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― 少し前 ―
[リリはこちらに聞こえるかどうかの声で何かを呟く>>+60。
その時の行為と重ね合わせれば、さすがに何を意味しているのかは想像がついた。
儀式のため必要な事とはいえ、図らずも単なる口接け以上の意味合いを持たせてしまったらしい]
……リリ、体温が上がったのではないか?
いや、不調でないならいいのだが。
[そしてリリの感情変化は、ある意味外見以上に直截に、低温司る神の共感覚通じ伝わっていた。
それを即感情と結びつけられない辺りは、悟られたくないリリにとっては救いだろうか]
むう。やはり、記憶が残らぬ形の方が良かったか……?
[即座に意識を落としていれば、少女が思い悩むこともなかっただろう。
そもそもが従華としての一切を記憶させないための、精神を記憶を縛る呪。
しかしそれを作用させる前に、少女の強さと意志を確かめようとしたことが、仇となったらしい]
今からでも試すか?
狙った記憶を封じられるかは……初めて試す故わからぬが。
[少女からすれば、記憶の有無の問題ではないのかもしれないが**]
[腕の内、眠りに落ちた燭たる従華の様子に微か笑みつつ、戦舞台へと目を転じる]
……この
[紺青が追うは聖蓮の動き。
自身が最上と認めし若狼はどこまで対するか。
戦神としての興味が頭擡げた所にふと届いた、呟き。>>+38
紺青は、ゆるり、氷華へと流れる]
楽しむために、というのは、間違ってはおらぬよ。
目の前だけを見ていた、というのもな。
俺の本質は戦神……
それは、楽しみであり、同時に、俺の意義でもあるが故に。
[氷華の方は敢えて見ず、紡ぐ口調は独り言めく]
だが、それ以上に。
此度はそうせねばならぬ所以があった。
全力を持ってこの闘舞を駆け抜ける事、そして、その先にこれまでとは違うものを見出す事。
……それが、いとしき燭との約のひとつであったからな。
故に、俺は俺の本質を偽らず、全力を持って対した。
まあ、結果的には負けたがな。
[負けた、と紡ぐ口調はさっぱりとして、そこに悔いの色などは全く見られない。**]
[身に受けた傷を治そうと身体は眠りを欲し、蒼月に抱えられたまま少し長めの休息を取るに至る。
蒼月から立ち上る桜の香が身の内の彼の血と共鳴し、癒しを齎して。
緩やかな速度で治癒が進んで行った]
────………
[そんな中、ゆると瞳を開いたのは、蒼月と氷華の会話が一段落してからのこと。
は、と短い息を吐き、緩く視線を周囲に向けた。
どうやら闘舞はまだ続いているらしい。
胸元に視線を落とすと、切り裂かれた合わせの下の傷は止血が為された程度ではあるが、内から治癒が進んでいるようだった。
体力も少しは動けるくらいに回復したよう]
………
[回復の兆しはあるが、まだ睡魔が勝っているのか、今しばらくは微睡んだまま*]
[氷華とのやり取りの後。
戦舞台へと目を転じた魔は、僅かに目を細めた]
……自ら、動いた?
[待ち受けるを主とする聖蓮が、自ら対する者へと向かう態。>>*32
かつて対した時には見えなかったそれに、魔は小さく呟いて]
……さて。
何を、見せてくれるやら。
[零れる呟きは微か、笑みのいろを帯びる。
ゆるく紺青を巡らせたなら、見えるのは刃に対し左腕を自ら差し出す雷華の姿。>>*34]
…………。
相変わらず、楽し気に無茶をする。
[そこは自分も似たようなものではあるが。
あそこまで突き抜けてはできぬもの。
零れる笑みは楽し気で、声音にも微かな熱がこもる]
まったく。
見ているだけで、滾らせてくれるな、あ奴は。
[そんな感想を漏らした後、ふと、腕の内の動きに気が付いて]
……ん、目が覚めたか。
[周囲や、傷の具合を確かめる様子>>+66に小さく呟く。
未だ目覚めきらぬなら、無理に覚醒させる事はしないけれど。*]
[一見してわかる状態>>+71に、は、と一つ息を吐く]
……やれ、まったく。
あまり無防備を晒すな、と言うに。
[そうでなくても傷を負い、自身の血の香に酔いかねない状態。
無理に奪う事はしない、との自戒はあるが、色々と辛いものがあるのは事実で]
……甘えてくるの構わぬが。
他者の目にその可愛らしい姿を晒すのが辛い、と言うのも理解してはもらえぬか?
[冗談めかした口調で囁きつつ、そ、と頬に手を触れる。
桜花の舞で視界を遮る事はできるものの、それでは闘舞の果てを見届ける事が叶わないから。*]
ふぇ?
[頬に触れる感覚がゆるりと意識を引き戻す。
瞳を開き直し、右見て、左見て、上を見て。
蒼月の顔を見てしばし]
っっ!!
[何をしたか理解して、もぞ、と身動ぎをした]
お、降りるわ。
[動けるようにはなったし、と離れんとする*]
[触れる感触に覚醒する様子>>+74に、零れるのは楽し気な笑み。
離れようとする>>+75なら止める事はなく、そ、と包み込んでいた蒼の袖を開く]
とはいえ、未だ消耗はしておろう?
無理なくな。
[ほんの少しだけ真面目なものを織り込んだ言葉を向けた後、魔は鞘に納めた太刀を抜き。
傷の近くに添わせるように、肩に凭れさせた。
そうする事で滲み出る血を太刀へと与えつつ。
紺青は時折、交差する闘舞へと向く。*]
― 少し前 ―
たっ、
[そこまで氷華>>+62は分かるものかと驚く。
口を閉じ、むぅと思案げにしたのち、]
ふ、調ではありませんので、大丈夫です。
[そう伝える。
その後に、氷華が提案した言葉>>+63には暫し沈黙をした。記憶を消すこと、狙った記憶を封じ、生きること。
きっとそれは悪い事では無い。ひとつの選択だ。]
…………いえ。
[緩く首を振る。]
記憶は封じなくて構いません。
それって、無かった事になるんですよね。
私はそんなのは嫌だな、
だって、寒い思いも痛い思いもしたけど、
氷華様との酷いやりとりでも、無かった事にはしたくないって思います。
[巧く言えないながらも、封印する事へは断りを返した。*]
[隣から蒼月を見遣れば、太刀を肩に凭れさせ、その体勢のまま闘舞を見遣ったりしている。
改めて太刀をその位置に置いた意味は、何となく理解した]
塞がなくて良いの?
[こちらも止血程度の治癒までは進んだから、と釘刺しを匂わせる*]
……領域内であればともかく、ここでは癒し自体も緩やかなものとなる。
もうしばし、力を抜いてゆるりとしているといい。
[頬にさす色>>+79には気づいているが、それが逆に可愛らしい、と感じるが故に、敢えてそこをつつく事はなく]
……ん、ああ、もうしばし、な。
桜月にも、血を吸わせてやらねばならぬ故。
[釘刺しは感じ取りつつ、問い>>+80にもさらりとこう返す。
それでも、右腕の噛み痕は既に癒え、肩に受けた牙の後もじわりと塞がってきてはいるのだが。*]
……わかっておるよ。
俺は、約は違えぬ。
そこは、案ずるな。
[頼れ、との言葉>>+82に返すは穏やかな笑みと宣。
それからまた、紺青は戦舞台へと向かい]
……は?
[唐突に聞こえた名を呼ぶ声に>>*39、らしからぬ妙な声が出た]
持って……て、そなたいきなり何をっ!
[言い出すのか、と。
突っ込む余裕は、色々な意味でなく]
やれ、まったく。
傷を癒すくらいは、ゆっくりやらせろというに……!
[文句を言いつつ、右手に開くは薄紅の扇。
打ち振る事で舞う花弁が預けられたものをふわりと包み、宙に止める]
……じじいに無理をさせおって。
[ぼやくように言いながらも、表情はどこか楽し気に。
細められた紺青は、戦槌を手に駆ける緋色の獣を追う。*]
[聞こえた、非常識、という呟き。>>+86
は、と息吐き肩竦めた]
そも、常識で測れるようであれば、『四君子』など名乗る事はできぬよ。
まあ……あ奴は格別というか、別格ではあるが。
[なお、言っている当人は存在の非常識さでは他者の事など全く言えない身である。*]
[項垂れる様子>>+88に、軽く瞬く。
確かに、彼の軍神を相手取り、引く事なく立ち回れた──というのは、『常識』の範疇を大きく超えているのだろうが]
そなたの言う、『常識』の範疇に戻る事はできる故。
……そこは、案ずる事はないぞ?
[しばし悩んで、向けたのはこんな言葉。
それは即ち、自身の干渉の全てを断ち切る、という事ではあるが。
それと望まれるならば、拒む事はない……心算、だった。
一応。*]
……ああ。
力は常に、正しき場にある事で、在るべき態を保てるもの故に、な。
[限定的な返し>>+90には触れる事なく、それだけを返し。
ふる、と首を一度振った後、紺青は再び、戦舞台の上で繰り広げられる交差へと向かう。*]
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