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なんだいみんな次々と……
人間も人狼もおかまいなしにさ……
このおかしな幽霊の集いもひっくるめての、人狼騒動、っての、なのかい……?
ほんと、狂った世界に放り込まれちまったもんだね……
人間も、人狼も、さ……。
― 夜明前・厩舎 ―
[いよいよ死者の数の方が多くなってしまったか。
指折り数えようとして、すぐに終わってしまった、
宿屋の住人達の顔を思い浮かべる。]
[食堂での出来事を目を逸らさず見ていた。
昨日も、その前も、
アルビンには決してできなかったことを。
殺し合いと呼ぶにはなにか足りず、
それよりも殊更大仰に感じた。
アルビンにはアルビンの思いがあるように、
村人それぞれにも抱えているものがある。
すべてかみ砕くのは難しく、不可能だろう。
だけど考えなくてはならない、その先を。]
[シーツに包まれ、死に化粧を施された自分を見る。
いつか戦地で野垂死んでいただろう未来を思えば、
過ぎた扱いのようでこそばゆかったけれど、ありがたかった。
ジムゾンはシーツのない寝床で風邪を引いていないだろうか。
そうでなくても、たまにくしゃみの音が聞こえてきたような気がするから、心配だった。
風邪だって意外と馬鹿にならないのだ。
フリーデルは、占い師としての自分を好きになれただろうか。
直接聞いたわけではないけれど、
なんとなく、気がかりであったことだ。
彼女を信じていたけれど、自身に出された結果は、
死ぬまで信じきることができなかった。
それを申し訳なく思っている。]
[福音を理解できない自分はきっと地獄に落ちるだろう。
それでもよかった。
そこで両親が待っていてくれるなら、それで十二分に過ぎる。
だけど、もし、天国へ導かれることがあったなら、
次の生を受ける資格が与えられるなら。
人でなく――獣になって緑の中を駆け巡ってみたかった。
だって、きっととても楽しいだろうから。**]
― 回想・前日 ―
珈琲はね、うん、難しい。
だからついハーブティにしちゃうんだよなぁ。
[どこからか聞こえる声に答えるように。]
しかし……そう、だよなぁ。
シモンの処刑になるか。
答えを知ってる者からすればもどかしいけども。
シスターの占いは真実だと証明され、ヤコブは人間とはっきりしてて。
カタリナだってもう疑いの外だろう。
神父様からすれば、ディーターしかいない、けど……。
確かあの二人って、幼馴染じゃなかったっけ?
[蘇るのは、あの食堂での会話。>>2:387>>2:388
ディーターは、最初から神父様が知るディーターなのだろうか?
それとも、
なんにせよ神父様にとっては辛い事、か。
ディーターは……。
[自身が殺される前に聞いた言葉を想えば、きっと人間である自分以上に情に篤いように思えた。
たとえ入れ替わっていても、神父に対しても情があるように思える。]
ま、どんな終わりを迎えたとしても、HappyEnd、って感じにはならないよね。
死に過ぎた。
そして、結末にも確実に死が付き纏う。
―――人の死か、
― 回想/??? ―
[昔――そう、それは自分も図書館の司書も少女と言えた頃のこと。
初めて図書館へ足を運んだとき、彼女はそれは嬉しそうに自作の小説を見せてくれたものだった。]
…………くぁwせdrftgyふじこlp;
[どうやら彼女は年の近い自分を仲間かもしれないと思ってくれていたようだが、残念ながら?自分にそのような属性はなかった。自分の反応からそれを察知したらしい彼女は心底落胆していた。
いや、愛の形は人それぞれ……なので否定はしない、しないけれど、到底理解できる世界ではなかった。
なお、教会の備品である紙がかなりの勢いで減っている>>8ことは知っていたけれど、神父を咎めるようなことは言わなかった。
いや、言えなかった。なぜなら初めて見せてもらったそれが、神父を題材にしたものだったのだから。そんなもん後ろめたいに決まってる。その後は題材にしていないと言っているけれど、果たして本当かどうか。
なお相手に関しては神父と相手の名誉の為に墓までしまっておこうと思った。現実、それは叶ったのだが**]
[ではショーの観客は誰? 未だ見ぬ遠い場所に住む人狼たちかな。
自分でも、そう思っていた。
けれども知らぬうちに、心のどこかで。
人狼がまだ居るって事を。自分達は過去の産物じゃないって事を知って欲しかった。]
僕が本当にヒーローだったら。
もっと早くに、世界は変わっていたのかも知れないな。
本当なら、僕が最後の一人として立つつもりだったんだ。
どこを探したって現れやしない無責任なヒーローに代わって僕が主人公になるんだってね。
[どうして自分は死ぬ前に、自分を犠牲にしてしまったのだろう?
それが一番嫌いな行為だったはずなのに。
それが人間を嫌う理由だったはずなのに。
簡単な事さ。僕は、気付いてしまったから。]
[あのとき良く判らないくらい痛かったのに、今はもう、なにもない。
触れた喉は、ベッドで横たわる身体のように裂けてはいないけれど、感覚がどこか朧だった]
[苦痛の色こそ微かに残れども、死への拒絶も、恐怖も、残らなかった面が、己の部屋で繰り広げられる全てを、じっと見つめている]*
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