565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
多くの善意に助けられて生きてこられた。
それなのに善意に報いることが出来ず、
人狼騒動RPGである以上は既定路線だったとは言え、
村の仲に不和を生じさせてしまったことが心苦しい
―――と自分の中に残っているあの村のゲルトの
想いが訴えかけてくる
……なんて言ったらレト先生は笑いますか？
[ 我ながらひどく曖昧な質問をしたものだと思う。
レトの言外の意に気付いたわけではなかったが、
その一端を感じて思わず訊ねてしまった。 ]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
―レトとの会話：疑似的死について―
[ 余計な心配をさせないようにと明るく話したが、
彼の声には落胆或いは悔恨の念が
含まれているように感じた >>+98>>+100]
そう気を落とさないでください。
地球星の古代ヨーロッパ地域における生活を
体験してみようという触れ込みのみで、
人狼騒動であることが秘されていたのなら
違ったかもしれませんが、
そういうゲームであることを承知の上で
応募して参加したのです。
まあ、本当に死ぬ思いをして、
事実あのゲーム内での僕は死んだ訳ですが。
それも含めてそういうものだと
少なくとも此方側の僕はそう思っていますから。
[ だから気にしないでと付け加える。
あの死の苦痛を進んで味わいたいかと問われれば
流石に首を横に振るが、
それ以上の得難い経験があったのも事実だから。 ]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
―レトとの会話：予言について―
[ 何か思うところがあるのか鋭い目つきで考えこむ様子に
慌てて付け加える。>>+104>>+105]
あくまで村のゲルトがそう感じただけですよ？
それにあの村での伝承は
『金狼が乗って来た船』に
『双頭の狼の紋様が描かれていた』
とは伝えられていますが、
『金狼自身が双頭の狼だった』
という伝承はないですから。
むしろ金狼も双頭の狼だったら、
最初からそう書くと思いませんか？
わざわざ船に双頭の狼の紋様が～と伝承に残す辺り、
金狼は双頭ではなかった可能性もあるのではないかなと。
双頭の狼の紋様の船に乗っている時点で
『双頭の狼』と『金狼』のは関係性あるとは思いますが。
金狼が双頭ではないと仮定すると
双頭の金獣の王>>0:1208は少し表現としては変だなと今は思います。
『双頭の狼』の王が『金狼』なら、
金獣の双頭の王と呼ぶべきですよね。
[なお、神聖ロム・レム王国のことは何も考えていない。]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
―レトとの会話：再ログインについて―
[ 経過観察の判断に>>+102>>+107>>+108
頷いていたところに
飛び出た再度ログインも可能>>+102との
言葉に思わず声が出た。]
ログインして、いいのですか！
[それはもう嬉しそうな声だったと思う。]
なんか僕の周りバグ多かったみたいで、
またログインしてバグが見つかったら
申し訳ないなって思っていて。
僕はデバッカーとしての素質あるみたいで。
[ そう半分冗談を告げる。
ゲーム内で一度殺されたのに、
その空間に戻れることを喜ぶ姿は奇妙に映るかもと
少し過った。
目覚めて以降、村の事を想うと胸が痛くなるので、
自分の中の村のゲルトが薄れる前に
再度村に戻りたい気持ちが自分の中で
高まってきていたのだ。]
【見】 【墓】 楽天家 ゲルト
後でログインさせて頂きますね。
[ そう言いつつちらりと投影されている
ホログラム・ヴィジョンに視線を移す ]
おそらくログインしたら、
村人ゲルトが嘆いたり悩んだりするとは思いますが、
此方の僕はそれも覚悟しているので、
安心してください。
[村の自分が何を想うか想像が付いているため
過度に心配させぬようそう告げた。*]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
─船/現在/ルージュ介抱（シルキー・アリスバック）─
[コストさんより無事衝立を届けて貰い、>>+156
ルージュさんに中で処置を受けないか促す。>>+136
コストさんの中の
ドクター＝ヒーローゲージが上昇したとは>>+156
その時気付けていなかったけど。]
嘔吐患者処置治療形態、感染症対策版。
徽章衛生装置起動、
[医療従事資格徽章より>>+133
徽章型衛生装置を発動し、自身から半径3m内を対象に
自身含めた領域の衛生・清浄。
清潔・不浄エリアの隔離
その後命令から自動的に判断したのかドロイドが
フードとサージカルガウン、ゴーグル、マスク
感染症対策セットを持参したので
清潔エリアにて着替えた直後のこと。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
ありがとうございます！シルキーさん！
シルキーさんも処置後は直ちに
衛生装置をくぐってくださいね！
各エリアのどこかか、客室にあれば
客室のやつでも大丈夫ですから！
[水を持って来てくれたシルキーさんに礼を言い、
処置後に衛生装置をくぐるよう忘れずに告げる。
>>+154]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
他に必要なものですか……
うーーーーん……
[仮に衣服が汚損していたとしても、
女性医療スタッフに頼んで
第一・第二エリアのショップから
一旦検診衣を購入して貰えば仮の着替えは出来る筈。
（現に医務室直行用のポンチョタイプを頼んである）
下着類も女性医療スタッフに頼むか
自力で何とかするのか、着替えがあるなら
いずれにせよ対処することで済みそうだ。
着替え自体も医務室で1人か
女性医療スタッフ同伴で何とかなると思うし。
奇跡的に衣服の汚損は無いかもしれないが、
感染症の可能性も考慮するなら必要になるか。
どちらにせよ本人の希望を聞きつつ、だな。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
いえ、後はもう女性医療スタッフを呼んで
医務室か客室待機か、それ以外か。
容体とご本人の希望を伺ってから
搬送という段階なのでもう大丈夫ですよ。
水、ありがとうございました。
後は我々にお任せください。
[申し出に厚く礼を述べ、>>+154
彼女が立ち去るようであれば衝立越しではあるが
「シルキーさんも無理はせず」と
声を掛けて見送ることだろう。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
[処置に向き合う最中、ふと思い出したのは
シルキーさんには見せた素と本音。>>0:758
自分の原点であり、過去。
産業医でも軍属でも無かった頃の、昔話。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
─回想/倒れた後のこと─
いやいやいやいやいやいや、粘っている内に
予想外の襲撃に遭ってゲームーオーバーとか、
限界見極めてうっかりといったケースは
考慮外なんですか！？
[またまた素でのツッコミを返した後>>0:358
可笑しくなって笑えば>>0:333
相手も釣られたのか気付けば一緒に微笑んで。
医者が偉いとか堅苦しいというイメージを
払拭したい自分にとって
その印象は何よりの褒め言葉だ。
ただ、その時は知れなかったのだけど。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
[いい「夢」を持って、素直に耳を傾けられる。
それでいて粘るところは変な部分で
粘ろうとする面白い子。
今思えば、絆されたってやつか。
シルキーさんだから自分は普段言わぬ過去も、
胸の本音も曝け出せたんだろうなあ。>>0:361]
目標ねえ、あったなあ、ありましたよ。
今思えば幼稚ですっごく笑われそうな。
[くすくすと昔を慈しみながら微笑む。
そして一つ、息を吸うと、冗談めいた声とは裏腹に
寂寥を携えてたった一言。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
一度目のきっかけは、両親の死です。
22年前……2人は突如何者かに殺害されました。
目の前で、一瞬のことでした。
父は直ぐに息を引き取りましたが、
母はまだ意識があったんです。
今だから分かる事ですが適切な治療を受ければ
確実に助かっていたでしょう。
[もしそうであれば、
今の道は歩まなかったかもしれないけれど]
ですが、応急処置の知識が無かった私は
出来ることを施さぬまま血濡れの母を担ぎ、
山猫種族の足で走って一時間の隣村へ
月夜の夜、医者を頼りに駆けました。
ですが……母はもう、息をしていませんでした。
[腕の中で徐々に冷たくなる体。
自分の選択が愚かだと言われれば
何も言い返せない、その通りだろうから。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
二度目は医学校時代のことです。
両親を殺した者は、
精神を操られていたことを知りました。
しかも同じように近しい者が精神を操られたり、
操られた者に殺された誰かがいる者が
同期には何人か集まっていたのです。
私達は精神を操られた者は
どうやって操られるのか、
何故操られる者が何人も出るのか。
どうすれば操られた者を元に戻せるのか。
[冷凍睡眠装置で眠る操られた者達と再会する為、
空を見る為と臨床と鍛錬の合間に研究を重ねる日々。
自分も両親を殺した者と渡り合える強さと、
救える命を掬う為に必要な全てを叩き込もうとした。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
操られる人を二度と出さない為、
操られた大切な人達を元に戻す為。
彼らも私も暗中模索の日々でしたが、
どうやらそれを邪魔に思う者がいましてね……。
[それが、地獄の始まりだった。]
ある日、演習中の道中で教員と下級生、
上級生と同期の何人かが突如同時に操られ、
私達を殺そうと襲いかかりました。
しかも巧妙に操られていない振りをし、
騙し討ちのような真似までして。
しかし突如訪れた吹雪のおかげで
動きが弱ったところを何とか無力化出来ました。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
ですが……真夏の山岳に訪れた突然の猛吹雪。
異常気象に操られなかった私達も
徐々に体力奪われ、衰弱していきました。
特に操られた者達に襲われ瀕死の者、
寒さに弱い種族等は殊更に。
[しかも吹雪でいつ救援が来るか分からない。
物資にも限りがある。]
普段であれば救えた命でも、トリアージの結果
見殺しにしなくてはいけなくなる。
[心を殺して操られた者や瀕死の友に黒を切った。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
結果、救援到着後操られた者は冷凍睡眠。
死亡者は遺族の元へ。生存者は甚大な事情聴取後
それぞれの道を歩んでいるのでしょう。
[自分は強靭な種族特性で命を永らえた、それだけだ。]
私は、
誰かを治せる医者であると同時に、
いざという時体を張って立ち向かえる医者として。
治すこと、助けることに対し
諦めの悪い医者で在りたかった。
だからこそ学びたいことが多かった。
身に付けたいことが多かった。
それが焦りや嫉妬に繋がり……ご覧の様です。
[結果自らの寿命を縮めたことに対する自嘲も込めて、
長い昔話を申し訳なく思いつつも息を吐く。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
で、私がどういう風に折り合いつけたか
でしたっけ？>>0:361
実を言いますとねえ……倒れた直後は懲りても
少し動けるようになった瞬間、
まーったく懲りなかったんですよ！
[あっけらかんと冗談めかして笑い話にしようと
努めて明るい声色を目指した。]
もうこんなところで倒れてる暇ねえ！って
少しでも動けるようになった途端
ベッドから起き上がろうとして
指導医に怒鳴りつけられる日々でしたから。
[だから起きるな！こんなことしてたら死ぬぞ！！って
何度もなんども脅されたっけか。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
起き上がるなと言われてるのに
起き上がろうとしたある日。
突然上半身が動いて「やった、いける！」と
思ったらベッドから転落して
そのまま息出来なくなっちゃって。
心臓の鼓動は早いわ喉はヒューヒュー言うわで、
「あっ、これが“死”なんだな」って気付いた瞬間
急激に意識が遠のいて体が冷えていくんですよ。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
でも案外体は苦しくないものだから、
抗えずに意識を委ねかけたところで……
────心臓が、動いたんです。
ドクンと、心肺蘇生復活後の一撃みたいに。
そのまま心臓から体の末端までが
ポカポカと温まって、意識もハッキリし始めて。
どうにか首だけ擡げ始めたところへ
ゴン！と頭上に何かが落ちてきたんです。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
それは、同期の写真立てでした。
もうこの世にいない奴らや
冷凍睡眠で眠ってる奴ら。
噫、奴らが助けてくれたんかな。
奴らが心臓動かして
最後にゲンコツ入れてったんかな。
……そう思うともう、ダメでした。
見られてんかなーって思うと
一気に限界が来て、ダメでした。
[人に初めて明かした己の側面。
「あいつらが、まだ生きろと言ったみたいで」
当時の鼓動を、温かさを思い出したら
無意識に涙が伝い、零れ落ちる。
ゼラト・ゲームズ社の社員に対し
初めて見せた“弱さ”だった。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
ま、結論を言えば
「嘗ての同期に生かされたから」ですかね。
[「だからもう、無茶出来ないんですよ」と、
アイツらに叱られて懲りました、と
当時は答えたのだったっけな。
だからこの世で秘密を知るのは唯1人。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
─船/ルージュ介抱（アリスバック）─
[シルキーさんや>>+155アリスバックさんが>>+173
ドロイドへの口調から何かを読み取られたのは
今はまだ知らぬこと。
勿論紋章の件で気が立っていたのも正解だ。
だがそれ以上に緊急時はしっかりしなくてはという
精神が無意識に働いているのもある。
言い換えれば取り繕えなくなってるとも言う。
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
[ドロイドに示した徽章は>>+174
その通り担当医も同じ徽章を身に付けていた。
10年前、自分も研修医の証として
モチーフに下線が引かれていたが、同じく。
思いを馳せられたことにまでは
考えが至らないが>>+174
白衣の下に隠したもう一つの徽章に対する
うまい隠れ蓑となったのは確かかもしれない。
もしいつか、これを晒す時が来たら────]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
（…………?）
[さて、ル・ウルタール関連について>>+179
山猫の耳から出身であることは知れてしまった。
本人がそれを望まぬとは知らないままで
さて、落ち着いて診察をと思った、矢先だった。]
（────！）
[彼女のことを此方に任せてくれたこと。
人を遠ざけようとしてくれたのか？>>+179
言わせて欲しい言葉は、仕込みで影響を受けた自分には
（ルージュさんは分からないが>>+180）
経緯がどうあれ歯に絹着せぬような物言いをする
キッパリとした感じの意見の女性は嫌いじゃなかった。]
【見】 【墓】 医師/御用聞き レト
……ありがとう、ございます。
[八つ当たりみたいなものとは知らねど、>>+180
女の言動が此方を庇ってくれたように聞こえ、
ぽつりと小声で礼を告げる。
届かなかったかも知れない、
それならそれで構わない。
いつかの機会に言えたら言おう。
言葉に同意しつつ、処置の準備をし
心の中でも礼を告げた一幕だった]**
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