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とりあえず生きて帰る。
[言葉少なくラートリーに通信を返す。だがその短い言葉こそが、こちらの状況を伝えるものとなったか。]
…… ジーク殿 、 すまない ……
退け は したが 倒れ そ う だ ……
[名を呼ばれていたことを思い出し、ジーク殿に対して声を返す。
声はどうしても弱々しくなる。
命の源は、未だ止まっていないのだから]
あー…と、アリーセ拾った。
俺もアリーセも怪我してっから一旦戻る。
[青空の元、友軍へと向けて告げる声はどこか楽しげだっただろう。]
[目まぐるしく変わった状況。綱渡り状態であった攻めの綱は切れたようだが、まだ敗北ではない。敗北とは心折れて死んだときだ。
まだ折れてないものが空よりアリーセを回収したという。だからこそ]
おう、さっさと帰れ。けが人がいても邪魔だ。
[徒の傭兵は空を走る同僚>>~1にあっさりと告げる]
[ 聞こえた声>>=0の弱々しさに、ぎり、と拳を握る ]
すぐに行く…もうしばらく、待っていてくれ、フロイライン。
は……無事に、決まってんだろ。
暁紅は、引いた……
どうなってんだ?
[できるだけ、常と変わらぬ調子を維持しようとするものの。
痛みが声を掠れされるのは、止めようがない]
― 通信 ―
……、…………
わか っ た
[>>~0>>~1その言葉が示す状況は、決して優勢な物ではないのだろう。
ただ。上空でその声を聴く身は既に、しがみ付く気力のみが支えていて。仲間の声に、ふと、笑みを浮かべた*]
[ 判っていたことであっても、レトの声が返ると>>=3安堵に張りつめた気が僅かに緩む ]
そうか…こちらはフロイラインが負傷した。…機を見て撤退する。
[ ファミーユの負傷だけを理由に撤退を告げることを、レトは不思議とは思わない筈だと確信していた ]
森へと撤退している。
[孤立状態で残されていた傭兵はラートリーやコンラート。マリエッタやウェルシュにも届いているかはわからないが、現状を伝える]
後はただの消耗戦だろ。あちらさんはそろそろ退くようだ。こっちも他の部隊長に進言し退いたらどうだ?
[こちらはラートリーへと。その言が届いたかはわからないが、未だ空にありてその存在を示す騎竜師がいるのが認められれば素直に退くことも考えるか否か。
進言したラートリーの印象がよくなればいい。ジークムントの死なせたくないといった相手が生き延びればいい。そんな感情もないことはないが、それを進言に混ぜることはしない]
後退した陣地の位置がわかったら教えてくれ。
森まで後退したらこちらは一旦休止をとって後で合流できるようになったら合流する。
[休息。けが人の治療。それら諸々が必要な処置はあるためどうせすぐには動けない。
最悪こっちはこっちで野営するからラートリーもコンラートもアリーセも、自分の体治すのに集中しとけ
[素っ気なくこちらのことは気にするなと言い置いて、通信を切った*]
[ 通信に戻った返事の中に、彼は、まだ眠っていたはずの少女の声を聞いた>>=9 ]
キアラか?
こっちだ!フロイラインが負傷した。
頼む…!
[ 短く端折られた言葉は、少女に確かにその意を伝えただろう ]
はい。もう大丈夫です。
[確認>>=10へと応える声には羽ばたき音が重なって。
そちらに向かっている最中だと知れただろう]
……きこえる?
明日の、夜。
…迎えにきて、くれる?
[回線は開かれたまま。
名前も、何処にいる、とも言わず。
ただ問う声を、通信に乗せて]
知ってたか? 実はファミルって本当はファミーユって名前のおじょうさんだったんだ。
[まあこんな風に。無論ジークムントだけにこっそりと]
で、結局リーゼは返してもらえるのか?
[上空のレトに、残る懸念事項を問うてから、
すまなそうに、声の調子を弱める]
手を貸すって言ったよな、あれは―――、
……いや、たぶんだいじょうぶ。
なんとかなればなんとかする。
……ん。
どんな形になるかはわかんねぇけど、それは大丈夫。
[対峙の空で、重ねられた問い。
こちらの意志と想いは、刃と言霊持って示した]
……信じた、から。
[その交差の果てに向けられた言葉を疑う事はなく。
短く言いきる声は、静かなもの]
っても、どんな形になっても、迎えには行くけどな。
[待ってる、とは言ったが、じっとしてる事などできぬ。
あっさりと言いきる口調は常のもの]
って、なんとかなればなんとかする、ってなんだよそれ?
[ずっと離れて戦っていたから、シュテルンの状態は把握できてなどおらず。
問いかける声は、どこか惚けたもの]
ま、とりあえず今はここから引く事。
細かい事は、戻ってからにしよーぜ?
ああ、その…俺は前から知ってたんだ。
すまん。
[ 告げて小さく謝罪を紡ぐのは、ファミーユの意を尊重してのことだったとはいえ、共謀して仲間を騙していたような結果になった事に改めて気付いたからだった* ]
だーいじょうぶ、「騙されたっ!」なんて言うつもりないから。
でも、知ってて
[結局別の方向で詰め寄るのだった*]
……遅ぇよ、っとに。
……わかった、必ず、行く。
[ぽつりと。
落ちるのは、呟くような、でも、確たる意志を込めた、応え]
レト。
そろそろ行くから、準備しててね?
[送る通信は、待っていてくれると確信したもの。
通信は切らぬまま、又従姉と友人へと視線を向け]
……準備はいいけど。
お前、一体どうやって……。
[出て来るつもりなんだよ、と。
言いかけた問いは、微かに漏れ聞こえた声と、響く風の音に、途切れ]
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