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[瞬く気配を経て、返る答え。>>=15 >>=16
言わんとする所は伝わった、とは引き締まった気配からも伺えた]
……て、ぉぃ。
[自分じゃあるまいし、と。
ぬけぬけと言われて、声が僅かに低くなる。
その後にさらりと告げられた言葉>>=17に、数拍、沈黙が落ちた]
……おまそれ、さらっと言うか!?
[前に自分も似たような事をやっているのは完全横に蹴っ飛ばして、突っ込みを入れる]
あー……ったく!
わかったよ、全速でかっ飛ばす!
[大人しくできる状況でないのは察しがつく。
ならば自分に出来る事をと。
割り切る以外に、選択肢はなかった。*]
あいつに、なんの非があるわけでもない。
俺だって、あのころはもう現状に不満もなかった。
けどな……いざ目の当たりにするとな…
だから俺は、あいつを素直な目で見ることができない。
自分の弱さだとわかっているが、
駄目なものは駄目だ。
事後申告のテッドよりはマシじゃない?
[突っ込む声>>=19に笑う気配を乗せながら軽口で返して]
うん、急いで来てね。
[やはり軽い口調で短く返した]
───── 本当はさ、
[ダンクラードの話を聞きながらぽつりと零す]
少し嬉しかったんだよね。
ダンが生きてて、王であることを忘れてなくて。
父上を討たれてしまったけど……
多分、父上は覚悟してただろうから。
[だから彼を怨む気持ちはあまりない]
父上はこの日が来るのを見越して、
土台作りを急いだんじゃないかな、って思ってるんだ。
急ぎすぎて、手が届かない場所も出来てしまったけど。
……私がウェストマールで見てきたことが確かなら、
独立の可能性は0じゃない。
でも、今じゃないんだ。
[これまで誰にも明かして来なかった心情を意識の海に零して、オクタヴィアスはダンクラードへと意識を移した]
[駆けだす直前の軽口>>=20に、こんにゃろう、と思ったのは赦されろ。
というのはさておき。
辿りついた先、交わされる言葉を聞く最中に届いた呟き>>=21に、小さく息吐く気配を落とした]
……ああ、そーだな。
[覚悟を、という言葉に小さく同意する。
伯が覚悟をしていた、というのは薄らと感じていた。
自ら討伐に出る、と宣した時の様子は、何かを内に秘めているように見えたから]
……独立の可能性が……0じゃない?
[思わぬ言葉>>=22に、声音に滲むのは驚き。
今じゃない、と。
はきと言い放たれた言葉の意味は、その場で問う事はしない。
今、彼が向かうべきは眼前の猛き焔と理解しているから]
民の声を聞こうという姿勢は立派だがな。
聞いたうえで、
それはだめだ、おまえが変われ、では
納得のいくわけもないだろう。
あいつは、オクタヴィアスはもっと語るべきだ、
と思うんだがな。
聞けばいいというものでもないだろう。
全ての人間の言葉など聞いていたら、中途半端なものしか出来上がりはしない。
聞いたうえで取捨選択するなら、納得できるだけのものを示すべきじゃないのか?
王国に隷従を続けるなら、ラモーラルにもはや興味はない。
どこか別の土地に、新しいラモーラルの種を蒔くさ。
誇りだけで王国の攻撃を凌げはしないことは、俺もわかっている。
俺は、誇りが護れるならば国が滅んでも構わないと思っている。
───思っていた。
だが、ラモーラルを未来に繋ぐためには、
それではだめなのだろう。
おまえたちも安心して寝ていられないだろうしな。
未来を示せるのは、あいつだと思っている。
ラモーラルを安定させ、未来へ続けていくには、
あいつの力が必要だ。
……けどな。
あいつがあくまでも王国に従うことを選択するなら、手を取り合う気は無いぞ。
そこを譲れば、俺が立った意味がなくなる。
……もしそうなったら、おまえたちの願いを叶えられなくなるな。
そのときは、───許せ。
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