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アイゼンシュタイン少尉。
司令部の方まで来て欲しい。
[通信傍受への警戒>>39は確かにあった。
ただ、この通信が齎すアドバンテージを切り捨てるには、被害も大きくなりすぎていた。
集合とは言わずに呼んだが、ここで話さないこと=会議となる可能性が大きいことは、傍受されていれば簡単に気づける範囲であったかもしれない**]
――こちら、アイゼンシュタイン少尉。
了解致しました。
ただちにそちらへ向かいます。
[>>*0 何の要件か…など、余計なことは返さない。
最低限、必要な返答だけを通信で返してきた。*]
[何かにあたったような、こつんという音。不意に通信機から伝わる音が大きくなる。
まるで、何かの事故でスイッチが動いたかのように…]
それでは、このローズクォーツの通信機や、公国側に配備された盗聴器の数々は、
ギリアン・ラムスドルフ氏が配置されたものなのですね。
あの方も気の毒でしたね。
ラムスドルフの公国側縁者に妻と義理の両親を惨殺されて…
単身、諜報活動に入られている精神力には感服します。
彼のもたらした情報は、今までも…これからも…必ず、帝国側の勝利に役に立ってくれると確信しております。
……おや、申し訳ない。
うっかり通信出力が上がったままになっていましたか。
こんな内容を傍受されては大変です。
以後、気をつけます。
[何かを弄る音。音量は急に小さくなり、今まで通りの音の拾い方に戻っていた。]
レナト…大尉……
二人…いまからそっちにいくので、お願い……
[短い通信をその先へと送る。
言葉の様子から、なにかおかしいことは伝わっただろうか、
向こうからの応答も聞こえてきた気がしたが、それ以上の言葉は再度吐き出した血で続けることはできなかった]
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