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……うん、やっぱりクレスさんのそれは反則だと思う
[傍らに座り、滑らかな毛並みへと手を伸ばした。
クレステッドの反応を窺いながらもふもふと暫し堪能し
満足すれば扉へと背を預け、足を伸ばした]
なんか やたら……眠い
[目覚めてから欠伸をするのは何度か。
此処に来てからどれくらい経ったかもよくわからない]
[机に伏せて、腕を下に持っていく。
指を伝って血が器に落ちていくのがわかった。
伏せて、牢とは別の方向を見ながらつぶやく]
どうしてだろう…
[殺せない。
彼らはやはり、王子に害をなす者だ
ここから絶対に出したくない
殺せばいいのに… 昔みたいに
何で今は駄目なんだろう
ぼうっとしながらしばらくそのままの姿勢でいただろう]
あの子供に、何かを強制するつもりはない。
ただ、自ら手を振り払ってしまえば、
繋がりはそこで途切れると知ってほしいだけだ。
孤独を厭いながら、孤独に籠ろうとしてしまう子供に、気付いてほしい。
それだけだ。
[そこまで言ってから、彼の言葉にふと、顔を上げる。]
とある偉い人が言った言葉を知っているか?
友情とは、誰かに小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を期待する契約である。
だそうだ。
何かあるなら言うといい。言うのはタダだ。
あんたの希望通りにはすべて動けないが、
希望の摺り合わせで見える未来もあるだろう。
[そう笑う。]
[身を横たえていた寝台からするりと起き上がる。
鉄格子の向こうで掌を切ったベリアンの方へ真っ直ぐに歩みを進める。その眼光は 紅く 光り 表情は消え まるで ドールのように
そして、もしベリアンが鉄格子の近くにいるのなら、その手を掴み直にその血を啜るだろう]
ジェフロイ……
[自分もベリアンの血の匂いに頭がくらくらするが、
カシムの時ほどではない。やはり姿形が影響しているのだろうか。
血の匂いに耐えながら、ジェフロイとベリアンの行動に目を配る。
お互いがやり過ぎるなら、実力行使も辞さない構えで。]
うん、まだ出れない……
[片手は未だ銀に触れたまま。
膝へと飛び上がったイドをぼんやりと撫でる]
あの、本たち
全部読みきれなかったな……
[緩く膝を抱え、俯いた。
瞼は閉じられ、目裏に読みかけだった本の内容が蘇る――]
[壁の方を向きながら、しばらくぼうっとしていた。
やはり少しは貧血気味になるのだろうか。
でも、今、頭が働かないことは自分にとって喜ばしいことだった]
王子…
[呟いた、何がなんだかわからない。
いや、本当は…]
!?
[瞬間、がくんと身体が引っ張られた。
牢の周りの通路は狭い。
それでも、十分に牢からの距離はあると思っていた。
しかし、机から牢の方に投げ出した腕は、ぎりぎり牢から手を伸ばして届く位置にあった]
[ばっと顔を牢の方に向ける。
ジェフロイが、自分の手を取って、笑っていた。
椅子から慌てて立ち上がる、が、くらっとした瞬間、更に腕を牢の中に引っ張りこまれていた。
引っ張られた身体が牢にがぁん!と当たる]
ジェフロイさん、待って
ちゃんと貯めたのが…
[足元の器を右手を伸ばしてなんとか取る。
その時、手のひらの傷口に彼の口が触れた。
そして、血を思い切り啜られた。
ばちん、という衝撃が身体に走った]
あああああっ
痛っ 痛い…
ジェフロイさん、やめて、離してくれ…
[押し殺した叫びを上げた]
[仮にも王家の管理する城の書庫。
あの部屋には様々な国の書物が並んでいた。
もしかしたらそれは、国籍を問わず因子持ちを集めたいとする王子の意思の表れかもしれず]
なあに、クレスさん
……血の匂いに、酔った?
[それでもレトに読めぬ本はなかった。
読み物として開くことはあっても、辞書を必要としたこともなかった]
[カシムのことは不気味だと思った。
でも、今ほど吸血種に恐怖を覚えたことは無かった]
ああああっ
くっ
[啜られるたびに強烈な痛みとしびれが腕を襲う。
啜られると舐められるとでは痛さの度合いが全然違った]
うう…
[ジェフロイをにらんだが、彼はただ笑っているだけだ。
噛まれたらどうなるんだ、と思うとぞっとした。
彼は見るからに正気じゃない]
くそっ
[右手で背中の警棒を出し、3段の長さを瞬間で調整する。
格子の隙間から腹部を狙って素早く突いた**]
――…ずっと、乾いているよ
でも、口に含まなきゃ平気
[毛並みを撫でる手は止めず、クレステッドと視線を合わせずに笑う]
なんで?
放っておけばいいよ
[尻尾を一振りでもすれば離れるような、そんな柔らかな手つきでしか触れていない。
ベリアンの呻きも血を啜る音も聞こえていても、膝をじ、と見つめていた]
[クレステッドの視線が逸れてから、ようやく顔をあげる。
触れていたのは背のあたり。一度手を離し、頭のあたりに手を伸ばせば、隙を逃さず離れられてしまうかもしれない]
………
[薄く開いた口からは何も紡がれず
鉄格子のほうへ向けられた視線は、すぐにまた床へと戻る]
[見えるそのまだ“生きている”彼らの様子にそっと瞳を閉じる。
全てはわかりきっていたことだ。だから本当は初めにディークを殺そうとしていた]
あぁ、まことに、かくあれかし。
[>>217その言葉は別に向けられたものだったが酷く心を抉ったような気がするが、もう涙が出ることはなかった。]
[けれど、これが全て終わった時、
自分もまた一つの終息を選びとる可能性が高く。
生きながら死ぬのと、
死ぬために今を生きるのと何が違うのか。
緩く頭を振って、観音扉の前に戻り、丸くなる。
レトはまた触れてきただろうか。
もし、他の誰かが触れてきたとしても、特に逃げはしない。**]
―――!!
[痛みと衝撃が走る。
腹部に焼けるような感触が走り、受け身を取るように身体が動く。
そして、気がつくと鉄格子の向こうにベリアンが必死の形相で警棒を突き出している]
……ベ リアン?
[口の中に血の味がする。喉を潤し、渇きは和らぎ。
空腹を満たす程では無かったが、意識は戻った]
[目を閉じる。きつく、きつく。光が入らぬよう力を込めて。
クレステッドが傍へ戻ってきても、手は膝の上、組まれたまま。
聞きたくないこと、知りたくないこと。
欲しいものは少ないのに、欲しくないものは多すぎた]
俺達は、皆夢みたいなものだよ……
[外の騒ぎは耳に届いていない。
もし彼が処理施設に来たならば――
レトはやがて、狼とは別のほうへと倒れこみ寝息をたてる。
起きていられる時間は少しずつ、短くなっていた**]
あ―
[目を閉じて、記憶を探るが、思い出せない。
ただ、焼けつく渇きは消えていた。そして、ベリアンの表情と、片方の手から零れ落ちる 血
吸血に向かい、反撃された…と推測する]
私が襲ったようだな…
[腹部の痛みはもう消えている。怪我をしたとしても治っているだろう。
ベリアンが鉄格子の向こうにいる事を確認すると、これ以上彼に近づく事はできないと見て取り…
「エサ」が手の届かぬ場所にいるのを認識すると立ちあがって呟く]
……空腹を満たすには足りないが
「渇き」は多少…治まる…ようだな。
[ベリアンの顔に張り付いた恐怖の表情を見て声を掛ける]
すまんな。私は最早「人」では無いのだ。
[にっこりと微笑みを向ける。それはいつも彼に向けていた笑顔より一層晴れやかな表情で]
鉄格子があって良かったな。
[そう言うとベリアンに背を向け、寝台に戻る。
リエヴルが視界に入ると軽く黙礼を送り。
カシムには気の毒そうな視線を向けるのみ。
眠っているレトと、その側の銀の狼が見えると寝台から毛布を一枚取り、レトに掛けただろう。
そして、狼の側にしゃがみ込むとその毛皮を撫でた]
クレステッド、か…。
[クレステッドが毛皮を撫でられる事に嫌な素振を見せないのを見ると、側に腰を下ろし、抱え込むように引寄せてゆっくりとその毛皮に手を滑らせる。
頭の上から尻尾の先まで慈しむように何度も手を這わせる]
親切に見返りを期待するとは…
随分打算的なつきあいだな。
そんなのはビジネスだけで十分だ。
クレステッドにとって「友人」とはそのような存在なのか?
[狼の姿に敬語を使う気にはなれず。狼から人語の言葉が返る事は期待せずに、顎の下をわしわしと撫でながらその感触に楽しそうな表情を浮かべて話しかける]
[ひとしきり狼の姿のクレステッドを撫でると、最後にぎゅ…っと抱きしめて、その心音に耳をそばだてる。
目を閉じて、生命の音を聞くと満足げなため息を漏らし。
その前足を取ると、軽く口付けを送る。
感謝の言葉を残し、寝台に戻ると目を閉じて*眠りについた*]
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