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おんや…あー、まあ、そうなるよな。
[ 本部の側で「取材」を続けていた男は、エンジニア達の方へ突撃していく上官の姿に苦笑を零す。 ]
ま、これも大概想定内でしょ。
[ こんな場所にメレディスを引っ張り出せば、当然こうなる。
件の腹黒鬼畜眼鏡、と、呼ばれた相手が、それを予測していないわけがない、と、男は結局、傍観に徹することにした。** ]
[メレディスとの会話の後は、端末を使い大会本部へと連絡を入れる。
原因不明の現象の正体については明かさず、ゲームと並行してプログラムの監視を行うことを告げた。
シェットラントの場合、身体を動かさずとも端末の操作が可能であるため、ゲームに参加しながら作業が可能だ]
随時データをそっちにも送るから、何か気付いたら教えて頂戴。
[とは言え、ゲームをしながら全てを見ることは難しいため、監視の一端を開発メンバーにも頼む。
大体がツールでの監視となるが、人の目で気付くこともあるだろう]
[いつものように蟀谷にシートを貼り、自分の視界に電脳世界を広げる。
ここにVR映像も重なるため、とても煩雑な視界になるが、もはや慣れたものだった。
状況に応じて視界の片隅に置いたりする操作も出来るため、常時不便というわけでもない]
監視ツール立ち上げ、同期、接続OK。
[電脳世界に現れたのは、シェットラントがいつも使用する電脳内のアバター『Unknown』。
男性とも女性ともつかない青いコートを纏ったそれに、監視ツールの役目を負わせた。
VR画面と同期してプログラムを可視化し、異常部分を探すと言う寸法だ。
これらの映像は開発メンバーの下にも送られることになる]
……お名前聞くの忘れちゃった。
後でまた質問とかしてみたかったのに。
[緊張してたり、恥ずかしかったりでウッカリ。相手は名乗ろうとしないこちらに合わせてくれていたのかもしれない。
ションボリと肩を落としたが]
あ、そだ。アバターで見つかるかな?
リアルに似せてる人も多いって言ってたし。
[そう思いついて、復活。
そうは現実甘くないと知らぬまま、見学しやすそうな場所を探すために歩き始めた**]
へえ、さすが『神拳』ってとこですか。
[ 男は楽しげにゲーム内映像を観覧しつつ、会場をうろついている。途中、途中で、スタッフや見学者に取材して回っている風を装っているが、その実、それとなく挙動不審者や、違和感のあるスタッフが居ないかを探っていた。
実のところ、それは別に『任務』には入っていないのだが念のため、と言うやつだ。多分、この動きも、上司には想定内だろう。 ]
あれ?
[ そんな中、見たことのある少女…もとい少年の姿を見つけた。>>+7 ]
ローレル?一人で来たのか?
[ 物慣れない様子に、ちょっと心配になって声をかける。
彼に出会ったのは、まだ軍復帰前だったし、普段は階級名で呼ばないでくれと言ってあるから、周囲から見ても不自然ではない筈だ。 ]
見学するなら、特等席に案内するぜ。
[ 事情を聞けば、そう請け負ってプレス専用のエリアへ誘う。
以前もトラブルに巻き込まれて難儀した少年を、万一の事態のために保護下に置いておこうという意識が働くのは、人情としては無理もなしといったところだ。** ]
― 電脳世界 ―
[データの転送は”Unkwon”を介して行われている。
かつて電脳世界でドンパチした相手なのだから、白猫も見覚えがあるはずだ]
(にゃはー♪じゃないわよこのやろう)
[こんちくしょう、と思いはしたが、その感情までは転送されなかった**]
[会場モニターで見られることは見られるのだが、小柄なため時々視線が通らなくなったり。知識不足もあってどこを見ると良いのかも分からず、フラフラしていると名前を呼ばれた>>+9]
あっ、カークさん!
[良いことも悪いこと(?)もよく教えてくれる相手の登場に、大喜びで駆け寄る]
うん。誘ってくれた子が今日になって来れなくなっちゃって。でもぼく、このゲームはまだ始めてなくて……
えっ?特等席!?
[ついでに仕事の邪魔にならない範囲で解説など貰えるたら、超特等席間違いなし。誘いに目を輝かせてコクコク頷き、素直に後をついて行った**]
そうか、そりゃ心細くもなるなあ。
[ 初心者一人で、結構コアなこのイベント会場で過ごすのは、色々と疲れそうだと、ローレルの事情を聞けば、男も同情の視線になる。>>+11 ]
ゲームのことなら俺も少しは教えてやれるし、この席ならナンパ避けにもなるから丁度いいだろ。
[ ナンパされるのは、無論ローレル想定である。このオトコノコ可愛らしい外見が過ぎるのだ。 ]
ああ、俺も仕事は仕事なんだけどな、ま、本格的に働くのは、もうちょっと後だから。
[ 気にせず楽しもうぜ、と、お気楽に笑う。目の前では、丁度地竜が、緋の拳に沈んだ場面が映し出されている。 ]
おー。開始早々派手に暴れてんなー。
[ 楽しそうで何より、なんて、感想が、どこぞのお姉さまと、ほぼ同じなのはまあ、これも仕様と言ったところ。** ]
今攻撃が外れたみたいに見えたけど、あれが『海霧』ってギミックの効果な。
ランダムで攻撃やスキルが無効化されるっていう面倒なやつ。
こういうのんびり綺麗そうな見た目のステージに、ああいう仕掛けがあるあたり、運営もいい性格してるよ。
[ ローレルにゲーム内の現象を説明しながら、皮肉っぽい意見もちくちくと混ぜるあたりが、この男である。 ]
でもま、簡単なだけより面白いよな。ほら、こういうステージだから、助け合っての連携プレイとか決まるとかっこいいだろ?
[ それでも初心者のやる気を削いではいけない、と、一応フォローもしておいた。* ]
でも、こんな楽しそうな大会でもお仕事かあ。
ご苦労様です。
[改めて一度、ペコリと頭を下げて。
『楽しもうぜ』との言葉に『うん!』と頷いて観戦する。
様々なエフェクトを伴った多彩な攻撃に歓声をあげ、皆を支える天使に見惚れたりetc......
見事地竜が倒された時には、少々興奮気味に拍手を送った]
あ、うん。それは確かに。
綺麗につながると、見てても楽しいし、PLさんたちも気持ちよさそう!
[そんな顔もフォローが入ればすぐに消えるが。
コロコロ表情を変えながら、ワクワク ハラハラ ドキドキ とモニターを見つめている**]
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