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―2日目・AM7:00・救護室―
[目が覚めるとそこは見慣れない部屋だった。
確か合宿に来ていたはずなのにと記憶を辿って、訓練後の教官とのやりとりを思い出していく。
同時に昔から両親に猫に近づくなと散々咎められたことも。単に彼らが猫を毛嫌いしているのだと思っていたが、状況を整理するのならつまり]
え、猫に触れない体質ってこと……?マジで……?
[あの毛の感触、なんとも至福だったのに。酷い話だ。
つまり自分は倒れてここに運ばれたというのか。部屋を見渡すに救護室といったところだろう。いくつも並んでいるベッドの一つに寝かされている状態だった]
……やべえ。
こんな理由で途中離脱したってバレたら、伯父さんに怒られる……!
[暫し頭を抱えて言い訳を考える時間。設置されたモニターに気付くのはもう少し先か**]
―回想・1日目・PM1:00・第二教場―
トールな。よろしく。
実はさっきの講義の時にダルそうにしてんの見て、話してみてえなって思ってたとこなんだよ。
いやー、声かけて貰えて光栄だわ。
[貴族同士のあれこれに興味がなさすぎて相手の名前を聞いたところでどんな家の出身なのかなんてわかりはしない。だから相手が自分の家に触れてこないことも好都合。むしろ育ちの良さ故かどこか堅苦しさのある面々が多い中で、親しみを感じられる反応が返ってくることが喜ばしかった。
歓談を楽しむことのできる相手に、美味しい料理。充実したランチタイムを過ごせたことだろう**]
―2日目・AM7:00・救護室―
うぉっ寝すぎっ……イッテェ……!
[目が覚めて潔く起床時間のことを思い出し、勢い良く上体を起こしたが頭を鈍痛が襲った。
状況が呑み込めずに暫し頭を押さえベッドで沈黙していたが、やがてじわじわと思い出す。
昨日は羽目を外して飲み過ぎ、潰れてそのまま運ばれて……]
あー……罰ゲームってそういう……
[やられた。自分を救護室に送ったであろう男の顔を思い出し、小さく舌を打ったころ、備え付けられたモニターと、それから自分と同じように寝かされていた人物>>+0に気付いて肩を竦めた]
あーあ、ツイてねえな俺たち……
やっぱ最初の座学でウトウトしてたツケが来たか?
―2日目・AM7:00・救護室―
[別のベッドから聞こえてきた声>>+2に反応して視線を向ければ、そこには昨日親しくなった男の姿があった]
……あー、トールか。お前も体調不良ってやつ?
ツケっつーか、むしろ討伐訓練頑張ったご褒美だったはずなんだけどな。はぁ。
こうなったら仕方ねえ。ここでのんびり過ごすか。
[まだ喉が腫れているのかイガイガするし倦怠感もある。訓練に参加するのが可能な体調でないことを認識すれば、諦めは早かった。一緒に収容されている男が話し相手として退屈しなさそうだという判断も、この状況をあっさり受け入れた理由である]
てかこのモニターなんだ?
[身体を起こしモニターの電源をつける。映し出されたのは館内の様々な施設で、合宿生達の行動も鮮明に捉えられていた]
うわ、監視カメラついてたのかよ!
俺の昨日の行動も全部見られてたっつーこと!?
―2日目・AM7:00・救護室―
あーそう、体調不良ってやつ……
まあ自業自得なんだけどさー。
この調子だとマジで全部監視されてたんじゃん?
軍人としてやってけるか不安になったわ、ちょっと。
[レオンハルトが反応すれば>>+3、へらりと笑ってベッドの上でごろりと転がって頬杖ついてモニタの映像を眺め、館内で各々の生活をする同期たちの様子をぼんやりと眺める]
うわ、どーも。
救護されたのは確かですけど、ほぼ謹慎っすよね……
俺退学とかになんないですか? 大丈夫?
[金髪褐色の青年が訳知り顔で入ってくれば>>*3姿勢を正して座り直し、トホホと困ったような顔を浮かべる。
出て行く様子を眺めてから、置いて行かれた軽食を手に取りまだあまり落ち着いてない胃に入れるために口に含む。
咀嚼しながらレオンハルトに視線を移ろわせれば肩を竦めた]
ここで俺ら何して過ごしてりゃいーんだ?
他のヤツらの観察?
なんかゲームでもしとく? 親善合宿なわけだし。
―2日目・AM7:00・救護室―
[扉の開く音と共に入ってきた男>>*3は、幾度か館内で見掛けたことのある顔だった。服装や物言いからして教官か。
淡々と紡がれる説明にげんなりと眉は下がっていく。横から発された“退学”という言葉>>+4には流石に慌てて]
え。退学は困る。それは怒られるじゃ済まないというか……。
ちゃんとおとなしく謹慎しておくんでそれは勘弁してください!
[そうやって一度は反省の色をみせたものの、教官らしき男が出て行ってからは結局すぐにいつもの調子に戻る。
トールからの誘いにノリノリで返事をして、何か時間を潰せるものはないかと周囲を漁り始めて]
ゲーム!いいな。他の奴ら観察ってのも、盗み見てるみたいでなんか申し訳ねえし。
遊べそうなもの何かあるかなー。なんなら何か賭けてやるか?もしくは罰ゲームありとか。
―2日目・AM7:00・救護室―
とりあえずはまた目付けられないようにここで大人しくしとくとして。
お、チェス盤あったぜー、これでどうよ?
[ベッドから降りて暇を潰せるものはないかと備品をごそごそと漁っていたが、やがて見慣れた格子柄の盤面とコマが収められたケースを見つけ出して相手の前>>+5へ引っ張り出し]
罰ゲーム……は、気が進まねえけど……。
ここにぶち込まれた理由も罰ゲームみてぇなもんだし。
ま、いいよ。軽い奴でなら?
[もちろんチェスは打てるよな?そう言いたげな目線でコマを並べながら上目で相手を見上げ、にやりと笑った]
―2日目・AM7:00・救護室―
お、いいじゃん。頭使うゲームなら見つかっても言い訳しやすそうだし。
そんなに強くねえから、お手柔らかになー?
[差し出されたケースの中の盤面とコマ>>+6を見てにんまりと笑みを返す。
すでにやる気満々で自分もいそいそとコマを並べ始めた。もっぱら弟達相手のお遊びでしかやっていないため、自信はないがルールの把握は問題ないはずだ]
じゃ、まぁありきたりに負けた方が勝った奴の言う事ひとつ聞くーとかでどうだ?合宿中にできそうな範囲のことで……あ、退学になりそうなレベルのはナシな。
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