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[シロウとダーフィトがまだじゃれて取っ組み合っているようなら、くすりと笑って声をかけよう]
二人とも、そろそろこっちに注目しませんか?
いずれにせよ、結論が出るようです。
……バグが勝つようなら、すぐ行動に移す必要があるかもしれませんし。
[そして、しばらくぶりに無線の受信スイッチをオンにした。]
─管理室─
[モニターに映し出される会議室の議論の行方を、わたしは静かに見守っていた。
少し離れた方で、何やら先輩たちが騒いでいるけど、間に入ったらややこしくなりそうだから、ここは楽する方を取っちゃう]
……そろそろね。
[次の”時”が来たら、我々の命運も決まる。
そうなる前に、わたしは一度部屋に戻る事にした。席を立って出口の方へ向かう。先輩たちの横を過ぎる時、ふんわりと甘い香りがしたけど、この部屋にもお茶を持ち込んだのかしら?]
着替えてきまーす。
[着替えついでに、カフェにも少し立ち寄れるかな。会議室の彼らもお茶を持ち込んでいたから、この部屋にも持ち込めるかもしれない。
ふふん、と鼻歌を鳴らしながら、わたしは管理室を出た]
─居室─
[部屋に戻ってすぐに浴室へ向かう。乾燥機能は停止していて、中に干した制服はおおむね渇いていた。
中が乾いていれば支障はない。表面は着ている内にすぐに乾くだろう。
わたしは干していたものを取り込み、これまでまとっていたローブを脱いで制服に着替えた。
髪も乾いたので、いつも通りに後ろで一つに縛る]
……。
[鏡の中を覗き込み、自分の姿を確認する。…うん、いつも通りだ。
身が引き締まる思いがする。借りた衣装のゆったり感も心地よかったが、自然と背筋が伸びる感じがする制服の方が好きだと思った]
[靴を履き替え装備を整える。ベルトがいつもの重量感を伴わないのは、ホルダーの中身が取り上げられたままだからだ。
アレはここに永住する事になれば不要かもしれないが、あと数刻で訪れる結論については今は考えないようにしよう]
…あとは…。
[テーブルの上に目を向け、そこに置いたハンカチを手に取る。
制服が乾いていたのだから、こちらもとっくに乾いていた。汚れは綺麗に落ちていたし、伸ばして干したからシワもほとんどない。
このまま返しても差し支えはないだろうが…]
……。
[何故だか、すぐに返すのは忍びないと思った。
このまま、もう少し持ってていいかな。きっと、すぐに返せとは言われないだろうし、無事に帰る事が出来たら、新しいものを調達して返せばいいよね。その頃には、わたしにハンカチを貸した事なんて忘れてるかもしれないけど]
[手にしたハンカチを小さくたたんで制服の胸ポケットにしまう。
その上からそっと手を当て目を閉じる。ゆっくりと大きく深呼吸してから、パっと目を開ける]
…よし、行こう!
[両手をパン、と胸の前で一つ打ち鳴らすと、わたしは部屋を後にした。
目指すは管理室。…───もうすぐ、運命が決まる。**]
―回想―
[本を閉じ、物思いに耽っていると幾人かの足音が聞こえる。
さっと物陰に隠れて様子を窺う、次の廃棄者が決まったようだ。
他の司書達が出ていき、見知った顔が2人残る。]
(へえ、今度は容疑者が容疑者を廃棄するのか…。)
[自身の居る所からは2人の声までは拾えず。
暫くのやり取りの後に、少女が奈落へと消えていったのが見えた。
男は至って冷静に元来た道を引き返していき、辺りに再び静寂が戻る。]
慈悲も、何もないってか。
呆気ないもんだな。少し前まで、一緒に働いてたんだろうに。
要らないものは、棄てる。どの世界でも同じだ。
僕も、そろそろ要らないものは棄てないと…。
[そう、ポツリと呟くと腰から無線を外し星の夢へと放り込む。
すぐさま鈍く光る鉛の弾丸が精確に無線機を打ち抜いた。
静かな世界に響いた銃声は、果たしてどこまで聞こえただろうか。]
このまま僕も落ちてしまえば、楽になれるかな。
…なんて、隊長が聞いたら怒るんだろうなあ。
[どんな態度を取っても、自分を見放さずに居てくれた彼を思い出す。
嫌いだったわけじゃない…ただ彼は、どことなく父に似ていた。
優しくて人望があった、そして遠征に行って帰って来なかった、父に。]
[全部切り捨てたつもりだった。嫌われて、厭われて、遠ざけてきた。
いつかくる別れが誰の心も、自身の心でさえも揺らがないように。
けれど、隊長はそれを許してくれなかった。]
父さんが生きてたら、きっとあんな感じだったんだろうな。
フフ、年齢もそんなに変わらないだろうし。
[一度心を許せば、決心が鈍る気がした…素直になれなかっただけだった。
だが、それも今日までの話。父を探すためにも、自分は国へ戻らねば。
先程からの様子でいくと、終焉が近い。]
これで、今までの俺とは…さよならだ。
[星の夢に軍帽を投げ、背を向ける。その足はまっすぐ管理室へと。]
―管理室前―
[管理室の場所はなんとなく聞いていた為、迷うことなく向かう。
しかし、恐らく部屋の前であろう場所に着き入り方がわからないことに気付いた。]
…あ。
これ、どうやって入るんだ?
[きょろきょろと周りや壁を見るが、何もない様に見える。
何故か周りに人影もないので聞くことも出来ず。
仕方なく適当にこの辺りだろうと壁をコンコンと3度叩いて…。]
あー、すいませーん。
たーいちょー、せーんぱーい、どなたかいらっしゃいますでしょうかー?
[着替えてくる、と言ったマリエッタを見送った後すぐ、壁を叩く音にぴくりと反応し、音のした方を見やる。
管理室を占拠してからそれなりに時間が経っている。
マリエッタが戻ってきたにしては早過ぎる。
職員が誰か戻ってきたのか、と思いきや、どこをほっつき歩いていたのやら、例の扱いにくい後輩の声。]
あぁ、お前か。
[何だかんだでタイミング良く管理室に戻ってくるあたり、いいとこ取りされているようで腹立たしい。
とはいえ、あれだけの脱落者が出た部隊に新人ながら食らいついてきた底力は素直に認めていた。]
……待ってろ、すぐ開ける。
[ともに結果を確かめたい気持ちは、少なからずあるのだ。
スイッチを確かめ扉を開けてやる。]
―収蔵庫―
[管理室を離れ、途中に見つけた螺旋階段を上へ上へと進んでいく。
目指すのは”収蔵庫”]
(我々の探す本が、この図書館にとっても重要だというのならば…常に目に触れる場所に置いたりはしまい…)
[モニターを観察していると、明らかに職員の出入りが少ないフロアがあったのが気にかかった。
実際にその場所へ向かってみると、その階層自体が一つの部屋となっているような場所であった。
決して明るくはない、薄暗く無限とも思える長い廊下に、両側は白い壁で覆われている。
――そう、ここもまた”扉の無い部屋”であった。管理室に比べると、規模は遥かに大きいが]
(職員らしき人影はない、な。
…適当に壁に触れていけば、開く場所もあるだろうか…)
[出来るだけ足音が鳴り響かないよう、ゆっくりと壁を伝って歩いていく。
とある場所に差し掛かった時、”ピピッ”という機械音があり扉が開く。しかしその先もやはり暗く、先刻見てきたばかりの廃棄場所を連想させた]
……行くしか、あるまい。
[そう呟いて、中へと足を踏み入れた]
[中に入ると、机に置かれたランプの1つに明かりが灯る。
それを持って歩けという事なのだろう。遠くまで見渡すことは出来ないが、手元だけでも見れる事に少し安堵する]
どれだけの広さなのか分からんが…適当に歩いてみようか。
[心許無い灯りを頼りに、収蔵棚を順番に眺めていく。
どれも古い本であるからなのか、縦置きではなく横に寝かされており、ケースに入れられているものもあった。
数が膨大過ぎてどこに向かったものやら…と思った所で、棚の影からキラリと何かが反射して光って見えた]
…ふむ…?ガラスケースかね、これは。
鍵がかかっているな…。
[縦長の四角い展示ケースは、上部がガラスで囲われており、中には一冊の本が見開きの状態で置かれていた。
隣にある説明文には『無限の本』と書かれている]
[展示ケースに鍵穴があることから、指輪の機能では開かないものなのだろう。
なんとか触れることが出来ないだろうかと、ポーチの中から針金を取り出して――数分後、それは開錠された]
…おっと。こんなにあっさり開くとは。
全てが機械的であるなら、こういう施錠の方が開けにくい、という事かもな。
さて、この本は一体どういう本なのか―――
[無限の本――傍目には書かれている言語が母国語ではないので読めないが、それに触れたら何が起きるのか。
職員達に、本には触れないようにと念を押されていたことを思い出すも、そんなものはどうでもよかった。
どうせ永住することになるならば、今触れたとてきっと、同じこと。
丁度その頃、会議室での話し合いが終わろうとしていた**]
[叩いた辺りの壁の何処からともなく聞き覚えのある声がする。>>+461
相変わらずの堅物具合にちょっと揶揄おうかとも考えたが、
開けてもらえずにこのまま立ち往生するのは困るのでやめておくことにする。
代わりに、普段からは想像もつかぬほど自然に謝罪の言葉を述べる。]
お。あ、そこが扉なんですね。助かりました。
遅くなってすいません、ちょっと色々あったもんで。
[扉が開きヴェルナーの姿が見えれば、口元にゆるく笑みを浮かべ頭を下げる。
すぐに目に入ったモニターに視線をやり、会議室の状況を窺う。]
やっぱり、そろそろ終わりそうですねー。
フフ…もしかして僕、ナイスタイミングだったりしました?
ただいま戻りましたー!
[ジャンの背中を見つけて慌てて駆け寄ってきた。彼に続いて部屋に飛び込む]
セーフ…あ、お茶貰ってくるの忘れた!
[なぜだかマーティンの姿は一向に見えない。彼の、よく吸っていたタバコの匂いは微かに感じるのだが…]
…来ないわね。聞こえてないのかしら。
そもそも、光っていたし…見えるってことは私たちみたく所謂幽霊になってるわけじゃないとか…。
[ふとカフェを見渡すと…あの発光体が1人の異邦人の頭上で止まっていた。ゆっくり近寄って、こうとだけ言い残す。]
私も、ローレルもここにいるわよ。
今から管理室に行ってみるけど…ついてこない?
[…はたして彼に聞こえているのかな。言葉が届けばいいのだが。]
…さて、そろそろ行ったことない場所に行って遊んでみたいわね。
管理室、とかね。私たちが到底行くことのない場所だし、行ってみようか!
[提案の体を装っているものの、行かない選択肢は私にはなかった。
またローレルの手を引くと、今度は管理室へ。]
[後輩の「助かりました」などという言葉は初めて聞いたかもしれない。
思わずまじまじと彼の顔を見やれば、軍帽を被っていないことにはすぐ気付いたが、会議室の妙な静けさのほうが気にかかり指摘するのはやめておいた。
どうせまたはぐらかされるか、からかわれるかの二択だろう。
その後の戯れ言も適当に流しておくことにする。
続いて飛び込んできたマリエッタに、おかえり、と声をかけると、再びロックを閉めた。
思うことは多々あれど、こちらから手出しをできないことだけははっきりしている。
固唾を飲んで、モニターをじっと見つめていた**]
ああ、そろそろか。
[会議室を目にやりつつ]
大丈夫。
勝てるさ、私を切る事で得られた物は大きかった。
だから、大丈夫。
[もう1人のモノにそう言った]
―会議室―
[一通り遊んでから、この部屋に戻った。気にしても仕方ない、とは言っても、結末は自分の目で見届けるつもりで。]
…どちらに転がっても…これで私たちの中では決着、か。
長かったような、短かったような。
これでバグが生き残ったら、それからどうなるのかしら…
[他人事のように呟いたが、ただ1つだけ揺るがないことがあった。]
…これ以上、こっち側にきてほしくないな。
誰であろうとも。
[そして、天に祈るように、消え入るような声で発した言葉。]
お願い…これで終わって。
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