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― ??? ―
……やっぱり、天界からの干渉、か。
[翡翠ヶ淵で状況の解析がされている頃。
違う角度からの解析をしていた始まりの騎竜師はは、と小さく息を吐いていた]
なんというか……融通効かないよね、ホント。
いや、対極の魔界が自由すぎるからなのかも知れないけれど。
[天界の使徒の役目引き継ぐ『破邪神角』は過保護と判じていたが、こちらの見解は違う。
厳しすぎるが故に、少しの乱れも許せない潔癖さ。
それが過剰な干渉として現れた、とみていた]
本当に、そう考えると。
……相当絆されてくれてたんだよなあ、あのひとは。
[同時、過るのは。
自身が駆けた時代に、天界の使徒として降臨していたひとの事]
『……あれは仕方ないと思う。だって……』
[ぼやくような呟きに、傍らの聖銀竜がぼそ、と突っ込む]
ん、わかってる。
……にいさん、だからねぇ。
[途中で途切れた言葉の先を嘆息と共に吐き出して。
始まりの騎竜師は改めて意識を風龍峡へと向けた]
さて、ヴァイス。
恐らくあれ、鎮めるのにもう一騒動起きるだろうから。
それが、時流の乱れに乗らないように、抑えに行くよ。
『……やっぱり、行くのー?』
仕方ないだろ、ティアはこないだの修復で手一杯なんだから。
それに……。
『それに?』
……お前だって、久しぶりに飛びたいだろ?
最後の頃には、四玉には入れなくなってたから……あの場所の風も、結局ほとんど感じられなかったし。
『…………まぁ…………ね』
[にっこり笑っての言葉に。
聖銀竜はどこか罰悪そうに視線を彷徨わせた。**]
あちらも動いていらっしゃるようですし、余り時間はかかりそうにないですね。
怒られぬように、帰り道は敷いておきましょうか。
[ 万一、帰り道に迷わせでもしたら、怒るのは送り込んだ男ではなく、帰りを待つ彼の剣の方である。
一歩間違えば、そちらの方が大災害になるだろう。** ]
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