たまに混ぜてやりながら、あがる湯気に目を細める]
[大きく目を見開き、唇を震わせる。
次の言葉を告げられないままでいると、大きな手が頭を撫でた>>+263
その感触に、涙が一筋零れる]
っ……・・・・・・
せん、ぱい。先輩っ…!!
[ぼろぼろと涙を流しながら、ヴィンセントの背中に手を回して、ぎゅうと力を込めた]
[ブラオクヴェレの盾は、未だソマリの傍らにある。
両軍の陣容が互いを凌がんと形を変え、激突するのを
奇妙な俯瞰視点で同時に眺めてもいた。
翼を広げる竜の懐へ飛び込んでいく獅子。
それぞれがひとつの生き物となって激突する陣の中では
個々の命が火花を散らしている。
凄惨さの上に、陣の美しさを見てしまうのは、
軍人という生き物の
[ソマリへ届きそうな流れ弾を密やかに弾きながら、
公国の陣中にある師匠へ視線を注ぐ。
親しい部下の一人がディークに斬られるのを目撃し、
ほんのいっとき、目を伏せた。
ディークにもソマリにも無事であって欲しいと想う矛盾。
それでも、生きていて欲しいと強く願う。]
[激突する騎馬隊の傍らで、中央の軍がぶつかり合う。
そこで旧友ら二人が激突しているのは、今は知らぬこと。
みな、無事で。
知っていれば、ただそう願っただろう。]
[刃を交えるソマリとディーク。
その側に影となって付き従い、
彼らの戦いへ水を差そうとするものを打ち払う。
彼ら同士の戦いがどう推移しようとも、
そこへ干渉するつもりなど無かった。
全身全霊をかけた戦いの末に、どちらかが斃れるならば、
それが運命というものだろう。
残された側が、斃れた者の意志と共に生きていく。
自分の心を、彼らが確かに継いでくれたように。
どちらが生き残ろうとも、必ず相手の心を受け止める。
それは、信じて見ていられた。]
[ それでも
願わくば、二人とも生きていてほしい。
生きて、未来を掴んでほしい。
切なる願いを抱きしめて、二人の戦いを見守る**]
……ここにいる、ってことは、先輩も…先輩も、もう…?
[涙で濡れた目で見上げた後、彼の服装に視線を落として]
…その服。先輩も、戦っていたんですね。軍人として……。
ああ…フレデリカにも、先輩にも…会いたくなかったのに…
どうして嬉しいんだろう。嬉しいなんて思っちゃいけないのに…。
…3人でまた会えるなんて。
思ってなかったから…。
[ヴィンセントと、フレデリカの背を抱きしめれば、再び涙が溢れた*]
[>>+277 カークがあげる声に、軽く手をあげる]
……久しぶり、カーク。
そっか、あまし膨らまなくていいから、何入れても大丈夫なのか。
[ふむふむ、と頷きつつ、飴色になった玉葱の様子を見計らいつつ、
がつがつと切った肉、野菜を鍋にぶち込んで、ぐるぐると掻き混ぜる。
家庭料理なので、普通に炒めて煮ればよかろう的な]
いいね、菓子。こっち落ち着いたら、そっち手伝いたい。
― どこか ―
[ 風に枝葉を戦がせる木の下で、小さな暁色の花が揺れている。 ]
……「最後の戦い」……?
[ 幹に背を添わせるようにして草叢に座り込んでいたのが、風に乗って聞こえてきた《声》に耳を澄ませる。
立ち上がり、彼方に目を凝らす。 ]
ああ、
みんな、
あんなにボロボロになって、でも、
……最後にするため、終わらせるためにって、まだ……
《終わる》
……
終われるものなら終わってほしい、
けれど、
この戦いで奪われたもの、失われたものは、もう戻らない。
それでも、まだ生きている彼らの為に、
この焼け野原の果てに、
終わりの向こうに、明日があってほしいと思う。
『 俺に、貴方といる資格が――…あるので、しょう……か……。』
[意識が浮かび上がる直前に聞こえたリエヴルの声が、耳に木霊する
資格なんてあるはずがない。
だって他ならぬ自分が彼と共に居たいのだ。
それなのにどうして資格なんて必要だと思うのだろう。
それは彼が自分を信じていないということではないか]
[現実ではない出来事なのに、
それが彼の心を暗示している気がして。
こうして寄り添っていても、
心の奥底で彼は自分を――
そう思った時、思わず手が伸び、
パンと乾いた音とともに、手が彼の頬を打っていた]
ヴィー……。
俺は、お前からそんな言葉を聞くために
今まで戦ってきたのか?
俺たちは互いに命を賭けたのに。
それなのに、今更資格なんて訊くのか?
一緒にいる資格がないのなら、お前と直接戦ったりはしない。
お前の相手なんかしないで、部下に撃たせればいいだけだ。
そうしなかったのはお前を殺すなら俺の手でって思ったし、
殺されるならお前にって思ってた。
俺にはお前だけなんだ。
他の誰でもお前の代わりはつとまらない。
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