人狼物語−薔薇の下国


525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜

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【鳴】 王国軍参謀 ギィ

[ それぞれに個室をあてがわれているが、世話係のベリアンとは続き部屋になっていて、消灯時間後も廊下に出ることなく行き来できた。]


 ようやく、『諸王伝』の筆写が一段落した。


[ まだインクの香りも新しい羊皮紙を持ったまま、今日、書庫に籠もっていた成果を報告する。]


 その中の一節に、こんな物語を見つけたぞ。
 

(=1) 2019/11/06(Wed) 21:39:30

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

 
 ──昔、ある森に、神が手慰みに創造して捨てた化物が住み着いた。
 近隣の村人たちは化け物を恐れ、土地をおさめる藩主…領主のことだな…に訴え出た。
 民の陳情を聞いて藩主は森へ出かけ、化物と取っ組み合いをはじめる。
 6夜を経て互いの力を認めるに至った両者は意気投合し、藩主は化物を居城へ連れ帰った。
 風呂に入れてやると、なんと、化け物の皮が脱げて、中から勇壮な男が現れたのだ。
 人の姿となった化け物は藩主のもと、知識と礼儀を身に付け、両者は力をあわせて国を発展させたという。
 二人の友情はいまも語り伝えられている──


 なんだか、我々に似ていると思わないか?
 あの日、君が涙で魂の扉を開けなければ、自分はきっと人になれなかった。
 

(=2) 2019/11/06(Wed) 21:45:24

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

[ そんな話を枕に、本題を切り出す。]


 …グラウコス家から、戻って来いと言われているんだって?
 

(=3) 2019/11/06(Wed) 21:46:26

【赤】 元首 カナン


 分かられ過ぎていて涙が出るな。

[怪我の経緯を言い当てられて返すコエは唇を尖らせているような色を纏う。認めたくないが言い返せないということろ。
やれやれと首筋に当てた手が銀鎖に触れた。
先祖伝来の武具を手入れすることもなかった代わりに磨いてきたそれは、今も滑らかな輝きを保っている。

あのとき掴まれた手にこれが乗せられたとき、親父の護符は完成したのだ。きっと。]

(*0) 2019/11/06(Wed) 22:02:18

【赤】 元首 カナン

[あの時、おとなしく手当をして休んで、翌朝自分と同じくらいあざだらけのリトスと顔を合わせた時には、思わず怒鳴っていた。
なぜ俺を連れていかなかったんだ、と。

彼がどうしてそんな傷を作ってきたかは聞かなくてもわかったし、彼を一人で行かせた自分の鈍さには腹が立っていた。
腹いせに染みる薬草をたっぷり塗ってやったら、同じことを返されたのも記憶に残っている。]

(*1) 2019/11/06(Wed) 22:02:43

【赤】 元首 カナン


 俺たちにはカーマルグの富が必要だ。

[一見脈絡なく、ぼそりとコエを落とす。

貧しいゼファーには、軍から落伍したものを養う余裕はない。
それを作るのが先決だ、といつか話したことがある。]

 ここが、第一歩なんだ。

[元首の地位に上り詰めて、最初の会戦。
それがこの後の全てを決めるだろうと感じていた。*]

(*2) 2019/11/06(Wed) 22:03:20

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン

─ 過去 ─


 どうした。

[>>=0ギィが消灯を過ぎても構わず入ってくるのは慣れたものだが。
 その理由は時に応じて様々だったが、今日は朝から籠り切りだった書庫での成果報告のようで]


 確かに似ているっちゃ似ているか。
 初めて会った時のお前は、得体が知れなかったからな。

 手慰みって所だけなら俺の方が化け物の立場だが。


[軽く笑いながら、>>=1ギィの言葉に頷きを返す。
 吐き捨てるような物言いすらしない所で、家へと感情を抱くことすら好まないと透けて見えるかもしれないが]

(=4) 2019/11/06(Wed) 22:21:39

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン



 あぁ。
 義母殿のお気持ちが、ようやっと整ったようでな。


 思えばあの人も気の毒な人だ。
 あの男の身勝手に振り回されて、子を望んでも与えられず。

 夫と似ても似つかない、夫の血を受け継ぐ俺を世話せねばならんのだからな。


[一度会ったきり、形式上では母親とされる女の事を言う時だけは。
 たしかな憐憫を忍ばせた、苦笑を零した*]

(=5) 2019/11/06(Wed) 22:22:00

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

─ 過去 ─ =4

[ ベリアンが神殿へ送り込まれた理由は、とうに耳に入っていたが、当人の資質とはまったく関係ないところで憎愛劇に巻き込まれて邪険に追いやられた、というのが妥当だろう。
だが、それをベリアンは「神殿に保護された」とみなしているようであった。

今も、幼い彼をそんな目にあわせた義母のことを、憐みを持って語るのが、ベリアンという人間なのだ。]


 君はどうして、そんな気の回し方ができるのだろう。


[ しみじみと呟いた。]

(=6) 2019/11/06(Wed) 22:50:26

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

 
 別に、家に帰ってやりたいことがあるわけでもないんだろう?
 ここに残るという気持ちはないのか?
 

[ 要するに、一緒に居たいと訴えてみる。*]

(=7) 2019/11/06(Wed) 22:53:00

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

[ そして、カナンのコエ ]

ああ、カナン。
その通りだ。

俺達は、勝たなければならない。

いや、必ず、勝つ。

[ 何をもって勝利とするのか。それを心に問い直しながら、想いは揺れる事なく、誓いを重ねる。 ]

(*3) 2019/11/06(Wed) 23:37:17

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン

─ 過去 ─

[己の境遇は傍から見れば厄介払いでしかないだろう。
 その上で今更呼び戻すなんてのが身勝手だと思うのは、当然の感情だとを理解はしている。

 >>=6目の前の友が納得いかないだろうとも、問わずとも伝わってはいるのだが]


 ただの事実の羅列だから、気回しではないな。


 おふくろも義母殿も、誰が悪い訳でもない。

 男の身勝手に振り回された、それだけの話だ。

[どう考えても己の生母は弱い立場だった。
 身分の高い男からの寵愛を拒むことも出来なければ、子を産まない事も、手元に残すことも選ばせてはもらえなかった。

 義母だって、自分で子を産みたかったはずだ。
 明確に産めぬ年になって、ようやく受け入れる他無くなっただけだろう]

(=8) 2019/11/06(Wed) 23:40:42

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン

 家に帰ってやりたいことか。


 以前は無かったが、気が変わった。

[>>=7ギィからの問いかけに、前を見たままに笑みを変える。
 確かに神殿にきたばかりの頃は何も望みは無かった。
 神殿で得られるものを得たら出奔でもしてやろう位の気でいたけれど]
 お前がただのティノスであったなら、俺もメランで居ただろうけれど。

 この神殿から一歩外に出れば、お前は王族、俺はただの異国の血を持つガキだ。
 お前の側にいることは出来るかもしれないが、今のように近くは在れない。

[そう言って、目の前の友を瞳に映し]

(=9) 2019/11/06(Wed) 23:41:48

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン


 だから、俺は地位を手に入れたい。
 王族の側に在り、意見をしても不敬ではない高さまで。

 それを俺が手に入れるには、あの家に入るのが一番手っ取り早い。


 だからな、ギィ。

 お前という翼が自由に羽搏く未来の為に、俺は一足先に此処から自由になろうと思う。

[この答えで、己の想いは友にも伝わろうか*]

(=10) 2019/11/06(Wed) 23:44:35

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

─ 過去 ─ =8

[ ベリアンが語った未来戦略を聞いて、動悸がおさまらない。]


 君は、 ああ…  まったく、もう


[ 胸に抱え込んで、髪の毛をくしゃくしゃにしてやろうか。
それくらい、我慢ならず高揚していた。]

(=11) 2019/11/07(Thu) 00:27:46

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

 
 自分は、ずっと神殿に引きこもって暮らしていられればいいと思っていた。

 
[ 兵役があるから、そうもいかないのだろうし、外での自分の立場は、ここでのようなものではない。
けれど、ベリアンが、足元を固めて待っているのなら、大丈夫だと確信できた。]


 君はふたたび、ぼくを新しい世界へ連れてゆくらしい。


[ 楽しみでならない。]

(=12) 2019/11/07(Thu) 00:32:24

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

 
 明日は、新しく建築する礼拝堂の礎石を配置する。
 君も手伝え。


[ その礎石のどこかに、ティノスとメランの名を並べて刻もうと考えていた。

二人がここに生きた証と、そして、この地を去っても魂が離れることはないという宣誓だ。*]

(=13) 2019/11/07(Thu) 00:33:31

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン

― 過去 ―

 なんだ。

 ここから出たらそれまでのつもりだったか?

[>>=11何か云いたげな顔に、この先も共にあると思っていたのは自分だけかと過ったが。
 続いた言葉に、ギィの目が外に向いていなかったことを知らされた。

 それに浮かべたのは、柔らかな苦笑]

 お前こそ此処には留まれまいよ。

 お前の望む望まないに関わらず、周りが放っていてくれない。
 女神の加護を受けし者、だからな。

[その信憑性など構いもすまい。
 友の見目、能力ともに神殿で腐らせるのを許すほどこの国が無能とは思わない]

(=14) 2019/11/07(Thu) 00:47:18

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン


 新しい世界に連れて行くのはお互いに、だな。

 お前の翼を支える俺を、お前の翼が運んでくれる。
 そうだろう?

[そう言って笑うと、続いた言葉に頷きを返して]


 なんなりと。

[外に出ればきっとこうなろう、と。
恭しく頭を垂れて応じてみせた*] 

(=15) 2019/11/07(Thu) 00:55:40

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

やはり、並みの虎ではなさそうだ。

[ 囁くコエは、どこか楽しげに響く** ]

(*4) 2019/11/07(Thu) 02:23:04

【赤】 元首 カナン


 王国は炎好きかな?

[獰猛な笑みの気配を漂わせてコエが通る。
困難を前にしている時の癖だ。]

 お前も楽しんでるようじゃないか。
 虎の肚の内、引きずり出してやれよ。

[刃を交わせば見えることもある。
神前試合に臨んでいるらしき彼が、かの女神の寵児からなにを引き出してくるのか。期待していよう。]

(*5) 2019/11/07(Thu) 11:00:40

【赤】 元首 カナン


 カーマルグを獲ようとも、常に侵略を警戒せねばならず、耕す者もいないとなれば、ただの荷物だ。
 俺はもう少し、富を作り出すものたちを知らねばならんな。

[我が政敵が神意の体現者と語らうならば、己は地の恵みを呼び覚ます者達の声を聞こう。
力と刃をもって。]

(*6) 2019/11/07(Thu) 11:02:24

【鳴】 王国軍参謀 ギィ

 
  ──…っ う!


[ わずかに声が漏れた。]

(=16) 2019/11/07(Thu) 22:13:08

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

[ 炎という言葉を聞けば、反射のように好敵手の顔が脳裏に浮かぶ。
今、浮かぶその表情は、簡単には食えぬ獲物を前に、その困難を前菜とする如く、牙を剥く肉食獣の笑み。 ]

火計か?お前の方こそ、随分と愉しそうだが。

[ 返すコエに、案じる色は無い。自身が炎には負けぬと思う以上に、彼が、易々と火に呑まれる事は有りえないと知っている。 ]

火傷には、あの薬草はだいぶ染みそうだな。

[ それでも、ぼそりと呟いたのは、怪我を増やすなと言った先刻のやりとりの繰り返しのようなもの。
何しろ、相手は無茶無謀を専売特許と任じて憚らない男だ。忠告も脅しも、やり過ぎくらいでもまだ足りない。 ]

(*7) 2019/11/07(Thu) 22:21:08

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

アレが肚に抱えているのは、一物どころではなさそうだがな。

[ 女神の寵児の肚の内を引き出せというカナンの言葉には、肩竦めるような反応を送る。]

だが、確かに俺もまだ、王国の理を知らん。
知れるかどうか、試してみるさ。

[ 地に生きる者の声を、その心を、カナンが聞こうと言うのなら、天の加護を謳う者の理を問おう。

その答えを得た時、掴むべき勝利の形がきっと見える。 ]

(*8) 2019/11/07(Thu) 22:22:30

【赤】 元首 カナン

 うぇ…

[薬草の話で、明らかに嫌そうな空気を漂わせた。
大抵の痛みには慣れっこになっているが、あれは、なんというか、別格だ。
嫌なことを持ち出してきやがる、と思っていたのもつかの間、好敵手の言葉に同意を送る。]


 相手の理を知るには、踏み込むしかないだろうな。
 ああ。期待している。


[任せたと、背を預けるように言葉を置いた。
互いがそれぞれ得たものが、互いの力になると知っている。
これまでも、これからもだ。*]

(*9) 2019/11/07(Thu) 22:42:04

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

取り敢えずは、一本先取だ。

[ 短く報告を送り、薬草の話に呻いた相手に喉を鳴らす。 ]

そもそも、最初に、あれを持ち出したのはお前だからな?

[ まさか、一人で殴り込んだ事に怒って、一番染みる薬を探し出して来るとは思わなかった。

しかし、染みるのも一番だが、効果も一番の薬だったのは確かで、以来、その薬草は「いざというときのために」男の懐に常備されている。 ]

(*10) 2019/11/07(Thu) 23:53:14

【赤】 ゼファー軍 将軍 バルタザール

ああ。

[ 何の躊躇いもなく、期待している、と預けられる信に、また胸の底の熱が灯る。 ]

当然だ。

[ 見つめる先は一つだと、重なる鼓動だけが知っている。 ]

(*11) 2019/11/07(Thu) 23:53:45

【赤】 元首 カナン


 は。もちろん、そうでなくてはな。

[報告に返すのは単純な賞賛ではないが、喜んでいるのはコエの調子で丸わかりだろう。]

 あれは…あの時はお前が悪かったんだろうが。
 俺のいないところで、あんな喧嘩をされたら当然だろう?

[この話になると未だに文句が出てしまうのは、お互いの"当然"が違うからなのだろう。
どちらにしても、あのあと「ことあるごとに」薬草が出てくるようになったのは、ある意味誤算だった。]

(*12) 2019/11/08(Fri) 00:58:55

【鳴】 王国軍指揮官 ベリアン



    ──── ギィ。


[漏れ聞こえた声、それに続くものなど無かったけれど。

 ただ一言、名のみを呼んだ。
 己の居ない所で、落ちるなと告げるように**]

(=17) 2019/11/08(Fri) 02:11:09

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生存者 (4)

カナン
57回 残15637pt(8)
ギィ
42回 残17565pt(8)
ベリアンと一緒オフ
バルタザール
33回 残15978pt(8)
平原
ベリアン
22回 残17152pt(8)
王国軍野営地オフ

犠牲者 (2)

(2d)
0回 残20000pt(8)
カレル(5d)
35回 残16304pt(8)

処刑者 (4)

セルウィン(3d)
0回 残18323pt(8)
平原オフ
ミヒャエル(4d)
0回 残19444pt(8)
フェリクス(5d)
4回 残18606pt(8)
平原オフ
ナイジェル(6d)
8回 残19503pt(8)

突然死者 (0)

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