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……可愛い、だって。
年下のくせに、……。
[>>+29手放しでほめられると照れくさい。生意気だよ、とじろりと睨みつけてすぐに目を逸らす。リーゼロッテは小柄でピンク色でフワフワで、人懐っこいから年齢問わず、周囲からの人気者だった]
…あなた見てると思い出すの。
昔飼ってた犬、だけど……。
[犬呼ばわりされて、気分を害するだろうか。わたしにしてみれば、最大限の誉め言葉なんだけどね。*]
[上部だけの優しさなら社交場にいる淑女に幾度となく言ってきた。しかし、そんな言葉を彼女に向けても意味がないだろう。
言いたいこともたくさんあったが、慰めにはならないだろうからぐっと堪える。ただ、一言伝えた方がいいと思う言葉を口に出す]
私はあたなに後悔で終わってほしくないんです。
[彼女に言葉は届いただろうか。そうしていると、桃色の髪が特徴的な……]
リーゼロッテさん?
あなたまで……。
[士官候補生だっただろうか、位も高くなく、候補生のリーゼロッテさんがここにいる意味がわからなかった*]
[ 生意気だよ、と睨みつける彼女も
なんだか頬は紅くて、やっぱり可愛い。
相手からの評価なんかは知らなかったけど
続いた言葉に思わず、また、変な声が出た ]
ぅえ!?犬!?
犬、ですか……いぬ………
[ どんな犬なんだろう。
聴くのもなんだかコワイ。 ]
……ドロシー先輩は、なんだろ……
どっちかっていうと、猫みたいです。
[ これは完全に印象の問題だけど。 *]
[ そんなやり取りよりもちょっとだけ前。
リヒャルトさんが此方を向いて
驚いたような声を出したから。>>+31 ]
あああ……はい。
死んじゃった、みたいです。
なんか、死後の世界で会うのって
変な、感じですね。
[ ここが死後の世界なら、だけど。
へらりと笑って、そのあとは、
ドロシー先輩との会話に移ろうか *]
[リヒャルドの言葉を受けてもアイリが立ち止まることは無かった。]
・・・それが出来る人間ほど、私は強くないのさ。
[それだけ伝えて再び一人になると、ゾネスにある母親の墓のところまで意識は飛ぶ。消える前に母のところに戻りたかったのかもしれない。しかし要塞での戦闘を見れば再び溜息を零した。*]
[犬に例えられて、やっぱり複雑な心情のようだ。>>+32
真っ直ぐで真っ白で。彼女の軍人としての活躍を見てみたかったよ本当はね。
でも、最期に隣国の大物スパイを討伐したのだから、戦功は称えられてるかもよ、なんて]
…わたしが犬って言ったから、動物に例える流れ?
[ふふ、と肩を竦めて笑い、首を傾げる]
猫なんて、言われたことないなぁ。
肉食っぽいとか、気まぐれとか、……そんな感じ?
[一ヵ月ほど前はこんな会話が日常的に交わされたっけ。
どこか懐かしい思いを抱きながら、可愛い後輩と他愛のない話題に花を咲かせる。*]
[ 隣国の大物スパイを討伐>そうでした(真顔)
なぁんて心のうちは知ることもないから
まあ複雑な心境のままなんだけど。 ]
うーん、そうですねぇ
気まぐれとか、もありますし
見た目かわいいのに勇敢なとことか?
[ あっ、そういえばあの
王子の命を狙った「猫の人」は
結局密偵かなんかだったんだっけ?とか
生前聞いたような聞いてないような。
それならあながち、ドロシー先輩が猫って、
間違ってもいないのかも?なんて思ったり。]
ふふ、久しぶりに笑いました。
死んじゃったら、なんか、ようやく。
心に抱えてたものがすっと楽になったような。
[ ね、って笑いかけましょう。 *]
猫って勇敢なの?
面白いね。
[言葉を受けてコロコロと笑う。
隠密ぽい辺りが猫らしいのか、君主に絶対逆らえない辺りは、むしろ犬なんじゃないかと思いつつ]
…良かった、笑えて。
死んじゃったけどね。
やり残した事を考えると、後悔ばっかりだけど…。
でも死んじゃったし、もうやり直しできないから。
悩んでも解決しないし、だったらもう笑うしかないじゃん…ね
[後輩とのこうした掛け合いは、失意に打ちひしがれたアイリ様にも届くだろうか]
[まだ地上の行く末が気になるから、魂はここに留まっているけれど。
やがて、本当に思い残すことがなくなったら、魂は暁天に召されるのかもしれない。*]
[王の間での出来事を見ると、私の中で一つ。確信したことがあった。]
…ここまで来たら、もう国を立て直すのは手遅れだろう。
内部が欠けすぎたし、この様子だと情報は筒抜けだろう。攻め入る好機になっている…
ましてや王子があれではな。
[まさか、自分の目で国の崩壊するさまを見ることになるとは思いもしなかった。
いや…見たくなければ見なければいい。要するにわざわざこんな所に留まる必要もない。つまりは。]
…結局、国の行く末を見たいのか。私は。
どんな形であれ見届けたいのか…?
[国の崩壊は見たくない。が、もう死んでしまった以上見なければ知ることはない。ならば…ということなのだろうか。
自分にも、自分の思う所があまりよく理解しきれていなかった。]
うんうん、勇敢勇敢。
シャーって立ち向かって行きますよね?
[ ふふふふ、楽しい。 ]
後悔ばっかりにさせちゃったのは
ええ、と、突然刺してごめんなさい……?
でも、あたしもこうやって
ドロシー先輩と普通に話せてよかった。
これで、恨まれてたら……うん
たぶん、死後の世界でも
気持ちが落ち込んでたと思うから。
[ 見守るのは地上の行く末。
それまでこうやって語らっているのも、
きっと、悪くない。 **]
[ 国は、もう崩壊しかけてる。
どうしようもなく、戻れない所まで。
だったら今、あたしが願うのは
せめて、焦土になるのではなくて。
どうか、新しく玉座についたその人が
せめて、ラメールの人々にまた、平穏を
もたらしてくれますように。
それだけ。ただ、それだけ。
願いが通じてくれれば、本望、かな。 **]
[王宮から離れ、街の方へ出てみるとアイリとリヒャルト…の他にも誰かがいるようだったか。]
…あれ?
もしかして、ドロシーさん?なんで貴女がここに…
…それと…話すのは初めてですね。よろしければお名前をお伺いしても?
[あの日、アイリと共にいたドロシーと。隣には…いつの日か城門にいた桃色の髪の彼女もいた。
あの時は会釈だけで済ませてしまったが、ここで話さないのも不自然なもの。
それにせっかくこちらにいるんだ、最後に話すのも悪くないだろう。]
[ そうやって二人で話してたら
こちらに来たのは、ええと、たしか外務長官さま。
ああ、参謀さんと一緒に亡くなった ── ]
あっ、はい!
リーゼロッテ・チェンバレンともうします。
士官候補生だったんですけど、
……もう、どうでもいい肩書ですね。
[ ふふ、と笑いながら
一応敬意を示して深々とお辞儀をしておこう **]
シャーって…そこ?
ふふ、目の付け所が面白いね。
[繰り返される謝罪には、もう一度ゆるく首を振って。>>+41]
あなたこそ、わたしの方が先に剣を抜いて切りつけたというのに、恨まずにこうして普通に接してるのはすごいと思うよ、……本当に。
[こうして普通に語り合えるのはきっと、生前そこまで彼女を憎んでいたわけではないから。ただ、一方である可能性をも危惧したから、わたしは剣を抜いた。
それは、彼女が亡きチェンバレン中佐の孫娘だから。
中佐の功績は、白狼騎士団にも十分知れ渡っている。
あの時人を呼んで、わたしたちが対峙している場面を見られたら。
わたしに反感を抱く騎士は、彼女側に付いたかもしれない。
身内の経歴、家柄に申し分ない彼女を、新しい総督の座に推挙しようと動きがあったら面倒だと思ったから。
だから、人を呼ばずに、自分ひとりで処理しようとした。
詰めが甘かったのは、…───覚悟が足りなかったから。
それがわたしが犯した最後のミス。]
[そうして語らっていると、別の誰かの気配を感じた。>>+43
振り返るとそこには、先日お目にかかったばかりのフィオン長官で]
なぜ、わたしがここに……それは、死んだからです。
フィオン長官、あなたが亡くなったと聞いた時は、驚きました…。
[穏やかで落ち着いた雰囲気は、生前と同じで何だかホッとする。
入れてくれた紅茶が美味しかった、なんて思い出しつつ。**]
[この国で10年過ごして、その暮らしにどんなに愛着を持ったとしても、わたしはこの国の民にはなれなかった。
心の底には、常に使命がつきまとう。
いずれ主が王座につけば、わたしは晴れてこの国の民になれる。
その思い一つで、わたしは今までやってきた。
そう、……わたしはただ、
[アイリ様がその場からいなくなれば、入れ替わりに金色の女性軍人があらわれた。
会釈をするが知った顔ではなかった]
[リーゼロッテさんの答えは思いの外、軽かった。なぜ死んだのか聞くのが憚られる。私が死んだ後をまだきちんと見ていない気がして、その場をあとにする]
[王宮内はなんだか騒がしい。王の間に行けばいいだろうがなんだか足が進まない。あとでがあるならば、フィオン様やアレクシスさん辺りに聞けば、何かわかるだろうか。私はすでにこのふわふわとした存在感に危うさを感じていた。
私にはラメール王家の行方と同じく気になる行方があった]
館長執務室に行ってみますか。
[かつての仕事場に久しぶりで、何日も行っていないように感じた*]
ラバル卿。
わたしは以前、卿にお会いしたことがございますが、名のり上げるのは初めてですね。
わたしはドロシー・ブライアンと申します。
白狼館でアイリ様とのご婚約の折り、わたしは背後に控えておりました。>>1:191
[彼がこちらに気付いたようなので、わたしはそちらに向けて一礼する。
王の間で起きた偽文書騒ぎ。>>1:32
その場に彼も居たが、どうやらわたしが騒ぎの発端を起こした事には気づいていないようだった。なので、そちらには触れないでおく]
失礼ですが、以前胸のポケットに何か入れておいででしたか?
[彼がわたしの目の前を通りかかった際、胸ポケットが一瞬動いたのにわたしは気づいていた。危険物だと感じたら、その場で声をかけて足止めしていたが、そのまま通してしまった。
あれは何だったのだろう?
当時を思い出して、わたしは尋ねた。*]
[ 逆に……と言われて首をかしげ >>+45]
……そう、ですかね。
びっくりしたし、やられる前にやらなきゃって
思……ったりは、したけど
もちろん、どうしてあんなことにって
まだ理不尽なとこもありますけど、
でも……なんだろう、
どこかすっきりしてるんです
最後まで、戦えたっ、ていうか
[ この気持ちの変わりようは、自分でも分からない
だけど、ドロシーの言ったように。
誰かを信じて最後まで戦うことが、
あたしには、できたと思うから。 ]
あ、それに。
初めての。引き分け、ですよ?
[ 0勝10敗、1引き分け。 *]
[ がらん、がらん、がらん、
どこかで、鐘が鳴り響くのを、
あたしは、どこかから、聴くかもしれない **]
[挨拶をされれば、記憶の糸を手繰り寄せる。>>+51
確かに記憶にはあったが、軍人であり、フォールデンの控えならば位も高くないだろうと気に留めてはいなかった]
そうでしたか、ブライアンさん。
あの時は少し緊張していて、失礼いたしました。
[アイリ様の控えならば、あの王の間での騒ぎに今いたのだろうか。女性の声で始まった騒ぎだとは認識していたが目の前の彼女だとは気づかなかった]
胸ポケットに何かですか……?
そうですね、私の胸にはいつも騎士がいたんですよ。
[クスリと笑えば、どんな顔をしただろう。そう、私の騎士を探しに行かなければ、彼の無事を見ないことには安心して、どこか……この先になにがあるかわからないが、どこ荷物行けない*]
[高貴の方でも、例えばフェリクス王子のように、軍の中に置いては身分、家柄分け隔てなく接し、功績を挙げた者に地位を与えるタイプも居れば、初めから地位家柄に沿って分別して考える、いわば選民意識が当たり前のように備わったタイプもいる。
ラバル卿は後者のようだけど、彼から発せられる言葉からだけでは、その見極めはつかない。
胸ポケットの中身について尋ねれば、謎かけのような答えが返ってくる。>>54]
[ポケットに収まる大きさとは、随分と小さいこと。
お守りみたいなものかしら。もしかしたら、生き物かもしれないけど]
あなたを守ってくれる、大事な
[なんて話を合わせたけど、まだ要領を得ない。
どこか掴みどころがなくて、変わった人だと思う。アイリ様と破談になったのは、性格か趣向の不一致があったからだろうか?なんて邪推をした。もちろん、声には出さないけど。
彼がどこかへ向かうとすれば、わたしはその背を呼び止めなかっただろう。>>+50]
[その後で、わたしも鐘の音を聞いた。
王宮の鐘楼へ目を向けると、そこには見た事のある人物が居て>>70]
…───あれは、時を告げる鐘。
[鐘の元々の役割もそうだが、わたしは言葉に違う意味を込めていた]
南からも来るわよ…。
北は、……間に合わないかもしれないわ…。
[リーゼロッテの隣に立って呟くと、わたしは耐えるように目を閉じた。*]
……時を、告げる鐘。
[ 意識は王宮の鐘楼へ。あれは ── ]
なん、で………?
[ なんで、あの人が?と口に出して。
続くドロシーの言葉と、此処数日のあれこれに
ああ、そうなのかな、と自己解決して。 ]
どうか………
暁の国に。もういちどだけ、もういちどだけ。
暁が、訪れますように。
[ そう、願うしか無くて。 *]
[守って……、そうかリッターは私の良心を守ってくれていたのかもしれない。>>+55
現実と離れた理想を語った夜にリッターはなにを思って鳴いたのだろうか。>>0:432
彼は無事だろうか、故郷の森に帰ってくれればいいがこの王宮からは彼の足では難しいだろう]
そうだったみたいです。
[ここにいるとじょじょに気持ちが落ち着いてゆるやかになるのを感じていた。
しかし、彼のことを考えると気持ちがざわざわとする。まるで私の一部がどこか足りないみたいだ。そして、私はその場を後にした*]
[執務室に急いでいると鐘が体に響いた。
嫌な音だ。嫌な予感がする。
ざわざわと胸騒ぎが起き、フェリクス様がふと浮かぶ]
そんな、まさか。
[首を振り、執務室に急いだ]
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