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―倉庫へ行く途中―
……おっと。これはこれは。お疲れ様です。
[行く途中の出来事……。
丁度良かった。スタッフの士官が戻ってきたようだ。
助かったぁ、さすがにこれを持つのは大変だからね。
それを任せて自分は元の出店ブースに戻ろうか……そう思った時。]
えっ、まだ何か?
[スタッフの士官が何か紙を取り出してきた。
何だろう、と思いながら紙を手に取り……目を通す。]
……。
…………。
はっ!?
[そこに書かれていたのは、すっきりとした文章が一つあるだけだった。
『臨時対策室へと、至急向かうように』]
場所は、何処……へ?なんじゃこりゃ。
[カークさん以上の無茶振りを見た。
建物、それも
……それができねーから困ってるんだってば。
良く分からん指令だなあ。
[しぶーい顔になる。]
……!
[なにやら、様子がおかしい。そう、俺の知らない所で、意図せずして"外への脱出"が試みられている>>*1らしい。]
……えっ、何だ、こ……。
[ちょっとだけ、嫌な予感がする。
"直感"を頼りに、走っていくと……]
―???―
……いっててて……。
[2度目の顔面強打を経験し、ちょっと涙目のカレル。
一体、此処は何処だ……?]
ここ、どこだー?
[情けない声が漏れる。]
― エレベーター前通路 ―
はい、お願いします。
[元より判断を仰ごうと思っての発言だった為、ミリアムの意見>>2:131に異論が出ようはずがない。
メレディス>>2:123と同じく万全を期すならと考えての提案だったが、言われてみれば不確実なルートに分散するよりも確実な道を選ぶ利の方が高いだろう。
階段で行こうという言葉>>2:137に了承を返したミリアムと、先行するカーク・メレディスに続く形で歩き始めて]
ジーベル伍長、ありがとうございます。
[この基地内部に不慣れな自分を気にかけてくれているのだろう、急ぎ足ながら歩幅を合わせてくれているミリアムに気付き礼を述べる。
少し先を歩く二人の会話は、ミリアム同様気付くことはなかった]
― 地下階段方面へ ―
それって…誰が外に出ることになるかも解らないってこと、ですよね。
[事態の対処が出来る人ばかりが外に出されてしまったりしたらどうしよう、という不安は若干微妙な形で的中するとは知らず]
[間近の空間が、歪み広がったように感じた刹那。
その歪みが、自身の身体を飲み込んで。
次に気付いた時には、自分の傍にいたはずのカーク達の姿はどこにも無く。
バイパスに飲み込まれたのだ、と理解はした、が]
…………俺かよ…
[よりにもよって真っ先に自分が外に出てしまうなんて、と落胆した声を落とした**]
― イベント会場外・対策本部 ―
……そうですか……やはり、一筋縄では行ってくれぬようですね。
[届いた報告に、珍しくも漏れるのは嘆息。>>*3]
こちらでも、出来得る限り波長の調整と解析を進めます。
不安はあるでしょうが、任務の方は続行を。
……負担をかけて申し訳ないが、頼みます。
[何せ、今は人手が足りない。
外から内に介入を仕掛けるにしても色々と難しいのが現状なのだ]
……単なる電磁波……ではなく。
特殊な生体電波が含まれている可能性も視野に入れるべきですか。
……何れにしても、『元』になったものとの接触ができなければ、完全な解決は難しい……か。
[とにかく、相手が未知過ぎる。
未知、というだけなら、様々なものに接しては来たが、それらは皆本星ないし、近い星系に由来するもの。
今回は、未知の度合いの桁が違うらしい……とは、別口からの連絡で受けていた]
(……それでも、目先だけ見て動かぬ机上の識者どもよりはマシですが)
[それ、比較対象おかしいです]
ん?
どうかしましたか?
[追加報告、と前置かれた呼びかけ>>*4に、意識をそちらへ向ける。
伝えられた内容に、しばし、言葉を失い]
……わかりました。
バイパスの状況からして、どこに出たかは不明、なのですね。
パーヴェル君はこちらで保護するよう、手配します。
…………あなたも、十分に気を付けて。
[さて、これは本格的に厄介な、と思いながらもこう返し。
電磁波を調査している特務部隊の隊員に通信を入れ、隔離空間内から出てきた者がいたなら、すぐにこちらに連れてくるように、との指示を出した後──]
…………。
[ふと、すぐ傍に気配を感じた。
馴染んでいるが、違う気配。
視線を向けた先にいたのは]
……何故、ここにいるのかな?
[問いかけに、茶色のもふもふはなにかしらー? といわんばかりにこて、と首を傾いで見せた。**]
― イベント会場外・対策本部 ―
全く何も気を付けないよりは、マシなものですよ?
[気を付けてどうにかなることであれば、というミリアム>>*5に返す声音は軽いもの。
それでも、コントロールを試みる、という彼女に、無理はなく、と告げる時は穏やかで。
通信が切れると、は、と短く息を吐き]
[増殖分身と言えど、己の基礎を作った者は理解ができたのか、他に理由があるのか。
伸ばした手は、いつの間にかそこにいた兎の頭の上にぽふりと落ちる]
……ふむ。
さすがに、オリジナルではないようですね。
しかし、ここまで見事な複製をできるとは……。
[茶色のもふもふを撫でながら、廻るのは未知の存在に対する思案。
ともあれ、それは一先ず振り切って]
……出てきた各位には、こちらでも捕獲を手伝ってもらう用ですか、これは。
[視界の隅をぴょこぴょこしている、複数のもふの姿に。
ぽつり、ともれたのはこんな呟きだった。*]
[シグルド・ミリアムとの通信のお陰で現状に対するパニックは起きなかった。
その代わりに落ち込みは半端なかった訳だが、何時までも引き摺っていられない]
…こっちに来ちまったもんはしょーがねぇ。
ファルケンマイヤー大尉と連絡とって、こちらから中への干渉の手伝いを…ん?
[通信を送って大尉に連絡を、と思った矢先自分の名を呼ぶ声に気付いた。
返事をし、合流した声の主から大尉の指示を受け迎えにきた>>+14と告げられそのまま連れられていくことになった。
自分と同じくバイパスを通ってこちらに移動してきたカレルとは、大尉の元で顔を合わせることとなるだろうか**]
[訳の分からない通路をあっちこっちと移動する。
どうも、会場じゃないというのは一発で分かる。]
……。
[一つの部屋に辿り着き、ドアを開ける。
そこには、予想だにしない人がいた。]
……シグルド、さん……。
[え?これ、どういうことだ?
一瞬、パニックに陥る。]
……。
…………。
[沈黙のまま、数秒、十数秒と時間が経過する。
突然の状況に理解が追いつかず、逃避するように周りを見渡す。
この状況を、この建物の内装を。
考える時間だけが経過していく。]
……あの。
ここ、何処ですか?
[訊きたいことは山程あれど、口に出すのは、月並みな質問。]
― イベント会場・対策本部 ―
[不意に開いたドアにおや、と思いつつ振り返る。
目に入ったのは、覚えある姿で]
おや?
君は、確か……。
ここは、突発事変への対策本部……ですよ。
[何故ここに、と。
問い返す前に返したのは、投げられた疑問への端的な回答だった]
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