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[所でこの娘に図書館の前で会ったあの時、
“まずい”雰囲気を感じ取ったのだが。
それは第六感じみたもの。
相性の悪い一種の感覚というべきか ――
“識る”者の気配。
何故あの神父がその力を持っているか気づけなかったのか。
六感が働かなかった事を悔みもしたが、
蘇生を受けた今となっては、当人に会わぬ限り怒りは身に潜む。
今の娘からは、その雰囲気は霧散してしまっているが、
人狼の ―― 獣の息の残り香が赤毛から香った*]
ほ、ほんとに殴りやがったなっ!?
あにぃにも殴られた事ないのにっ!!
お前本当ヤコブ関連容赦ねえなおい!
[ほっぺた抑えて、雪の中涙目で睨みます聖霊様、あんまり雪の聖霊な威厳はなかった]
― 二階・バルコニー ―
………ふっ…
[少女の生還を理解した瞬間、あふれだす感情に、声が漏れる]
……………ぐずっ…
[感情の奔流をもってしても、損傷によって失った声は戻らず。それでも]
――――――っ!!
[今だけは戻らない音に感謝して、感情が促すまま、子供みたいにわんわん泣いた]
―――!………――――…―――……っ!!
[きっと涙は凍るだろう。鼻水だって凍るだろう。
酷い泣き顔をしている自覚はあるものの、だからといって止められるようなものでもない。]
[それは少女の生還を喜ぶ涙。
自分の行動がもしかしたら、彼女の生還の足しにはなったのではないかという、自意識過剰なな充足感。
代償を持ってのものだとしても、目の当たりにした奇跡に背中を押された気がするという、自分勝手な好意的解釈。
それでもそれは、男の心を満たすには、この場所を発つ踏ん切りをつけるには、十分なほどのものだった。
やがて、泣き止む頃となれば、気持ちの整理がつき始めたのか。
男の姿は今までより、存在が薄まって見えるだろう]
贅沢だなぁ。
わざわざみにぺた君越しでなく殴られたのにまだ説明も要求するのかよ。
[絶対零度の視線。冗談でなく怒りを湛えているのを理解しながら、敢えて茶化す様な言葉で巻いた>>+192]
心配――…ねぇ。
あにぃやリーザには悪い事したとは考えてるし。
皆にも後始末押し付けた分、後ろめたい気持ちはあるけど。
心配の度合いで云えば、他の奴らよりはまだマシな方だと思うよ?
[銀嵐に呑まれた、殺された、既に同じ場所にいる死者達も含めるが。
然し自分の場合、最終的には自己意思という事もあり、自身に無頓着である事は変わらずだった]
…………ざっくりと説明するなら。
俺が死んだ。その代わりにリーザを生き返らせた。
それだけの話だけど……。
……でもさ、ヨアヒム。ヤコブ。
俺の方も少し位は説明がほしいな……。なんて。
[怒られるのはお互い様だろ?とムキな口調で云う物の、目は静かに二人分をじい、と見詰めていた。
殴られるのは仕方あるまい。怒られるのも、まあ我慢しよう。
それでも顔を見せた理由の半分は、逆にこちらも聞きたかったのが混み]
― 屋根の上 ―
[太陽が出ていたのなら、男の姿が透けていることに、容易に気づけるだろうけど。
あいにく今は雪嵐、見えにくいのは吹雪のせいかと思われそうである。]
――――…
[屋根の上からきょろきょろと、相方であった修道女の姿を探す。
おそらく一緒にいるのだろうと、赤毛の狼も探してみるが――…男の視界内には捉えきれず]
…。
[確かに殴る宣言をした上で会いに行ったのに、避けなかったことは評価しなくては。
そんなことを考えて、ちょっとだけ怒りをトーンダウンさせる。
それからしばらく黙ってペーターの言い分>>+197>>+198を最後まで聞いた。]
こういうのは比較の問題じゃありません。
[きっぱりかっきり。これに関しては交渉の余地なしとの口調で断言する。]
自分にとって誰が大切な人か。
心配する基準はそこです。
例えば初めて顔を見た旅人が宿屋の三階から落ちて、骨を折ることと。
ペーターさんが雪道で転んで、風邪ひいて熱出すことと。
[さあ、どっちを心配する?と問いかけで締めくくる。]
[だがそれは話の本筋ではないと、とりあえず横に置いておくことを決めて。
もいちどシリアス顔をペーターに向ける。]
なるほど。ペーターさんは自分の意思で死んだらしいことは分かりました。
で?僕らに聞きたい説明って何です?
[銀の嵐がやんだなら、この村を発つ気で居る男。出立するまでに会えるといい、そうは思っているものの。]
―――…
[会ったところで、何を話したいのかは自分で自分がわからない。
迷惑をかけたと謝りたいのだろうか
巻き込まれたことを怒りたいのだろうか
見つけてもらった事に礼を言いたいのだろうか]
―――…
[考えても言葉はまとまらず]
[好意かと考えれば、違う気がして。悪意かと考えても、違う気がする。]
――――…
[結局考えはまとまらず、会えたところで「いってきます」ぐらいしか言えそうにないのだけれど。
それでも、数奇な運命を持ってきた彼女に、出立の挨拶だけでも、していきたいと思っている。
銀の嵐が止むまでに、姿を見つけられればいいのだれど**]
……そういう問題なら尚更だろう?
[交渉は決裂の様子だ。余り弟分に怒られるの格好悪いんだけどな、なんて髪を掻きながらも渋々言い分に応えた>>+201]
だから俺、今言っただろ。
あにぃとリーザには、本当に悪い事したと反省だけはしてるんだ。
後悔は別物だけどな。
…でも他の皆に関しては、何とかなるさ。
皆、俺以上に大切な奴がいる奴もいる。
俺がいなくても、極論、致命的に困りはしないんだから。
この騒動さえ終われば、何とかかんとか生きていける奴だと俺は思うけど。
[とは云え、まぁ尚更怒らせそうな気がほんの少ししつつも思う正直な所を吐いた。
回想する話だが、もし生前、最後のレジーナとの会話で何か鍵が存在したとすれば、その点を含めて明言した事かも知れないな。あれで踏ん切りがついた側面も存在したのだから、とひとり思い返していた]
しかし…お前らに聴きたい説明……ねえ。
正直、全部と云えばお前らもキリないだろうし。
……俺よりも二人とも、口硬そうだし……
[説明は求めたいが、何を聞いた物か少しだけ逡巡して]
……うん。
死ぬ前に聞いた質問を改めてする意味も無いだろうし。
今更、途中でやめようとは思えなかったとかなんて尚更意味は無いし。
……また何で、パメラやミストを、今になって殺したのかは聴いてもいいか?
[結局発端を知りたい、な単純な結論に行き着いたので、自分で聴いておいて溜息を吐いた]
[ペーターの言い分>>+206を聞きながらも、表情には納得しがたいとの不満が思い切り出ている。
確かにここから交渉を取り繕うことは、一見難しいように見えた、が。]
ふむ。少なくともそのお二人に関して反省しているなら、一応手を打ちましょう。
他に大切な人がいるからって理由で自分が死んでも大丈夫、なんて言い分には納得しませんけどね。
だって確かに程度の差こそあれ、ペーターさんを大事に思っている人は多いですよ、オットーさんやリーザだけでなく。
[クララを手にかけたときの喪失感を思い出して、視線を鋭く向ける。
何のためにわざわざ”見知らぬ他人”を比較対照として出したのだと言外に込める。]
だから、ペーターさんはこれから反省だけでなく、自分がやったことをきっちり償ってください。
この件に関しては、おれからは以上です。
[しかしあんまり延々言い合っても意味がないと判断して、一旦追及の手を緩めた。]
…………まさかさっきの。
さっき弾いてた曲に鑑賞料を支払えと?
[無論金など持っていないのに、どうしろと、いったいどうしろと。
さんざん考えた末に、感想がお駄賃代わりになることを期待して、言葉を紡ぐ]
……素敵な曲、でした。
銀嵐に呑まれた命が、望まれて、
銀嵐が去った後、晴れ渡って虹がかかる空の下に生まれ変わったところを想像して。
私も、そうなれたらいいのにと、思いました。
どうせ誰も迎えに来てくれないと分かってるのに。
[ふいに、男の顔を見ていられない気分になって、背を向ける]
分かってるから。
私は一人でも大丈夫なんです。
好きな人の笑顔が心に刻まれてるから、きっとなんとかなる。
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