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[成し遂げた後、道化師は同胞らに声を送る]
お見事です。
しかしその様子だと……イースもだいぶ消耗したでしょうか。
タイガは素直なのかそうじゃないのかどっちかにしてください。
遠慮なく頂きますよ。
[イースに余力がないのならば、魔力の委譲は遠慮して。
タイガに対しては軽口を向けて笑う]
[ぽんっ、とタイガの傍にパタパタ動くねこじゃらしが現れていた]
城が限界ですね。
ひとまず降りましょうか。
[『始原の秩序』が消えた後、崩壊の予兆を見せる城に気付いて同胞らに呼びかける。
魔王は翼を生み出す余力を残していただろうか。
飛べぬならばタイガが乗騎となるだろうが、それによりイースが乗れぬとなれば双頭翼狼に乗せることは出来る。
地上に降りるには問題無いと判断していた**]
我の血は汝の血
我の肉は汝の肉
我の骨は汝の骨
世界の泥濘たる獣の名において その力に満ちよ
[唱える詠唱は、己の力を仮面に注ぐもの。
普段滅多に使わぬ魔術体系は獣独自の。
爪先から紫紺が染みて、封蝋ように肉球を仮面へ捺しつけた。*]
[魔王から魔力を貰う前。
タイガから委譲してもらう時の、ねこじゃらしを払う様子>>*3に小さく笑う]
感謝しますよ。
回復するにも、一定の魔力がなければ効率が悪くt《ぶにっ》
[詠唱の最中>>*4に向けた言葉は、編み上げられた紫紺の魔力と共に捺し付けられた肉球によって遮られた。
仮面に染み込むように魔力が吸い込まれていく*]
ほんっとに。
あったま来るくらいに、半端ねぇよなぁ。
[地上への帰還の最中、ふと、呟きを落とす]
歪みもねぇし、ブレもねぇ。
どこまで自分の意志、貫ききりやがって。
[続くのは、ほぼ言いがかりとしか言えない言葉。
それに続いて落ちるのは、嘆息めいた息、ひとつ]
……でも、さ。
そんな相手だから、こそ。
俺は、誤魔化しも小手先技も使いたく、ねぇ。
自分の意志と、ここに集った『想い』、偽らねぇでぶつかりてぇ。
……あっちにゃあっちの、大事なもの、なくせないもの、護りたいものがあってさ。
俺たちにも、やっぱり、大事なもの、なくせないもの、護りたいものがある。
今って、そこがかち合ってるって感じ、なんだよな?
[確かめるような言葉をひとつ、落とした後。
勇者はしばし、思考に沈んで]
……大事なものは大事なもので、それを譲ったり諦めたりする必要はない。
でも、そのために、相手にとって大事な何かを否定する必要って……ない、よな。
でも、ないんだけど、それってずっと、色んなとこで続いてた。
……そういうのから生じた『想い』とか、さ。
結構、残ってんだよな、
[それは、『始原の秩序』との戦いの中、剣との共鳴が深まる事で触れられた古い記憶]
んで、それって、ものすっげー痛くて、重くて……こんなの生み出しながら戦って。
仮にそれで勝ったって、痛いのが続くだけで終わんねぇ。
……ま、そうは言っても魔王はあの調子だし。
こんな理屈、ぐだぐだごねたって、聞いちゃくれねぇと思うから。
だから、もう一回、ぶつかる。
でも、それはあっちを滅ぼすとか、否定するためじゃなくて。
向こうにこっちを認めさせて、こっちも向こうを認めるために。
俺が、旅の中でみんなに託された気持ちを全力ぶつけに行きてぇ。
その先、どうなるかは、まあ。
ぜんっぜん、わかんねぇけど。
俺の遠い御先祖が、魔王と戦って、それでも、『滅ぼさなかった』事には、ちゃんと、意味があると思うから。
ただ、魔王だから、脅かされてるから、って理由だけでは戦いたくねぇ、って。
今、思ってる。
限りなく、お前らしい猪突猛進な方針だな。
[ 聞こえてきたクロートの考えに、返すのは呆れたような言葉だが、その声音に拒絶の響きはない ]
まあ、好きにしろ。
俺はお前に、負ける気がないのなら、文句はない。
[ 背負った想いの中には、魔王を滅ぼせと願う声も多くあるだろう、けれど、クロートは、その怨嗟の重さよりも、大きな何かを、きっと、見つけたのだ。
ならば、最後まで ]
……それ、どーゆー意味だ。
[そんな思いから始まった思考、それに対して返された言葉>>=4に、最初に飛んだのは突っ込みだった]
てか、負けるために喧嘩売る奴なんか、ふっつーにいねぇだろーが。
[ぶつけたいものは、押し通したい意志でもある。
だから、負けるつもりはない、という決意を滲ませた声で返して]
…………届いた、ぜ。
俺の、みんなの、『想い』。
その、上で。
向こうの『想い』も、きっちり、受け取った。
[ぽつり、と。
通信魔法の内には声が零れて落ちる。
そこに誇らしげな響きがある事は、隠しようもない事だった。**]
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