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なんだいなんだい…………
神様のところへ行けない罰当たりな魂なんてのは、あたしだけで十分なのにさ………
ほんと、浮かばれないよ………
バカな娘だよ、パメラ。あんたって娘は………
ヨアヒムは、災難だったね。
人狼は何が狙いであんたを…………
ただ言えるのは、ゲルトを襲った人狼と………ディーター………ディーターの姿をした人狼…………とじゃ、考え方も目的もちょっと違うんだろうねえ………。
ああ、最初の惨劇は目撃できなかったんだ。
仰々しい現場…………
わざわざ自分たちの存在を見せつけるような…………
100年ぶりの晴れ舞台だって言うのかねえ……ふざけんじゃないよ………。
でも、さっきのディーターからは、そんな雰囲気はまるで感じられなかった。
必要だから殺した………そんなふうに見えるねえ。
………ごめんよヨアヒム。でも、あんたは人狼にとって何かしら厄介者だった……あたしたちには必要な存在だったのかも…………残念だよ。
人狼でもなんでも。
お兄ちゃんはお兄ちゃんよ。
なりかわってたとしても。
お兄ちゃんの一部で、お兄ちゃんは一部なのよ。
[ぽつりと呟く]
……ショーなんて言葉。
使いそうなのはオットーくらいかと思ってたけど。
違うのかしらね、どうかしらね。
[純粋につらつらと言葉を連ねてふっとお兄ちゃんのそばにいく
見えてないんだろうけどね]
お兄ちゃん。
お兄ちゃんはだらしなくて喧嘩っ早くてあたしを独りにさせて寂しくさせてあたしを心配させて、酒臭くてあたしを怒らせて。
……それでも、あたしのことを考えてくれてて。
自慢で大事なお兄ちゃんだったのよ。
なのにどうして。
どうして、人狼になったなら教えてくれなかったの!
あたしがお兄ちゃんを殺すと思ったの?
そんなわけないじゃない!
― 花の意味 ―
[黒薔薇に黒赤色の薔薇に意味はある
死ぬまで恨みます、増悪、恨み、化けて出る
貴方はあくまで私のもの、決して滅びる事のない愛、永遠の愛
さて、少女が遺すのにふさわしいと思うのはなにか
血に濡れた青薔薇に皆は何を思うのか
それは、今の少女にはわからない
ただ、一つ、奇跡はあまり起きないから奇跡なのだ
不可能なものは不可能で夢叶うのは一部なのだ**]
― 2-5 ―
[その瞬間に、やってきたのは妙な浮遊感。]
あ、れ………?
[瞬きとともに瞳が開く。
さっきまでいた部屋。けども、視点の高さがおかしい。
自ずと右手が左胸を抑えるけど、なんともない。
足元にゆっくり視線を落とせば。
ああ、僕だ。
ぽかりと開いた穴。心臓をぶち抜かれたのだろう。
血が飛び散り、辺りを濡らしている。
そして、今の自分は浮いている。]
……なるほど?
そうか、はは……。
[現実主義の青年は、幽霊だって信じてなかったけど。
実際にこうなってしまっては信じるもなにも。
これこそが青年の現実なのだから。]
それにしても憎む、か……。
こういう時にはそれが当たり前だろうに。
……そういう感情も、湧いてくれないんだな。
[憎悪がどういったものかも、知識として理解はしている。
けども、理解してるだけで、*実感は伴わない*]
[以前の自分であれば。
血が通った体を持って現世に生きていた、少し前までの自分であれば。
その正体が何であろうが、一人一人の首根っこを捕まえて説教してやったところだろう。
異常な状況、極限状態だからこそ、その渦中にある一人一人の秘めていた一面が顕になる。
それがみな、自分で自分を傷つける姿に見えて。]
ホント、バカばっかりだよ……………お人好しで…………誰だって自分がかわいいに決まってる………それなのに…………いいや、それだから………?
自分を犠牲にすることに躊躇しないんだ…………。
[どこか諦めたふうに、傍観して呟く。
不確かな存在になった今、かつては存在した心の芯さえも、朧なものとなったのだろうか………………]
ま、僕はその舞台から下ろされた。
後は天国か地獄か……呼ばれるまでは見守るだけ、ですね。
[自分のことなのに、やはり僕は他人事のように捉えてしまう。
だからこそ、憎悪も湧かないんだろう。
そしてそういう部分も含めて、客観的に見れる人物と思われたのかもしれない、と。]
ああ、ジムゾン、やっぱりあんたもそう思うかい(>>94)
あたしと同じ見方だね………(>>+5)
その違いが人狼の正体を知る手がかりとなるのか………
なんにしても、誰が味方かわからないからこそ、全員で話して考えていかなきゃいけない…………
フリーデルの力は確かかもしれないが、一つの希望だけにすがってちゃいけないのさ……………
― 食堂 ―
[やがて、それぞれが青年の自室を立ち去り、青年も一緒に食堂へ。
やはり視線はディーターへと向けられることが多くなる。
観察対象。
人ではない存在が、人をどう欺こうとするのか。]
……しかし、皆僕の事買いかぶりすぎだってば。
僕は誰かを思いやれる感情なんてのがないだけで。
だから……パメラがあんな風にならなきゃ、パメラを処刑するように仕向けようなんて考えてたしね。
殺されたいなんてのも演技じゃないのか、って。
シスターにだってそうだよ。
きっと普通の人なら、あんなものを見たら素直に信じてしまうだろうね。
―――それでも僕は信じきれなかった。
多分、ディーターじゃなきゃ開けなかったかな。
宿の薬箱の傷薬使ってくれ、って追い返した。
けど……まぁ流石に妹亡くしたばかりの人間を追い返すのもね。
慰めれなくても。
もし吐き出したいことがあるなら、聞こうかな、って。
それだけでも、少しは気がまぎれたりするし。
なんせこの状況下だ、変に自棄を起こす人間が増えたら困る。
人狼じゃなく、パニックで殺しあいなんか始まっちゃったら最悪だしね。
……って、言ったところで、神父様には聞こえないんだよね。
[苦笑い。]
― 今は昔 ―
[青年の家は代々薬師で、修道院とも関りが深く、両親は敬虔な信仰者でもあった。
善意の塊。
誰かを助けられる事が喜びそのもの。
そんな両親を見ていたから、同じような振る舞いは身に着いた。
けども、それは空洞で、善意の欠片もなかった。]
[不治の病を鎮痛剤でごまかし続ける老人がいた。
ある日、青年がいつものように鎮痛剤を届けに行けば、
「殺してくれ。」と乞われてしまった。
望まれたなら叶えるのが当然、と鎮痛剤を大量に投与した。
けども長く鎮痛剤を投与する日々が続いたからか、なかなか効かない。
ならばと濡らしたハンカチで老人の口と鼻を覆って殺してあげた。
そのことを両親に伝えたら、烈火のごとく怒鳴られ、青年は家から追い出されてしまった。
青年は今も、なぜ追い出されたのか理解していない。]
[人との付き合いなんて結局はパターンだと。
それでなんとかやってきたのだけども。
だからこそ、オットーのような、いわゆる変人に部類されるタイプは、どうしても苦手意識が*付きまとっていた。*]
― 独り白銀の中で皆を想う ―
[お兄ちゃんがヨアヒムを殺していた、そのずっと後
吐き出して酷いこと言ったなと頭を冷やそうと外で横になっていた]
……むぅ。
[すり抜けて白が積もって視界が塞がれかけた
起き上がって窓から食堂を覗き込む]
レジーナはお母さんとは違うけれど。家庭的じゃなかったけど頼れるいい人だったのよ。
ゲルトは楽天家過ぎだったけど。それでも、カタリナ思いのいい人だったのよ。
シモンはね。ちょっと不器用だけど。よく考えてくれるいい人なのよ。
フリーデルは…もう少し自分に自信を持てばいいのにね。あなたは素敵ないい人なんだから。
ジムゾンはね。ちょっと真面目じゃないし。お兄ちゃんをお酒に誘うのは赦せないけど。それでも、ちゃんとみんなを見て考えてくれるいい人なのよ。
オットーはかっこいいのにね。どうしてみんな避けるのかしら?いつもパンを焼いてくれるいい人なのに。
カタリナ、ごめんね。カタリナはいい人だから…引き止めると思って話せなかったの。
泣かせちゃって、ごめんね。
アルビンはあんまりお話出来なかったけど。あたいがわがまま言った時優しくしてくれたよね。きっと、いい人よ。
ニコラス。ニコラスは…本当によくしてくれた。……あはは、旅の話聞かせてって約束、死ぬ前に思い出してれば…話してくれたかな?
ヤコブはいいお野菜や果実をたくさん作ってくれてたよね。いい人よ?でも、お兄ちゃんに果実酒をあんまり渡さないでほしいなぁ…。
ヨアヒムはあたいが薬のこと聞いた時。ちゃんと説明してくれたよね。いい人だよ。あたいにとっては。
お兄ちゃん。お兄ちゃんはお兄ちゃんよ。
それは変わりないわ。ずっと、これからも。
……ああ、でも。
お兄ちゃんが狼さんなら。
ちょっと触ってみたかったなって。
[冗談をちょっと言ってみて
難しい話をぼんやりと聞いていた*]
お兄ちゃん……。
[静かに怒りたかったけどそれは出来ない
もう、あたいは死んでしまったのだから]
ニコラス…。
[自分の行動、それによって起こる結果
感じてはいたけれど、とふわりとニコラスの部屋へ向かった
ニコラスの最期をちゃんと見ておくために*]
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