565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【墓】 旅人 ニコラス
[これでカタリナに告げたいことは十分終わったと、立ち上がり思い切り背伸びをした。]
僕は地上の決着が気になるので、そろそろ行こうと思います。
あなたはどうされますか？
[無理強いするつもりがないので、意思を真っ先に確認した。
彼女が一緒に行くか行かないかはさておき、屋根から降りたあと談話室を覗くも、生存者は誰もいない。ジムゾンとクララのどちらが残ったことは現時点不明ではあるが、ペーターとフリーデルにとっては教会が”帰る場所”だろうと思いついたので、そちらへ向かう。
ちょうどジムゾンが教会で二人を出迎えたところ>>107だった。**]
【墓】 パン屋 オットー
ーー教会ーー
[辿り着いたのはどのタイミングだったかな。
傍には彼女もいただろうか>>+266。
予想通り、ジムゾンはペーターの我儘を聞くらしい>>172。
エスコートしている彼女からそっと離れて、ジムゾンの方へ近寄ろうかな。
一緒に来るなら止めないけど。]
ごめんね、ジムゾン。
連続で嫌な役を押し付けてしまって。
でもね、君なら１つも落とさず、
覚えていてくれると思ったからさ>>5:238。
だから、最期を任せたいと思ったんだ。
[覚えていてくれるなら、今までは夢幻じゃなかったと思えるからさ。
それだけで十分、救われる。]
【墓】 パン屋 オットー
[続いて今度はフリーデルの方へ向き直る。]
ペーターの面倒を見てくれてありがとう。
本当は、僕が最後まで責任を持って、
見るべきだったんだけどね。
あなたは面倒見がいいからさ、つい任せてきってしまった。
[ペーターの従者である彼女に、そんな言い訳をしてみるけれど。]
ここから先は、僕の方で面倒見るから。
だから大丈夫だよ。
…………本当に
[近くにいたからかな。
微かに聞こえた“声”にはくすり、と笑って。]
【見】 【墓】 イベントコンシェルジュ ルージュ
――メイン・サロン ジルと ――
[レトさんとの『密会』の前に。
その場、商談ルームに移動する中、何気ない声で自分の名を呼ばれて、振り返る。
（『ルージュ』……私はルージュ……このときはまだかすかな引っかかりにすぎなかったが、それでも違和感を覚えただけで……）
]
はい……ああ、こんにちは。
ジル＝コストさん、改めまして、ルージュです。
広報部の人間で、今はここサロンのコンシェルジュを勤めています。
…すみません、先ほどはお見苦しいところをお見せしまして……。
[などとこちらも平常を装い、一時的な不調に過ぎなかったことを伝えながら、少し先を行っていたレトさんには目配せをした。
さすが、それだけで察し、ジルさんに気を使われない程度に離れた席に一人移動し、何かしら作業を始める仕草。
ジルさんに『先客でしたか？』と問われても、いえ、大丈夫です、と返しただろう。
レトさんと２人いるところを、この状況ではなるべく意識してほしくない……誰を信じるべきか判断つかない、今は。
素人レベルの配慮では大して役には立たないかもしれないが、念のため]*
【見】 【墓】 デザイナー ラートリー
─教会─
[ ペーターとフリーデルが、ジムゾンさんと会った頃。
新たな見えるけど見えない来客たちが訪れた。>>+319
懐かしい姿にはっと目を見開き、するりと近くへと駆ける
私が、会いたかった姿たち──……。]
オットーさん！ リーザ！
[ 二人が血に濡れ、人を手に掛けた記憶は消えていない。
それでも、その姿は、様子は。
間違いなく私が良く知っている彼らそのままで。
“会えて良かった、嬉しかった”
感情が、一番最初に出て来たのだ。
咄嗟の時程、人は本音本性が出ると言うけれど
──これが、私の思い。]
【見】 【墓】 デザイナー ラートリー
[ 彼らから何か言っただろうか。
聞きたいこと、話したいことは山ほどあるけど。]
何だか久しぶり……ね。
変わってなさそうで安心したわ。
[ 変わったといえば変わったけど、
なんて自然に冗談が漏れる。
──そう、皆変わっていない。
私の知る姿の、心のまま。
だからこそ、この地に集まったのだろう。
会えたかは分からないけど、彼>>+314だって。]
【墓】 少女 リーザ
［────やがて、"終わり"が始まる。
そこにあったのは一つの家族の物語。
お互いがお互いを想い合い
お互いがお互いを護りたいと願った3人の家族。
"おかえり"には>>107
当たり前のように"ただいま"を。>>123,>>136
いくら想い合っていたとしても
言葉にしなければ全ては伝わらないから
家族での会話はとても大切なもの。
その日の出来事や過去の振り返りという
他愛のない会話からお互いの理解を深めていく。
"はんこーき"なんてものが訪れた時には>>139
"親"は苦労するものだろう。>>150
けれどそれを乗り越えてこそ、家族の絆は深くなる。］
【墓】 少女 リーザ
［ラートリーと話した後、
私はただ、黙ってそれらを見届けた。
何も言わず、動きもせず。
一つも見逃さないように、瞬きだってほとんどなく。
ただ一度、彼の手をぎゅっと握ってしまったのは
ここに着いて間もなく、ラートリーに会うより前、
ペーターの怪我を目撃した時だけ。
隣の彼がジムゾンと、フリーデルの元へ向かうのも
自分はその場で見つめるのみ。］
【墓】 少女 リーザ
［一瞬だけ宿った金色の瞳には
きっと誰も気づくことはないだろう。
もし気づいた者がいるのならその一瞬
ひどく辛そうな笑みを浮かべていただろうが、すぐに消える。
だから聞こえてしまった"初めての声"だって
……もし、それが本当なら、応援してるね？
盗み聞きみたいで申し訳なさはあるけれど
それは本当にごめん。聞こえちゃったから。
あぁ、でもそっか、こんなかんじだったんだね。
これで少しは私のことを知れたかな。］**
【墓】 羊飼い カタリナ
そうでしょうね。私がもし人狼でしたら
狼占の眼なんて一刻ですら生きていてほしくない。
精神衛生上存在よろしくないですもの。
だから、ニコさんが狼占の眼を公表された時点で
死は必然。人狼が少しでも生きる道を探すなら。
生きていてほしいなととは思ってましたけど
こっちでお会いになるだろうなとも予感してました。
もっとも、命惜しさに直隠して公表されることなく
それでいつのまにか死んでいたら、お会いしても
お話しすることはなかったかなとも思いますけど ね？
話を聞くとこの村の人狼は理性で抑えられない衝動と
戦っていたのかもしれないですね。
［ 彼でなければ懐柔の道を模索したかもしれない。
けれど、抱き込むには彼は誠実で頑なで
きっと手に余る。
オットーさんに関しては
『そういうの内緒にしてあげなきゃ』
というように人差し指を唇に充てがった。
彼にだからそういう姿を晒せたのだろうし
私から深く触れることはなかった ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ それは彼の話が進み、睡眠薬の兆候に触れたときも
変わらない。
もっともそちらは、自分が彼に食べられたことを
顕著にひけらかすことになるから、
羞恥から避けたことでもあったけれど。
結局以降は彼の話に口を挟むこともなく
頷きながらただ聞いていた。
ただ、最後の解釈には ］
あはは、それはいいですね。
駄犬のお膝元の私達が言うこと聞かなくて
今頃吠え面書いてるかも。
ざまーみろってやつです！
［ と、それはそれは嬉しそうに笑ってみせた ］
【墓】 羊飼い カタリナ
私もご一緒しますよ。
そろそろ迎えに行く時かなって思いますし
［ 決着に執着があるわけではなかったけれど
この騒動に携わった者として見届けたい意識はある。
そして何よりこの決着の瞬間は、即ち旅立ちの鐘を
意味する。
名残惜しいけれど彼女の手を取りにいく時だ。
身体を中に投げ出すようにふわりと飛び降り
ニコさんの後ろから談話室を覗く。
そこがもぬけの殻の部屋で二人顔を見合わせれば
お互いどこが終局の場所なのかは、
すぐにわかっただろう ］
【墓】 羊飼い カタリナ
［ 『少しだけ待ってて』と、彼を待たせて
談話室を通り抜け食堂に顔を覗かせる。
やはりそこにも誰もおらず
残された酒瓶が寂しそうに佇んでいるのが見えた ］
おっさんのの旅立ちに乾杯
ばいばい ディーさん またね
［ 残された哀しみを>>+200埋めてあげる時間も術も
今の私には持ち合わせていない。
持ち合わせていないどころか、
わかってあげることもできなかったのだから。
今度会えたら、ほんの欠片でも満たしてあげること
できたらいいなと……
酒瓶を手に取りそのまま口元に寄せる
酌み交わすことが叶わなかった>>+199思いを胸に
静かに傾けて口に含む。
やっぱり私にはどんな味かわからなかったけれど
〝寂しい〟という苦い味だけははっきりと
いつまでも喉元に残り続けていた ］
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
[ 僕が教会に付いた時、
其処では家族のやりとりが行われていた。
───行ってきます
───ああ、行ってきな。
それは日常でも見かけるやりとり。
だけど、その言葉の重みは、
日常のそれとは比べ物にならないほどに大きかった。]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
[ 人と人狼、
そこにどれほどの違いがあるのかは今でも分からない。
誰だって家族や友を喪えば涙するし、
大切な人には生きていてほしいと願う。
そんな当たり前のことにさえ視えていなかった。
死んでからようやく気が付いた。
同じ想いを抱いていたはずなのに、
僕が歯車を一つ壊してしまった。
だから、
この結末からは目を背けず、目を逸らさずに
この瞳に焼き付けるべく、
じっと見つめ続けた。 ]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
[ この死後の世界がどれほど続くのかは分からない。
だけど、僕は僕という存在が続く限り、
この光景を忘れることはないだろう。 ]
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